フラワーショップ「Bear(ベア)」の熊坂英明が届ける、花の最旬ニュース。花市場で出合った旬の花からセレクトした、珍しかったりおもしろかったりする花やグリーン、実ものを、独自の視点で語り、紡ぎ、ブーケやアレンジで紹介していきます。

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ピンクの小さな花‟ワックスフラワー”

ワックスフラワーという花は

Chamelauciumという学名だけど

なんだか難しいから

花弁が蝋でできているみたいなので

ワックスフラワーで通っているのかな

南半球の植物で

国産はあまり種類もなくて

花の時期は4〜5月ごろ

ほとんどが輸入でオーストラリアや

ニュージーランドあたりからやってくる

ワックスフラワーのアレンジ

南半球からくるということは

季節が真逆ということ

つまり初夏

しかしながらこのワックスフラワーの

ピンクやパープルが

秋色の花によく似合う

花の質感と色が不思議とマッチする

ワックスフラワーのアレンジ

ピンクでスプレー(枝分かれ)してて

比較的手頃な値段の花というのは

意外と少なくて

じつはとっても貴重な存在である

個人的な好みは「葉」

ワックスフラワーのアレンジ

ワックスフラワーは品種によって

「葉」の長さと密度が違う

密度が高いものが必要な時もあるが

絶妙に葉がスカスカしてる感じが

好きなのだ

この葉のつき方がガーリーだったり

メルヘンチックだったり

ロマンティックな雰囲気を作るときに

ちょうどよかったりする

あくまでも主観なので

最終的な仕上がりと全体の色合いを

思い描きながら意図をもって

使わないとうまく伝わるかわからない

ワックスフラワーのアレンジ

ただ、普通のアレンジのまわりに

ワックスフラワーをサッと並べただけで

なんだかすごく可愛らしい

Credit

記事協力

熊坂英明

熊坂英明
『ベア(Bear)』主宰。1997年より家業の生花店(東京・方南町)を継ぎ、短期渡欧や独学でヨーロピアンデザインを学ぶ。色、香り、形などで本質を感じる“花”をコンセプトに、多種多彩な花を品よく紡ぐスタイルが人気。黒と茶でまとめられたシックでスタイリッシュなショップには、同じ花でも季節によって産地を使い分ける、こだわりの花が並ぶ。ウエディングやディスプレイなども手掛けるほか、旬のおすすめ花を本サイトで発信中。
http://www.fs-bear.com
https://www.instagram.com/bearflower_scape

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