季節の変わり目のヒリヒリ、赤み、マスク荒れにも! ヨモギにコメ…植物の力でゆらぎ肌を立て直すレスキューコスメ3選[ボタニカルパワー]
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植物の力を閉じ込めたコスメを、長年にわたり雑誌やウェブサイトで美容記事の編集をしてきた徳永幸子さんがご紹介する連載「ボタニカル・パワー」。季節の変わり目になると、肌が乾燥して敏感に傾いたり、ニキビや赤み、かゆみといった肌トラブルが起こりやすいですよね。今回は、そんなゆらぎ肌におすすめのコスメを3つ、ご紹介します。
目次
韓国では鎮静・浄化のハーブとして人気のマグワート(ヨモギ)がゆらぎ肌を立て直す アイムフロム「フェイスマスク(M)」

「アイムフロム」は、今年1月に日本初上陸したばかりの美容大国・韓国発スキンケアブランド。
李氏朝鮮時代の医学書『東医宝鑑』や、宮中で取り入れられていた美容・健康法などをアイデアソースにしながら、韓国に育つパワフルで上質な植物をピックアップ、現代のテクノロジーと掛け合わせて効果を追求しているブランドです。
こちらの『フェイスマスク(M)』は、韓国・江華(カンファ)に生息するマグワート(ヨモギ)の葉のパウダーをみずみずしいジェルにたっぷりと配合した洗い流すタイプのフェイスマスク。
マグワートは“韓国のティーツリー”と言われるほど、その高い鎮静・浄化作用で愛されてきたハーブです。
『フェイスマスク(M)』に配合されているマグワートパウダーは、旧暦5月に、海風と海霧に耐えてきた江華のマグワートを手摘みで収穫、その後3年間、海風が吹く場所に陰干しして自然熟成発酵させてから、細かく粉砕するという、
手間も暇も惜しみなくかけて作ったもの。
これにより、有効成分の濃度がアップ。マグワートの持つ鎮静効果や抗酸化効果を最大限に引き出しています。
また、ヨモギのほかにも抗炎症作用や色素沈着抑制作用のあるオウゴン根エキス、抗炎症作用や殺菌作用のあるカンゾウ根エキス、世界三大漢方の一つ冬虫夏草エキスなどもイン。
だから、季節の変わり目やマスクで敏感に傾いたり赤みを帯びたりといったご機嫌ななめな肌も、一度の使用で素直でいい子に戻ってくれるんです。
まるで塗る湿布! ひんやりした使い心地で肌トラブルをケア

蓋を開けると目に飛び込んでくるのは、ぷるぷるのジェルに驚くほどたっぷりと閉じ込められたパウダー。そして、濃厚なハーブの香りもふわりと鼻をかすめます。
使用方法は、洗顔後、タオルドライした肌に厚めに塗り、5〜10分したら洗い流すだけ。
私のおすすめは、お風呂で使うこと。ひんやりとしたジェルが入浴中の火照った肌に心地よく、また弾力のあるジェルはしっかりと肌にとどまってくれるので垂れてくる不快感もありません。

洗い流してみてまずびっくりしたのは、肌が別人級にトーンアップすること。みずみずしい透明感が出て、まるでシートマスクを剥がした直後みたい。これはこのジェルが保湿力も半端ない証拠です。
そしてそして! 花粉のせいなのか、少しひりつきを感じていた肌がスーッと落ち着いてくれたではないですか。なんと頼もしい〜。これは常備決定です!
【商品概要】
アイムフロム『フェイスマスク(M)』
110g 価格:3,500円(税別)
(問)アリエルトレーディング 0120-201-790
公式サイト https://imfrom.jp/
日本で唯一「皮膚水分保持能を改善」するライスパワーNo.11が肌トラブルを根本から解決。勇心酒造「ライース (R)アクティブ リエイジング(R)エッセンス(医薬部外品)」

日本でただひとつ、「皮膚水分保持能の改善」が認められている成分・ライスパワーNo.11を開発している「勇心酒造」。
大事なことなので、もう一度言います。
「皮膚の水分保持能」を改善してくれる、日本で唯一無二のスーパー成分が、ライスパワーNo.11です。
国産米を麹菌などで発酵させて作った成分なんですが、有名化粧品メーカーがいくつも採用しているので、聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
あらゆるトラブルを寄せ付けず、透明感やハリのある美肌のために欠かせないのが肌の水分。
春先になるとかゆみや赤みといった肌トラブルが起こるのは、自律神経の乱れやストレスといった原因だけでなく、実は肌が乾燥しているから。
冬場の乾燥を引きずったまま、春先から急激に増える紫外線にさらされた肌は、より乾燥が進みます。
するとバリア機能が低下、肌は敏感な状態に。そこに大量に飛散する花粉や黄砂が付着して、かゆみや肌荒れを引き起こすのです。
つまり、ゆらぎ肌を改善するには、何より肌の水分保持能を上げ、バリア機能を整えることが大事。
となれば、あれこれ塗りまくるより、ライスパワーNo.11を配合したコスメを使うのが一番手っ取り早いのです!
いつものケアにプラスするだけで乾燥も肌トラブルも寄せ付けない!

勇心酒造には、ライスパワーNo.11を配合したコスメがたくさんありますが、季節の変わり目に一時的に肌がゆらいでいる人におすすめなのがこの「ライース リエイジングエッセンス(医薬部外品)」です。
なぜおすすめかって言うと、いつものスキンケアの前に使う“プレ美容液”とでも言うべきアイテムだから。
だって、ゆらぎは突然やってくるもの。普段愛用している化粧水や乳液がまだたっぷりと残っているのに、スキンケアアイテムを全部ゆらぎ対策に変えるなんて、お肌だけじゃなく財布の中もピンチになってしまいますよね。
その点、このエッセンスはいつものケアの前にプラスアルファで投入するだけで、肌のバリア機能を効率よく改善してくれるんです。
テクスチャーはとろりとしていながら、驚くほどあっという間に肌に浸透。しかも肌の奥の奥、基底層まで浸透するんです。
これ、サラッと書いてますがめちゃくちゃすごいことなんですよ。
肌の表皮は、上から順に「角質層」、「顆粒層」、「有棘層」、「基底層」という構造になっていて、一般的に化粧品というのは、一番上の角質層までしか届かないんです! こんなにも肌の奥まで届き、水分保持能を上げてくれるから、気づけば乾燥もなく外部刺激にも負けない肌に。
困ったら必ず助けてくれる頼もしきやつ。私は勝手にお肌のスーパーヒーローと呼んでいます。
*一般的な「化粧品」はその効果を「角層まで」とすることが法律で定められていますが、厚生労働省によって薬理作用と安全性が認められた有効成分を配合した「医薬部外品」の一部は、角層の奥の「基底層」や「真皮」までの効果が認められているものがあります。
【商品概要】
勇心酒造『ライース アクティブ リエイジングエッセンス(医薬部外品)』
(販売名:薬用No.11S)
50ml 価格:5,000円(税別)
(問)勇心酒造お客様サービスセンター 0120-73-4141
公式サイト https://www.ricepowershop.jp/
潤いは残すのにメイクや大気中の汚れはしっかりオフ チャントアチャーム「クレンジングミルク バリア」

厳しい審査基準で知られる「有機JAS認証」を取得した自社農場を持ち、100%自然由来成分、国産オーガニックにこだわったスキンケアブランドの「チャントアチャーム」から、この春限定発売されているのが、この『クレンジングミルク バリア』です。
前述したように、ゆらぎ肌の原因のひとつが乾燥。肌が敏感に傾いているなら、潤いを守ってバリア機能を低下させないことが何よりも大事。
ところが、洗顔やクレンジングは肌の汚れだけでなく潤いまで奪ってしまいがち。
しかもメイクを落とすためにゴシゴシとこすってしまうと、摩擦により肌がよけいに乾燥したり、ダメージを受けるリスクも。
その点、この『クレンジングミルク バリア』は、肌を整える「オウゴン根エキス」、セラミドの一種「コメヌカスフィンゴ糖脂質」が肌に潤いを蓄えながら、メイクや大気中の汚染物質はしっかりとオフ。
しかもダブル洗顔不要なので、肌への摩擦も少ないというやさしさ。春特有の不安定な肌をしっかり守り、すこやかに保ちます。
テクスチャーがミルク→オイル→ミルクと変化! 洗い上がりはしっとりモチモチ

テクスチャーはとろっとろの乳液のようで、肌に乗せるとなんとも言えない気持ちよさ。
そして面白いのが、その変化。
優しくマッサージするようになじませるとオイルに変わり、油性・水性汚れをきちんとキャッチ。そして洗い流し時に水と混じると、再びミルクに戻って、洗い上がりはしっとりもちもちに。
一般的にクレンジングはミルクタイプのほうが肌に優しいけれど、オイルに比べたらメイクを落とす力はいまひとつ。一方、オイルはクレンジング力が高いけれど、ミルクより肌への負担が大きいとされています。
1回でしっかり汚れが落ちるのに、肌に優しいこのクレンジングミルクは、まさにミルクとオイルのいいとこ取りといった印象。なんてあざといんだ!
ラベンダーブレンドの優しい香りも、ストレスで黒くくすんだ心を真っ白にしてくれるような心地よさですよ。
【商品概要】
チャントアチャーム『クレンジングミルク バリア』 ※3月1日限定発売
130ml 価格:2,500円(税別)
(問)ネイチャーズウェイ(チャントアチャーム)0120-070-153
公式サイト https://www.chantacharm.jp/
マスク生活がまだまだ続きそうな気配ですが、肌が不安定だとマスクをするのもつらいですよね。ゆらいだときには、いまのケアのあり方を見直すのと同時に自律神経を整えることも大切。規則正しい生活やストレスを溜めないよう努めるなどライフスタイルにも気を配ってみてくださいね。
Credit

写真&文/徳永 幸子(とくなが さちこ)
早稲田大学卒業後、美容専門の編集プロダクション「レ・キャトル インターナショナル」でライター・エディターとしてのキャリアをスタート。『non・no』、『MORE』、『LEE』、『ar』 といった女性誌でライティングや、『美レンジャー』、『美的.com』などの美容系webメディアで編集に従事。エイジングケアコスメとチョコレートに目がない45歳。
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