毎月、今が見頃を迎える花や収穫期の果物などにフォーカスし、その力を閉じ込めた優秀コスメを美容ライターの徳永幸子さんがご紹介していく連載『旬花秀粧(しゅんかしゅうしょう)』。今月は、7月から9月にかけて花を咲かせるミントを使ったコスメを紹介します。どのアイテムも猛暑も心地よく過ごせるひんやりとした使い心地が特徴です。
目次
1本でパサつく髪もしっとりするん! 熊本産オーガニックミント配合でひんやり爽やかな使い心地 クィーン「uruotte ナチュラルシャンプー ミント&シトラス」
15年前、「人はもちろん自然にもやさしく、シンプルなケアで、家族みんなで使えるものを」という想いのもと誕生した、植物のパワーを生かしたナチュラル&オーガニックシャンプー『uruotte』。
99%植物由来、ノンシリコンで肌にも環境にもやさしい原料。
100%天然精油をブレンドした五感を満たす香り。
そして名前の通り、パサついた髪も潤ってしっとりまとまる仕上がり。
その上質さで、誕生以来堅実にファンを増やしてきたロングセラーシャンプーです。
さらにこのシャンプーがすごいのが、リンスいらずの2in1処方で水を節約できるところ。
節水をすると下水処理場や浄水場などで使われる電気が減りCO2を削減できるため、地球温暖化防止や自然環境の保全につながります。
まだSDGsやサスティナブルといった言葉が今より注目されていなかったころから、自然を汚さないことを目指して作られた、ステキすぎるシャンプーなんです。
そんな『uruotte』の夏季限定品が、スースーとした清涼感が心地いい「ミント&シトラス」。
ミント、ティーツリー、パルマローザ、マンダリン、グレープフルーツ、ゼラニウムの6種の天然精油がブレンドされ、その爽やかでリラクシーな香りは、髪と一緒に心までメンテナンスしてくれるよう。
熊本県あさぎり町で有機栽培されたミントのエキスが夏のべたつく地肌をスッキリ洗い上げ、お米由来のダメージ補修成分がクセやうねりをスルンとまとまる髪へ導きます。
「本当に1本で本当に大丈夫?」は杞憂でした
一般的に、ノンシリコンシャンプーは髪がきしむ印象。またアミノ酸系やオーガニック系シャンプーは泡立ちがイマイチなうえに、トリートメントを併用してもぱさつくものも多いですよね。
だから『uruotte』が1本でOKと言われても「本当?」と半信半疑でした。そう、実際に使ってみるまでは……。
本当に、疑ってすいませんでした!(土下座)
泡立ちは文句なし、ふわもこの泡がしっかりできます。またノンシリコンだと思えないくらい指通りもなめらかで、洗い流した瞬間毛先までつるん。
また、ミントのひんやりとした使い心地もやみつきになる心地よさ。こんなに優しい成分で作られていて、この使用感は本当にすごい!
1本でケアが完了するから時短にもなるし、コンディショナーいらずでコスパも◎。使うことで環境問題にも貢献できるといいことづくしのuruotte。一度使えば、手放せなくなることうけあいですよ。
【商品概要】
クィーン『uruotte ナチュラルシャンプー ミント&シトラス』
250ml 価格:3,300円(税込)
(問)株式会社クィーン 0120-979-389
公式サイト https://uruotte.com/
涼しさを感じる“冷感スイッチ”をオン! 止まらない顔汗をスーッと冷やす顔用シート マンダム「ハッピーデオ フェイスシート リフレッシュミント」
もはや夏の必需品とも言える、外出先でさっと使えて汗などをケアできる汗ふきシートですが、マンダムの『ハッピーデオ フェイスシート リフレッシュミント』は、メイクの上からも使えるのが特徴。
皮脂吸着機能と潤い成分を配合してあり、あぶらとり紙がわりに使うときっちり化粧直しが決まります。
また、ミントに含まれる成分・メントールも配合。マンダム独自の“Kai-tech技術”を用いることで、より快適なクール感を実現していて、止まらない顔汗をスーッと止めてくれるんです。
実は私達の体には、全身いたるところに涼しさ感じる“冷感センサー”TRPM8が存在していて、センサーがオンになると、脳が「涼しい」「冷たい」と感じる仕組みになっています。
マンダムの研究によると、冷感センサーのスイッチを入れる方法は2つ。
(1)肌の温度を下げる(肌を冷やす)
(2)清涼成分(メントールなど)で刺激する
つまり暑い場所にいても、ミントに含まれる成分・メントールを配合した『ハッピーデオ フェイスシート』でスイッチオンしてあげれば、人は涼しさを感じるというわけなのです。
ちなみにフェイスシートは爽やかなミントの香りがついていますが、ペパーミントの香りは体感温度を4℃下げる効果があるとも言われています(※)。
マンダムは汗で清涼感を復活させる成分、清涼感を高めつつヒリヒリした刺激を抑える成分、涼しさを長持ちさせる成分なども発見。この研究成果を活用し、女性が一番快適に感じる、ベストなひんやり感を実現しています。
猛暑を乗り切るクールハック満載! おすすめの使い方
涼しさをより感じるためには、ちょっとしたコツがあります。
シートを当てる面積が広ければ広いほど冷感はアップしますが、外出先でさっとケアしたいときは、清涼感を感じやすい場所である首や頬、さらに太い動脈が通っている首やワキの下などを冷やすのがおすすめ。
またシートを使ったあともしばらく涼しさが続くので、家を出る前にフェイスシートで顔を拭いてからマスクを着用するとひんやり快適! 夏のマスクはとにかく暑くて不快ですが、この一手間をするのとしないのじゃ、激的に違うんです。
電車などでの移動中なら、汗を拭き取ったあと首にシートをあてるとすばやくクールダウンが可能。また、目のまわりを避けてシートを顔に3秒ほどあてるのも効果的。
いずれの場合も、ハンディファンや扇子を持ち歩き、拭いた場所に風を当ててみて。気化熱効果でさらにスースーと涼しさがアップします。
お風呂上がりの苦行・ドライヤーも、首などをシートで拭いてからだといつもよりぐんと涼しく感じながら髪を乾かせますよ。
いろんなシーンで大活躍するひんやりシートを活用して、どうか夏を乗り切ってくださいね。
※出典:㈱資生堂製品開発センター 香料開発室 健 庄司(※発表当時)「香りの感覚/使用感触の判断に及ぼす効果」フレグランスジャーナル社AROMA RESEARCH No.23(2005)
【商品概要】
マンダム『ハッピーデオ フェイスシート リフレッシュミント』
20枚入り 価格:308円(税込)
(問)マンダムお客さま相談室 0120-37-3337
公式サイト https://www.mandom.co.jp/happydeo/
クスノキと精油の力で消臭、除菌、抗菌にリラックス効果まで叶えるマスクスプレー たかくら新産業「KUSU HANDMADE アロママスクスプレー 和ハッカ×クスノキ」
九州産のクスノキを使った体、心、自然に優しいライフスタイル企業「KUSU HANDMADE」とナチュラル&オーガニック成分率を最高基準に設定したスキンケアやボディケア用品が揃う「たかくら新産業」。
その2つのコラボレーションで完成した国産マスクスプレーが『KUSU HANDMADE アロママスクスプレー』シリーズです。
和ハッカ精油を使ったこちらの「和ハッカ×クスノキ」の香りのほか、「ゆず×ホウショウ」、「クロモジ×レモン」の3種がラインナップ。その特徴は、全種に九州産クスノキから採取した成分“フィトンチッド”と和精油を配合していること。
フィトンチッドとは消臭、除菌、抗菌、そして心身にリラックスをもたらす効果まで持つ、植物が放出する成分のこと。
森林浴をすると清々しい気分になるのは、このフィトンチッドの効果とされ、疲労回復や自律神経の安定など、心にも体にもリラクゼーション作用があることが医学的にも証明されています。
ほかに配合されているのは、植物由来エタノールと和ハッカ精油のみ。口元に使うものだからこそ、天然成分100%の優しさが嬉しいですよね。
エタノールの配合率も75%と安心。厚生労働省のホームページには「新型コロナウイルスはアルコール消毒(70%)などで感染力を失うことが知られています」とあるので、消毒・殺菌力は間違いなし。
肌がアルコールに弱いという人は、マスクの外側のみに吹き付けてくださいね。
和ハッカのメントールで夏でもひんやり。
和ハッカ精油とクスノキ精油がブレンドした香りは、爽やかさの中にも精油のリラクゼーション効果でくつろぎを感じます。森の中で深呼吸したくなるように、このマスクスプレーを使うと思わず呼吸が深くなり、フーッと吐き出した息と一緒に心のモヤモヤまですっきり出し切った気分に。
和ハッカ精油に含まれるメントールのおかげで口元はひんやりと心地よく、マスクの暑苦しさも忘れさせてくれます。
これだけでもマスク生活をグンと快適にしてくれますが、クスノキの成分には気管支を広げ呼吸をしやすくする効果もあるので、マスクによる息苦しさも軽減。
バッグの中に入れてもかさばらないサイズなので、持ち歩いて外出先でスプレーし直せば、マスクのニオイも気分もすっきりのまま1日過ごせますよ。
【商品概要】
たかくら新産業『KUSU HANDMADE アロママスクスプレー 和ハッカ×クスノキ』
30ml 価格:1,210円(税込)
(問)たかくら新産業 0120-828-290
公式サイト https://takakura.co.jp/life_style/life/life_brand/kusuhandmade/
夏を心地よく過ごすのに役立つミントのパワー。ぜひいろんなシーンに取り入れて、毎日を快適に過ごしてくださいね。
Credit
写真&文/徳永 幸子(とくなが さちこ)
早稲田大学卒業後、美容専門の編集プロダクション「レ・キャトル インターナショナル」でライター・エディターとしてのキャリアをスタート。『non・no』、『MORE』、『LEE』、『ar』 といった女性誌でライティングや、『美レンジャー』、『美的.com』などの美容系webメディアで編集に従事。エイジングケアコスメとチョコレートに目がない47歳。
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