ツボクサ、ビルベリー、大豆イソフラボン…植物由来成分がメイクをしながら美肌を育てる「日焼け止め下地」3選[ボタニカル・パワー]
植物の力を閉じ込めたコスメをご紹介する連載「ボタニカル・パワー」。長年にわたり雑誌やウェブサイトで美容記事の編集をしてきた徳永幸子さんが毎回、Garden Story読者のために選りすぐりのコスメをピックアップ。今回は、そろそろ気になってくる紫外線をカットしてくれる化粧下地をご紹介します。
スキンケアのあと、最初に塗るメイクアイテムだからこそ肌にやさしいものがいい。それでいてUVはしっかり防ぎたい。でも、ツヤやトーンアップなどのメイク効果も譲れない……そんな女性のワガママをまるっと叶えてくれるアイテムばかりです。
目次
天然由来成分100%でSPF50を実現! 話題のCICA-CARE(シカケア)でエイジングケアも叶える ファミュ「トーンアップUVクリーム」 SPF50 ・PA+++
厳選された花々のエッセンスを原料に使用し、それぞれの花が持つ力を最新テクノロジーで引き出す韓国発のコスメブランド「ファミュ」。そのアイテムはどれも、極上の香り、心地いい感触、確かな効果実感が特徴で、その完成度の高さから、一度使ったら病みつきになる人が続出中のブランドです。
出すアイテム、出すアイテム、どれも毎回大ヒットを飛ばすファミュですが、こちらの『トーンアップUVクリーム』も、日本中の美容好きの話題をかっさらいそうな予感。
というのも、肌に刺激のある紫外線吸収剤や合成着色料、鉱物油は使用せず、スキンケア効果のある植物由来成分とミネラル由来成分だけでできているため。なのにSPF50、PA+++という高いUVカット効果を実現しているUVケアクリームなのです。
“天然由来成分だけで、SPF50、PA+++”……これ、サラッと書きましたが、じつはかなりの高難度。これをやってのけている製品は、なかなかお目にかかれません。
妥協を許さず、“美しい肌のために”をとことん追求するファミュらしいアイテムです。
韓国で話題の美肌ケア・シカケア成分も配合
配合されている植物成分は、いま話題の「CICA-CARE(シカケア)」やエイジングケアを叶えてくれるもの。
シカケアとは、皮膚の再生・鎮静を意味する言葉で、アーユルヴェーダで昔から重宝されてきたハーブ・ツボクサを配合した、美容大国・韓国でいま話題のスキンケアのこと。ファミュでは、シカケアを叶える4種の成分を配合して、炎症ダメージから肌を守ります。
また、ベースに水ではなく、肌をやさしくいたわってくれるカモミールのフラワーウォーターを採用しているのも注目。全体の29%がカモミールのフラワーウォーターと、なんとも贅沢な処方なんです。
また、ビタミンが豊富で抗酸化作用が高く、ハリのある若々しい肌へ導いてくれるローズヒップオイル、肌のバリア機能をサポートし、乾燥や肌荒れから守るβ-グルカンとヒアルロン酸Naもイン。
これらたくさんの美肌成分が、日中も健やかな肌を育ててくれるのです。
まるで生まれつき色白みたいな自然なトーンアップ感
テクスチャーはみずみずしくなめらかで、肌にするすると伸びたかと思うと、ベールをまとったような極薄膜を形成。オーガニック系やナチュラル系にありがちな、白浮きや肌のきしみ感もなし。
肌に乗せた瞬間は、「え!? 白すぎない?」と思いますが、すぐに桜のような薄いピンクがなじみ、まるでもともと色白だと錯覚してしまいそうになるほどナチュラルなトーンアップを実現してくれます。
ユーカリとジャスミンによる爽やかな香りも、気分を上げてくれるスイッチに。一日を明るくスタートさせてくれるUVケアクリームです。
【商品概要】
ファミュ『トーンアップUVクリーム』SPF50 ・PA+++
40g 価格:4,200円(税別)
ブルーライトや近赤外線もカット! ポリフェノール豊富なビルベリーなど植物の力でみずみずしさをキープ ナチュラグラッセ「UVプロテクションベース」[限定デザイン]SPF50+・PA+++
スキンケア発想で肌を土台からキレイにするメイクアップアイテムを作る「ナチュラグラッセ」。オーガニックで育てられた植物や大地のミネラルなど、100%天然由来の原料にこだわった製品は、お化粧をしながらスキンケア効果をしっかりと感じられ、肌への負担も少ないものになっています。
『UVプロテクションベース』は、配合されたリッチな植物由来成分が肌を保湿し、健やかで若々しい肌に導く、まるで美容液のような日焼け止めベース。
皮脂組成と似ていて肌なじみのよいオリーブ果実油やホホバ種子油、若返りのビタミンと呼ばれるビタミンEを豊富に含むサジー果実油が、メイク中も肌をしっかりと保護してくれます。
また、イソフラボンとアミノ酸を豊富に含み、肌のキメを整えてハリ・ツヤを与えるダイズ種子油、ポリフェノールが豊富なビルベリー葉エキスなどを配合し、紫外線による乾燥にも負けない、潤いに満ちたキメの整った肌を保ちます。
100%天然由来ながら国内最高レベルのUVカット機能!
『UVプロテクションベース』のすごいところは、100%天然由来、紫外線吸収剤フリーにもかかわらず、SPF50のひとつ上をいく50+を実現しているところ。
また、目に悪影響を与えるといわれるブルーライトも97.2%カット。
さらには、最近の研究で、“筋肉まで到達してたるみの原因になる”ともいわれる近赤外線も92.9%カットしてくれます。
近赤外線は、肌のハリのカギとなるコラーゲンを破壊する、なんとも恐ろしい光線。それを知ってからは私、“近赤外線カット効果”があるものなしには、怖くて外出できなくなりました…。
しかし、紫外線やブルーライトだけでなく近赤外線までカットするハイスペックなUVケアは、まだあまりないんです。
特にこれだけナチュラルな処方のものは、本当にない! ダルダルなブルドッグ顔になりたくない人は、1つ持っておくことをおすすめします!
テクスチャーはさらっとみずみずしく、ごく薄く伸びて色ムラもなく、自然なトーンアップ効果も。余分な皮脂を吸着してくれるコメ粉が、皮脂・汗によるメイク崩れも防いでくれますよ。
【商品概要】
ナチュラグラッセ『UVプロテクションベース』[限定デザイン]SPF50+・PA+++
30ml 価格:3,200円(税別)
ウメ果実エキス、ダマスクバラ花水…植物由来成分がブライトニング&エイジングケアを叶える美容液みたいなUV下地 F organics「UVプロテクトベース」
コスメキッチン限定のナチュラルコスメブランド「F organics(エッフェオーガニック)」。植物の力により、体も心もベストなバランスへと導く心地よいアイテムが揃います。
『UVプロテクトベース』は、くすみを改善するウメ果実エキス、メラニン生成を抑制するレモン果汁と、ブライトニング効果のあるエキスが配合された、美白ケアも叶うUVカット下地。
また、女性ホルモンと似たような働きで知られるダイズイソフラボンエキス、プエラリアミリフィカ根エキス、ヒアルロン酸の生成を促進するビルベリー葉エキスや、保湿、収れん、抗炎症効果のあるダマスクバラ花水など、オーガニック植物由来のエイジングケア成分を配合。UV下地ながら、透明感のある若々しい肌へと導いてくれます。
肌にみずみずしいツヤ玉が出現! 石鹸で落とせるやさしさも◎
紫外線吸収剤、シリコン、石油系界面活性剤、合成色素などのケミカルな成分は無添加で、99%が自然由来原料と、肌へのやさしさは文句なし。
そこで気になるのが、下地としての優秀さがいかほどか…というところなんですが、これがもう、本当に素晴らしい!
さらりと軽いテクスチャーは、肌への伸びも浸透性も抜群で、まるで何もつけてないかのようにぴたっと密着。肌への息苦しさもなし。
さらに感動するのが、そのツヤ感。肌に艶やかさと自然な血色感を出してくれる天然鉱物由来のパールが、内側から発光するようなツヤをプラスしてくれます。肌のアラをナチュラルにカバーしてくれるので、すっぴん以上、なのにまるで素肌みたいな極上の生肌に。お休みの日のナチュラルメイクには、これだけで十分かも。
また、オーガニックブランドらしい、エッセンシャルオイルの癒やされる香りや、石鹸で簡単に落とせるのも高ポイントです。
【商品概要】
F organics『UVプロテクトベース』
30g 価格:2,800円(税別)
UVケアアイテムは、去年使っていた使い残しを今年も使うのはNG。開封してから時間が経っていると、中で雑菌が繁殖していたり、変質していたりして、肌トラブルを引き起こしてしまうことが。なにより、その機能は毎年、どんどん進化しています。ぜひ今年は、紫外線を防ぐだけじゃなく、スキンケアやトーンアップ効果なども付加された優秀なUV下地をチョイスしてみてくださいね。
Credit
写真&文/徳永 幸子(とくなが さちこ)
早稲田大学卒業後、美容専門の編集プロダクション「レ・キャトル インターナショナル」でライター・エディターとしてのキャリアをスタート。『non・no』、『MORE』、『LEE』、『ar』 といった女性誌でライティングや、『美レンジャー』、『美的.com』などの美容系webメディアで編集に従事。エイジングケアコスメとチョコレートに目がない45歳。
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