クリスマスと赤い花たち 春夏秋冬 旬の花を探しに Vol.33
フラワーショップ「Bear(ベア)」の熊坂英明が届ける、花の最旬ニュース。花市場で出合った旬の花からセレクトした、珍しかったりおもしろかったりする花やグリーン、実ものを、独自の視点で語り、紡ぎ、ブーケやアレンジで紹介していきます。
クリスマスと赤い花
クリスマスが近づくにつれ
赤い花に人気が集まるため
赤い花が高騰していく
この時期になったからといって
赤い花が突然増えるわけではないので
決まった量をそれぞれが取り合う形
とはいっても昨日まで¥200で売っていた
ガーベラが突然¥500なんてことはなく
2〜4割アップかいつもと同じ値段で売る
やっぱりお客様はアレンジもブーケも
クリスマスっぽくとかが増えてくるので
必然的に赤い花の消費量が多くなり
仕入れのたびに高くても赤いものを
がんばって集めることになる

ガーベラのパスタシリーズ‘モデナ’
パスタのような花びらの真紅バージョン
思っていたよりも素敵な赤でお気に入り

セロシア(ケイトウ)‘スカーレットマスコット’
炎のような形でこの時期に合わせて
生産されている品種

みんな大好きダリア「ガーネット」
サイズとインパクト大!
そんなに長持ちする花じゃないけど

レナンセラ(ラン)
お店よりも暖かい部屋のほうが調子いいかな

プロテア‘ヴィーナス’
濃いめの発色が赤い花によく合う
その下のバラ‘カンパネラホットピンク’など
赤以外にも合わせやすい
濃いめのピンクの花にも

花以外にもリンゴやサンキライなどの
実ものやオーナメントなどで
クリスマスを盛り上げていく
12月に入ると春の花
スイートピー、チューリップ
ラナンキュラス、アマリリスなども
店頭にたくさん並び始める
あとは針葉樹系が充実していれば安心
ところが今年は針葉樹系グリーンが
市場にあんまり無くてちょっと一苦労
今年の前半の暑さが影響しているのかな
とにかく今年は花業界にとっては
厳しい年だったかな
残すはあと1か月
クリスマス、お正月の年末商戦
花に携わる人は一番の頑張りどころ
今年もいっぱい頑張って
来年もいっぱい頑張る
リースのように終わりなく続き
世の中が素敵な花で溢れるといいな

さあ明日も素敵な花との出会いを求めて
市場へと向かうぞ

Credit

熊坂英明
『ベア(Bear)』主宰。1997年より家業の生花店(東京・方南町)を継ぎ、短期渡欧や独学でヨーロピアンデザインを学ぶ。色、香り、形などで本質を感じる“花”をコンセプトに、多種多彩な花を品よく紡ぐスタイルが人気。黒と茶でまとめられたシックでスタイリッシュなショップには、同じ花でも季節によって産地を使い分ける、こだわりの花が並ぶ。ウエディングやディスプレイなども手掛けるほか、旬のおすすめ花を本サイトで発信中。
http://www.fs-bear.com
https://www.instagram.com/bearflower_scape
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