ブラウン〜ベージュの花たちの存在 春夏秋冬 旬の花を探しに Vol.25
フラワーショップ「Bear(ベア)」の熊坂英明が届ける、花の最旬ニュース。花市場で出合った旬の花からセレクトした、珍しかったりおもしろかったりする花やグリーン、実ものを、独自の視点で語り、紡ぎ、ブーケやアレンジで紹介していきます。
目次
ブラウンやベージュの花たち
毎日さまざまな色の花を扱うフローリスト
はっきりした色の花以外にも
たくさんのニュアンスカラーの花がある
それらの花たちは
色をつなぐ役割をしたり
深みを加えたり
個性的な味付けをしたり
クラシカルな雰囲気を出したりと
重要な役割を果たす
単品で見ると濃すぎたり
淡すぎてぼやっとしたりするものも
合わせるもので独特の空気感が出る
そんなベージュやブラウンの花が
私は大好きだ

バラはもちろん
カーネーション、トルコギキョウ
ひまわり、ラン、レースフラワー
ジニア、ガーベラ、カラー
スモークツリー など全部書ききれない
ほどたくさんある
色も明るいベージュから
黒に近いほどのブラウンまであり
ピンク系、赤系、オレンジ系の
ブラウンやベージュの品種もある
あまり指定されることのない花色
あまりイメージすることがなく
この手の色は指定されることがあまりない

逆に指定されても困ることも多い
というのは生産量が他の色に比べ
非常に少ないからだ
ベージュやブラウンの花を
大量に消費することもなく
色的にも希少品種だったりで
必ずしもぴったりのタイミングで
供給される訳でもない
そんなところも好きな理由かも

送別のプレゼントにナチュラルなブーケ
グリーン系の花とブラウンやベージュ
この組み合わせはなじみがよく
優しい雰囲気がとてもいい
単純に色合いだけだと
寂しいいんじゃないかとか
暗いんじゃないかと
思ってしまうかもしれないが
明るさと上品さをもった
素敵な感じに仕上がる

花を楽しむ上で
一度はチャレンジしてほしい
ベージュやブラウンの花たち
花好きな人や
ちょっと個性的なものが好きな人以外にも
可愛いもの
ナチュラル好きなど
いろんな人に当てはまる

明度のバランスが全体の印象を決める
だからこそグリーンの色の深度や
質感も大事にしたい

どんな季節でも
色々な花材で
ベージュやブラウンの花たちと
時間を共有できるので
そんな花探しもおもしろい

Credit

熊坂英明
『ベア(Bear)』主宰。1997年より家業の生花店(東京・方南町)を継ぎ、短期渡欧や独学でヨーロピアンデザインを学ぶ。色、香り、形などで本質を感じる“花”をコンセプトに、多種多彩な花を品よく紡ぐスタイルが人気。黒と茶でまとめられたシックでスタイリッシュなショップには、同じ花でも季節によって産地を使い分ける、こだわりの花が並ぶ。ウエディングやディスプレイなども手掛けるほか、旬のおすすめ花を本サイトで発信中。
http://www.fs-bear.com
https://www.instagram.com/bearflower_scape
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