ハーバルセラピストの資格を持ち、ペットのための自然療法も学ぶ海野美規さん。愛犬あんのために、ごはんやおやつを手作りしています。そんな海野さんが今回作るのは、そら豆が大好物という愛犬のために考えたそら豆フォカッチャ。塩分なしで作って、ヒト用には後から塩とオリーブオイルをかけていただきます。同じものを食べられる喜びは、手作りならでは。
目次
白神こだま酵母

今が旬のそら豆。家庭菜園で育てているという方も多いかもしれませんね。実家の母も毎年苗を植えて楽しんでいます。冬に植えて、5月の終わり頃には収穫できます。ぷっくりと豆が膨らんでくるのを見るのは嬉しいものですね。
旬のそら豆を使って、フォカッチャを作りませんか? フォカッチャは、イタリア北部が発祥とされるパンで、ピザの原形ともいわれています。
ノンシュガー、ノンオイル、ノンソルトで、犬も食べられるようにしました。もちろんアレンジすることで、飼い主も美味しくいただけます。以前、ホシノ天然酵母の丸パンをご紹介しましたが、今回はより手軽な白神こだま酵母を使いました。

白神こだま酵母は、秋田県と青森県の県境にまたがる世界自然遺産・白神山地の腐葉土の中から発見された酵母です。ドライの顆粒になっていて、事前の種おこしや元種作りをしなくてもよいのが、使いやすく嬉しいところです。発酵力が強いこと、甘味があってしっとり焼き上がることでも人気があるようです。私がいつも利用しているスーパーに併設されているベーカリーに、白神こだま酵母の食パンがあるのですが、確かにほんのり甘く、ふわふわしっとりです。
犬用のパンは、なるべくヘルシーに作りたいので、ほんのり甘いというのはありがたいです。
白神こだま酵母で作るそら豆のフォカッチャ
<材料>4個分

- 国産強力粉(はるゆたか) 200g
- 白神こだま酵母 小さじ1
- 酵母用の水 小さじ2 (35℃)
- 水 120ml(30〜35℃)
- そら豆 20個ほど
- ヒト用に、オリーブオイル、あら塩、ドライローズマリー 各少々
白神こだま酵母は、グルテン含有量が少ない国産小麦との相性がよいといわれています。今回は国産の強力粉「はるゆたかブレンド」を使いました。
<作り方>
- そら豆を茹でて、皮をむいておきます。
- 白神こだま酵母を35℃くらいのぬるま湯小さじ2に浸し、5分ほどおきます。
- ボウルに、強力粉と酵母と、30〜35度くらいのぬるま湯を合わせて混ぜます(耳たぶくらいの柔らかさを目安に)。
- 台の上に出して、表面がつるっとするくらいまで捏ねます。

- 生地をボウルに戻して、ラップをかけて発酵させます(一次発酵)。

気温が低い季節には、マグカップにお湯を入れて、生地と一緒に電子レンジに入れ、庫内の温度を上げて発酵させています。1時間半ほどで発酵します。その他、オーブンの発酵キーを使ったり、ホームベーカリーなどでも。 - 生地が2〜2.5倍くらいの大きさになったところで、フィンガーテストをします。
生地に指を入れて穴が戻らなければ発酵完了です。

- 生地を取り出して、4つに分割して丸めて休ませます。

- 丸めた生地をめん棒で薄くのばして、天板に並べます。

- 茹でたそら豆を生地に埋め込みます。

- 1時間ほど休ませます(二次発酵)。

- 190〜200℃に温めておいたオーブンで15〜20分焼きます。

- 焼き上がったら、犬用はそのまま。ヒト用は、熱いうちにオリーブオイル、塩、ドライローズマリーをふりかけてできあがり。

*犬が食べる際には、熱すぎないように注意し、小さくちぎってから与えましょう。
マメ科ソラマメ属

この季節、植物の勢いがよく、庭の花はきれいなのですが、雑草もモリモリと繁ってきました。ムスカリが咲いているそばに、カラスノエンドウがあるな〜と思っていたのですが、ピンクの花が咲くだろうとそのままにしておいたところ、どんどん増えて、他の花を覆い隠すような勢いに。しかも、ピンクの花は咲かず、白い小さな花が。どうやらスズメノエンドウだったようです。これはもう取り除かなくてはいけないと思い、抜いてしまいました。

カラスノエンドウもスズメノエンドウも、マメ科ソラマメ属。ということは、そら豆と近しいということなのでしょうか。
そら豆は、庭の日当たりのよいところで大事に育てられているのに、スズメノエンドウは抜かれてしまって、ちょっとかわいそうでした。

愛犬のあんはそら豆が大好きです。焼き上がったそら豆フォカッチャを、早速ハフハフしながら一緒に食べました。

おうち時間がたっぷりで、まだまだパンを作る機会も多そうです。白神こだま酵母は使いやすいので、ぜひパン作りにどうぞ!
Credit
写真・文/海野美規(Unno Miki)
フラワー&フォトスタイリスト。ハーバルセラピスト。愛犬あんとの暮らしを通じて、動物のための自然療法を学ぶ。パリで『エコール・フランセーズ・ドゥ・デコラシオン・フローラル』に入門、ディプロムを取得。『アトリエ・サンク』の山本由美氏、『From Nature』の神田隆氏に師事。『草月流』師範。フランス、ハンガリー、シンガポールでの暮らしを経て、現在日本でパリスタイル・フラワーアレンジメントの教室『Petit Salon MILOU(プチ・サロン・ミロウ)』を主宰。
https://www.annegarden.jp/
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