簡単すぐできる! オトナのおやつ♪ ハーブのポップコーンを作ろう

ハーブの持つ独特な香りは、お料理に活用することができます。ハーブが入ると味に深みが出て、いつもの料理をぐっと新鮮なものに変えてくれ、なんだかお料理上手になった気がしてしまうほど。風味付けの他、肉や魚の臭みを消してくれる作用もあり、使わないなんてもったいない♪ 今回は超簡単にできちゃう! ハーブのポップコーンの作り方をご紹介します。
目次
ハーブってなに?
「ハーブ」という言葉が日常的に使われるようになりましたが、意味をご存じでしょうか? ハーブとは、生活に役立つ香りのある植物を指す言葉です。菌が繁殖するのを抑える抗菌作用や、消化を促進する作用、体の中の毒素を排出する利尿作用など、それぞれのハーブには特有の作用があり、私たちは、飲んだり食べたりすることで、その恩恵を取り入れることができるのです。
また、ハーブと聞くと、なんとなく海外からやってきたおしゃれで新しい植物…というイメージがありますが、その歴史は古く、人類は植物と共に進化してきました。にんにく、しそ、しょうがなど、薬味として日本人に馴染み深いものも、立派なハーブ! 意識をしなくても、じつは日頃口にしていることも多いのですよ。
ハーブは単品使いをするのではなく、数種類を混ぜて使おう
それでは、早速ハーブのポップコーンを作っていきましょう。今回用意したハーブはこちらです。

写真左から、コモンタイム、オレガノ、カーリーミント、ローズマリー、レモンバーム。今回はこの5種類をブレンドします。じつはハーブは種類をいろいろ混ぜて使うことで、相乗効果が生まれるをご存じでしょうか? ただでさえ香りが強いハーブなのに、混ぜるとケンカしそう…と心配になりますが、じつは混ぜると角が取れて、マイルドになります。複数種用意できない場合は、2~3種類でもOK。ローズマリーだけ、単品使いではないほうがおすすめです。
*妊娠中の方の利用は控えめにしてください。
ハーブを乾燥させてみよう! 上手に乾燥させるには?
ポップコーンの場合、生葉のままだと口に入れた時に違和感があるので、生葉を収穫し、2~3日乾燥させましょう。

ハーブを上手に乾燥させるコツは、なるべく短時間でかカラッと乾かすこと。私はサーキュレーターや扇風機の風に当てて乾燥させます。
ハーブの命は香り! 長時間だらだら干していると、芳香成分がどんどん揮発して無くなっていきます。よい状態で保存できると、その後お料理などに使った際に、しっかり香りが楽しめますので、ぜひ意識してみてください。
ハーブを料理に使う時のコツは「適量」を見極めること

乾燥させると、こんな感じになります。生葉の時の量と比べるとすごく少なくなってしまいますね。ハーブを料理に使用する時のよくある失敗として「適量を間違える」というのが挙げられます。これは、ハーブをあらかじめ乾燥させたドライの状態で使うのか、生葉のままフレッシュな状態で使うのかで、「適量」が変わってくるのです。
例えば、ハーブティーを入れるのに必要な量は、生葉では手のひらいっぱいの量が適量。一方、乾燥した葉の場合は、ティースプーン1杯程度が適量。というように、生葉かドライかで適量は変わってきますし、ハーブによって香りの強さやクセが違い、ほんの1gでも目立つものもあれば、5g入れてもそこまで分からないものもあります。ですから、少量から試し、お好みで足すことから始めてみてくださいね。
ドライハーブは使いたいときにすぐ使えて便利!

しっかり乾燥させた葉は、手で押すとパリパリとちぎれて細かくなります。枝は取り除き、葉だけを使用しましょう。もし細かくしにくい状態なら、ミルミキサーやハサミを使って、小さく粉砕しておきます。たくさん収穫できた場合は、この状態にして密閉容器に入れて保存しておきましょう。ドライハーブがあると、使いたいときにすぐ使えてとても便利! おすすめのハーブ活用方法です。
ハーブのポップコーンの作り方
ハーブの準備ができたら、ポップコーンを作りましょう。
【材料】
- ポップコーンの素 50g *スーパーに売っています。
- サラダ油 大さじ2~3
- 乾燥ハーブ 2g
- 岩塩 適量
- 蓋付きの鍋
【作り方】
1. 鍋にサラダ油とポップコーンを入れ、ポップコーン全体に油をよく馴染ませます。

2. 鍋の蓋をして、中火で炒ります。
ポンポンとポップコーンがはじける音がしてきても鍋をゆすり続け、音がしなくなったら火を止めます。蓋を開けてみると…

できていました!
3. 鍋の中にハーブと岩塩を入れ、よく混ぜたら、器にあけてお召し上がりください。

ハーブがあれば、簡単にできるオトナのおやつ。ぜひお試しくださいね!
Credit
写真&文 / 堀久恵 - 花音-kanon- 代表 -

ほり・ひさえ/ガーデンセラピーナビゲーター。一般社団法人日本ガーデンセラピー協会専門講師。
生花店勤務を経て、ガーデンデザイン・ハーブ・アロマセラピー等を学び、起業。植物のある暮らしを通じて、病気になりにくい身体を作り健康寿命を延ばすことを目指した「ガーデンセラピー」に特化した講座の企画運営と庭作りを得意とする。埼玉県熊谷市の『花音の森』にて、日々植物に囲まれ、ガーデンセラピーを実践中。
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