フラワーショップ「Bear(ベア)」の熊坂英明が届ける、花の最旬ニュース。花市場で出合った旬の花からセレクトした、珍しかったりおもしろかったりする花やグリーン、実ものを、独自の視点で語り、紡ぎ、ブーケやアレンジで紹介していきます。
目次
トロピカルフラワーとは
主に熱帯や亜熱帯地域に生育する植物で
ラン類のほかアンスリウムなど
さまざまなものがある
今年も日本は連日猛暑で
もはや日本は熱帯地域なのでは?
と思ってしまうほどだ
こうも暑いと温度に敏感な花は
急いで開いてしまうし
蒸散も多くなり元気が無くなって
お花がもたないから
しばらく買うの休もうかなぁなんて
お客様も思ってしまう
そこでトロピカルフラワーの出番!
そこそこ暑さにも強く
南国イメージで夏にもぴったり
品種によって手頃なものもあるから
気軽にチャレンジしてほしい
バラとかガーベラやユリのことは
少し忘れて思い切って南国イメージに
モカラ‘サンセット’
ランというと高価なイメージがあるが
モカラやデンファレなどは比較的安い
イエローやオレンジの品種は
夏のイメージに合いやすく
何かあると安心
モカラ‘サンセット’は黄色い花に
スポットという赤い点々がある
スポットはある品種とない品種があり
これの入り方や大きさで
だいぶ印象が変わる
自分の好みはスポットが
無いものか小さいものが好き
今回は開店のお祝いに
カウンターに置いてもらうように
シンプルでキャッチーな感じで制作
一緒に使っているのは
ネフロレピス‘スコッティ’
スコッチシダと呼ばれるシダの仲間
葉が立体的でモコっとしてる
美味しそうな色のグリーンで
爽やかな印象に
暑いところの花だからといって
ほったらかしはNG
やはりお花たちはきれいな水が
大好きなので汚れてくる前に
交換するのが大事
ヌルヌルしてたらきれいに
洗ってあげましょう
茎の色が変色していたら
きれいな色の部分までカットして
長いものとは別に飾ってあげよう
ちょっとした気遣いで
花たちは綺麗でいてくれる
Credit
熊坂英明
『ベア(Bear)』主宰。1997年より家業の生花店(東京・方南町)を継ぎ、短期渡欧や独学でヨーロピアンデザインを学ぶ。色、香り、形などで本質を感じる“花”をコンセプトに、多種多彩な花を品よく紡ぐスタイルが人気。黒と茶でまとめられたシックでスタイリッシュなショップには、同じ花でも季節によって産地を使い分ける、こだわりの花が並ぶ。ウエディングやディスプレイなども手掛けるほか、旬のおすすめ花を本サイトで発信中。
http://www.fs-bear.com
https://www.instagram.com/bearflower_scape
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