フラワーショップ「Bear(ベア)」の熊坂英明が届ける、花の最旬ニュース。花市場で出合った旬の花からセレクトした、珍しかったりおもしろかったりする花やグリーン、実ものを、独自の視点で語り、紡ぎ、ブーケやアレンジで紹介していきます。
目次
ダウカス“スモーキー”という花

レースフラワーとよく似た花で
花の間がもっと密度が高い
同じセリ科の植物で
色々な種類がある
ニンジンも同じ仲間で
似たような花を咲かす
何を隠そうこの花は
ノラニンジンという花
学名が「ダウカス」という
「ダウカスカロータ」
「ダウカスロビン」
「ダウカスブラックナイト」
(ブラックレースとも)
「ダウカススモーキー」
などさまざまな名前で呼ばれているが
微妙な色の違いで分類されている

なかでもこのスモーキーなピンクを
ダウカススモーキーと呼んでいるのだろう

微妙な色合いがGood!
なんといってもこの微妙な色合いが
花馴染みがよく
スプレー咲き(枝分かれしてるもの)は
花のサイズや色、つぼみがあり
均一なサイズのものより
自然な雰囲気を出すのに
とても重宝する

難点をいうならば
植物が硬く育ってないと
水が下がることがあること
開花が進むとパラパラすること
この花に限らずセリ科の花は
後半パラパラしやすい
ただこれは自然な現象なので
頻繁に花を移動するのでなければ
景色の一つとして
楽しめる感覚をもちたいところだ
同じ仲間の”オルラヤ”と一緒に

ブーケの中央右に見える
ダウカスよりちょっと花びらが
大きい白い花が”オルラヤ”
これもレースフラワーの一種

オールドローズのミックスブーケに
ダウカスとオルラヤを束ねる
コントラストの大きい
2種類のオールドローズを
ダウカスが繋ぐ
白っぽいものもあるが
真っ白じゃないところがポイント
微妙に形の違うオルラヤが
真っ白なポイントになり
白バックや白い衣装の前で
ちょうどよい深みができる

花のデザインをしていてよくある話だが
人が思っているメイン花材よりも
サブ花材が個人的にはメインなことが
結構多い
Credit

熊坂英明
『ベア(Bear)』主宰。1997年より家業の生花店(東京・方南町)を継ぎ、短期渡欧や独学でヨーロピアンデザインを学ぶ。色、香り、形などで本質を感じる“花”をコンセプトに、多種多彩な花を品よく紡ぐスタイルが人気。黒と茶でまとめられたシックでスタイリッシュなショップには、同じ花でも季節によって産地を使い分ける、こだわりの花が並ぶ。ウエディングやディスプレイなども手掛けるほか、旬のおすすめ花を本サイトで発信中。
http://www.fs-bear.com
https://www.instagram.com/bearflower_scape
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