手荒れする園芸作業を極上の手肌ケアタイムに! ハンドクリーム活用法2 精油・植物油編 【乙庭Styleのガーデンセラピー2】

植え替えや植え付けなど、庭仕事で土に水分が奪われて、手肌が荒れやすい冬の乾燥シーズン。でもこの方法なら、手肌が荒れずに園芸作業や家事ができてしまうという、一石二鳥のアイデアを公開! 分類の垣根を取り去った植物セレクトで話題のボタニカルショップのオーナーで園芸家の太田敦雄さんが提案する、男女を問わず使えるハンドクリーム作りにおすすめの精油や植物油について解説します。
目次
手作りハンドクリームにおすすめの精油・植物油
前回の記事で園芸の土いじり作業時間を手肌ケアタイムに変える手作りハンドクリームをご紹介しました。

今回は、その材料として使った、アロマセラピーで用いられる精油(エッセンシャルオイル)と、基剤となる植物油(キャリアオイル)について、手肌ケアにおすすめのものをご紹介します。

精油成分は分子構造が小さく、ハンドクリームで使用しても肌表面の角質などの表皮を通過して真皮層まで到達し、毛細血管から吸収されて体内にも取り込まれるので、肌ケアだけでなく身体的、精神的なアロマセラピー効果が期待できます。
使用する精油により、香りだけでなく肌や心身に与える作用も異なりますし、精油のブレンドによってバリエーション豊富に香りの世界観を作り出せます。

また、基剤となる植物油も、種類により期待できる効果や価格が異なります。精油と基剤、調合の組み合わせで、自分仕様にカスタマイズされた香りと作用性を持ったオリジナルハンドクリームを楽しんでみてはいかがでしょうか。
男女を問わず取り入れやすい、手肌ケアにおすすめの精油9選
アロマセラピーでよく使用される精油の中には、紫外線などに反応して皮膚に炎症を起こすものもあります。こうした「光毒性」をもつベルガモットやレモンなど、園芸作業時のスキンケアには不向きです。肌への使用に際しては、事前に各精油のプロフィールをよく調べておきましょう。また、妊娠中の方や抵抗力の弱い高齢者は使用を避けたほうがよい精油も多いので、各精油の性質をよく確認し、使い方・用量を守って使用しましょう。

どちらかというと「女性向け」と思われがちなアロマセラピーですが、精油の選び方で、男性的なおしゃれな香りの演出を楽しんだり、リラックス・リフレッシュ作用で仕事のストレスを緩和し疲れた心身を休ませることもできます。今回はそんな視点から、男女を問わず使いやすい、スキンケア向けの精油を乙庭セレクトでご紹介します。
セレクト1
フランキンセンス
(ボスウェリア・カルテリィ Boswellia carterii)
エチオピアやソマリアなどの乾燥地域に自生するカンラン科の樹木で、幹表面を傷つけると出てくる樹脂の固形物を原料とする精油です。

「乳香」とも呼ばれ、宗教儀式の際に焚かれる香料としての歴史は古く、「新約聖書」の中でイエス・キリスト生誕の際に、金・ミルラと共に捧げられたとされていたり、古代エジプトでも神に捧げる香りとして神殿で焚かれたといわれています。園芸的には、日本でもコーデックスプランツの一種として珍重されていますね。

独特のスパイシーで奥深い香りが心を平穏にし、抗炎症作用やエイジングケア作用があるとされ、スキンケアにも古くから重用されてきました。乾燥肌や老化肌を潤し、肌を活性化する効果が期待できます。樹木由来の瞑想的で落ち着いた香りで男女を問わず受け入れやすいでしょう。
セレクト2
サンダルウッド
(サンタルム・アルブム Santalum album)
いわゆる「白檀」の香りです。インドやスリランカを原産とするビャクダン科の半寄生性の樹木で、その心材から得られる精油です。

古くからお香として宗教儀式や瞑想の際に用いられてきました。インディアンサンダルウッドと呼ばれるアルブム種は乱獲により数が減少し、現在インドでは国家機関により保護され、伐採や輸出が厳しく規制されており、その精油は希少で高価なものとなっています。現在では、同属のオーストラリア原産種 オーストラリアンサンダルウッドと呼ばれるスピカツム種(Santalum spicatum)が代用として多く用いられます。

オリエンタルで瞑想的な香りは、数ある精油の中でも最も鎮静作用のあるものの一つで、深いリラックス感を与えてくれます。皮膚を柔らかくする効果、乾燥肌やひび割れを緩和する効果が期待できます。また、近年の研究では、サンダルウッド精油に美白成分として知られるアルブチンに匹敵する働きが見られることも報告されています。ややオリエンタル色が強いですが、男女問わず広く好まれている香りですよね。
セレクト3
サイプレス
(クプレッスス・センペルビレンス Cupressus sempervirens)
園芸的にも「イタリアンサイプレス」や「ホソイトスギ」の名で知られる、南欧やモロッコなどの地中海沿岸地域原産のヒノキ科の高木。その葉から得られる精油です。

日本の「ヒノキ」にも似た、日本人にも馴染みやすい香りです。このサイプレスをはじめ、マツなどの針葉樹にも含まれるα-ピネンという成分には、森林浴のようなリフレッシュ作用があり、イライラや怒りを鎮め、心に落ち着きをもたらしてくれます。

肌の水分量を調節し、乾燥肌やシワ対策になるほか、脂性肌の緩和やデオドラント作用も期待できます。どちらかというと男性が好む香りといわれていますが、森林浴のようなリフレッシュ感は女性にも受け入れやすいでしょう。
セレクト4
ジュニパーベリー
(ジュニペルス・コムニス Juniperus commnis)
西洋ネズとも呼ばれ、北半球の比較的寒冷な地域に幅広く分布するヒノキ科の樹木。その球果から抽出される精油です。

お酒のジンの香り付けに使われることでも知られています。前出のサイプレスと同様に、含まれるα-ピネンの針葉樹香や、ウッディさを特徴づけるミルセンという成分により、森林の中にいるような香り効果と空気清浄作用が得られます。

また、ジンの香りだけに、柑橘類の中でも光毒性のないオレンジ・スイートと合わせると、カクテルの「マティーニ」を思わせる都会的で洗練されたイメージも演出できます。ジュニパーベリーの精油芳香浴により、副交感神経から交感神経の順に活性化したという報告もあります。リラックスし、気分転換してからクリアーに集中力を高めたいようなシーンなどで使ってみてはいかがでしょうか。血流をよくすることによる肌の浄化作用があり、オイリー肌や毛穴の詰まり、むくみの解消に効果が期待できます。
セレクト5
ローズマリー シオネール
(ロスマリヌス・オフィキナリス Rosumarinus officinalis)
ハーブや園芸でもお馴染みの、地中海沿岸地域原産のシソ科の小低木です。ローズマリーの精油は、その葉から抽出されます。

ローズマリーの精油には、同じ植物でも生育環境などにより、構成成分が大きく異なるいくつかの「ケモタイプ」が存在します。その中でも、シオネールタイプは最も肌への刺激が少なく、ブレンドしやすいといわれています。このタイプに多く含まれる1.8-シオネールという成分はユーカリのグロブルス種(Eucalyputus globulus)とも共通し、鼻に抜けるスーッとした爽快感のあるシャープな香りが特徴です。ローズマリー精油の香りを嗅ぐことで精神疲労が回復したり、集中力や作業効率が向上したという報告もあります。収れん作用によりたるんだ肌を引き締め、くすみ・むくみを改善する効果が期待できます。また血液の循環を促すことで、肩こり対策用としても知られています。ブレンド次第で、男女を問わずさまざまな雰囲気を演出できます。
セレクト6
ゼラニウム
(ペラルゴニウム・グラベオレンス Pelargonium graveolens)
ハーブの世界でも「ローズゼラニウム」という名で広く知られている南アフリカ原産のフウロソウ科の植物。その葉から得られる精油です。

園芸的に見ると、ペラルゴニウムなのにゼラニウムと呼ぶので「アレッ?」て感じですが、精油としては「ゼラニウム」あるいは「ローズゼラニウム」の名で流通しています。ゼラニウムの精油は、ダマスクローズの花の香りとも共通するシトロネロールやゲラニオールという成分を含んでいて、ローズの精油に似た香りと作用が期待できます。水蒸気蒸留法で得られるダマスクローズの精油、ローズ・オットーはたいへん高価なのですが、ローズ・オットーと比較するとゼラニウム精油は価格もお手頃なので、普段使いにもよいと思います。ゼラニウムは葉を原料とした精油ですが、香りとしてはフローラルな華やかさがあり、不安や沈んだ気持ちを改善してくれます。皮脂のバランス・血行を整え、肌質を問わず皮膚のコンディション向上が期待できます。
セレクト7
真性ラベンダー
(ラバンデュラ・アングスティフォリア Lavandula angusutifolia、Syn. Lavandula officinalis)
心身をリラックスさせる効果が高く、アロマセラピーでもハーブの世界でも最も馴染みの深いものの一つでしょう。

地中海沿岸部原産のシソ科の植物で、その花から得られる精油です。怒りやストレス、精神的疲労などを緩和して穏やかにする作用が期待できます。ラベンダーは、「香りがよい」というイメージが先行しがちですが、意外と、第一印象では好き嫌いが分かれる香りです。自身が「心地よい」と感じる香りを用いることは心身への影響としてはとても大切なことなので、まずはイメージに惑わされず、自身の感覚にしたがって、好みに合うかどうか判断しましょう。また、最初は苦手と思ったら、ブレンドに使うなどして少量から親しんでみるのもよいでしょう。慣れるにしたがってラベンダーの香りが好きになってくる人も多いですし、他の精油とのブレンドでも前に出過ぎずに程よい存在感を示してくれます。

ラベンダーは「精油の中の万能薬」とも呼ばれ、アロマセラピーでも多用途に用いられる精油です。抗炎症作用による日焼け後の肌ケアをはじめ、新しい細胞の成長促進や皮脂バランスの整調作用などがあり、さまざまな肌トラブルに効果が期待できます。
セレクト8
ローマンカモミール
(カマエメルム・ノビレ Chamaemelum nobile、Syn. Anthemis nobillis)
ギリシャ語の「地表の (Chamae)リンゴ(melum)」に由来する学名が示すように、地上部の葉・茎・花が青リンゴに似た芳香を放つ、ユーラシアから北アフリカに渡り広く自生する這性のキク科の植物です。

ローマンカモミールの精油は乾燥させた花から抽出されます。リンゴに似たフルーティな香りが、ストレスを受けている心を穏やかにする作用が期待できます。ローマンカモミールの精油、「ローマカミツレ花エキス」というと、女性のみなさんにはスキンケア製品などで馴染み深いかもしれませんね。皮膚の代謝促進作用で肌の弾力やキメ・ハリを取り戻したり、抗炎症作用が日焼け後の肌のケアなどに効果が期待できることから、化粧品の原料としても古くから利用されています。近年の研究では、ヒト細胞にローマンカモミールの精油を添加したところ、コラーゲンの産生量が増加したとの研究データも報告されています。
セレクト9
ネロリ
(キトルス・アウランティウム Citrus aurantium)
ビターオレンジ、あるいは橙(ダイダイ)という別名でも知られるインド・ヒマラヤ原産種のミカン科の樹木の花から抽出される精油です。

華やかで気品のある、まさに「フローラル」な香りで、古くからオーデコロンの材料としても重用されてきました。抗鬱・鎮静作用のあるリナロールという成分を多く含み、不安・緊張・ストレスなど、沈んだ気持ちを緩和する作用が期待できます。また、皮膚細胞の成長を促す作用があり、肌の弾力性を高め、シミ、くすみ対策などにも使用されます。

ネロリ精油は原液では高価ですが、比較的お手頃な希釈製品もあります。ネロリはもともととても香りの強い精油なので、日常使いでしたら希釈タイプでも便利でしょう。どちらかというと女性好みの優雅な香りです。フランキンセンスやジュニパーなど、男性好みの落ち着いた香りの中に少しだけネロリをブレンドすることで、男性でも受け入れやすく、かつ「大人な遊び心」を感じさせる演出もできます。
男女を問わず取り入れやすい、手肌ケアにおすすめのキャリアオイル4選
精油を用いたハンドクリームやトリートメントオイルの基剤となるキャリアオイル(植物油)に関しても、肌によいものを選んでいきたいですよね。

植物油も種類により、期待できる効果が違いますし、価格にも幅があります。自分に合ったものを選んで、精油との組み合わせでオリジナルのアロマティックスキンケアライフを楽しみたいですね。
セレクト1
スイートアーモンドオイル
バラ科の樹木、スイートアーモンド (Prunus dulcis) の種子を低温圧搾して得られる、肌刺激が少なく、敏感肌のスキンケアなどにも幅広く用いられるオイルです。

オレイン酸やビタミンEなどを豊富に含み、保湿効果が高く肌なじみもよく、肌質を問わず使えます。ほのかなアーモンド香がありますが、精油とブレンドすると、ほとんど気になりません。価格もお手頃で初心者にも使いやすいです。
セレクト2
マカデミアナッツオイル
ヤマモガシ科の樹木で、食用でもおなじみのマカデミアナッツ(Macadamia ternifolia)の種子を低温圧搾して得られるオイルです。

「若さを保つ脂肪酸」と呼ばれるパルミトレイン酸を多く含みます。加齢によって失われるパルミトレイン酸は皮脂にも含まれるため、肌への浸透もよく、老化肌・乾燥肌へのアンチエイジング・保湿効果が期待できます。
セレクト3
アルガンオイル
モロッコ南西部にのみ生息するアカテツ科の樹木、アルガンツリー(Argania spinosa)の種子を低温圧搾して得られる希少なオイルです。

抗酸化力の高いビタミンEや、オレイン酸・リノール酸を豊富に含み「肌の万能オイル」と呼ばれています。皮膚のバリア機能を回復し保湿を促す効果が期待できます。

肌質を問わず、乾燥対策・皮脂コントロールの両面に効果的。敏感肌の方は必ずパッチテストをしてから使用しましょう。
セレクト4
カレンデュラオイル
キンセンカの名でも知られるキク科の植物 カレンデュラ(Calendula officinalis)の花を他の植物油に浸して有効成分を取り出す浸出法で得られるオイルです。

リノール酸やオレイン酸のほか、花弁に含まれる成分に角質除去や皮膚の再生促進・軟化・保湿など多面的な作用が期待でき、その美肌効果で注目されています。乾燥肌や手荒れのスペシャルケアにおすすめのオイルです。
植物からつながる健やかな生活や気持ちの豊かさ「ガーデンセラピー」
アロマセラピーを用いた「園芸の土いじり作業もハンドケアタイムに変える」ハンドクリーム活用法、いかがでしたか。既製品しか選択肢がないと思われがちなハンドクリームも、庭や植栽と一緒で「自分らしく」演出していけることをお伝えできたと思います。

さらにいえば、アロマの精油やキャリアオイルの原料になっている植物自体、庭に植えていたり、生け花やアレンジメント、食用などで、私たちが普段から見たり利用しているものも多いんですよね。このように生活の中の多くのことは、突き詰めていくと植物とつながっているのです。

ホリスティック(包括的)に健康維持や人生の質の向上を考えるガーデンセラピー的な視点からも、「園芸」「庭」「アロマセラピー」「フラワーアレンジメント」「食事」などとジャンルを区切らず、多角的に植物と付き合っていくと、人生がより楽しく充実したものになるのではないでしょうか。

「青春とは 人生のある期間をいうのではなく 心の様相をいうのだ」
(サミュエル・ウルマン 詩人 1840 – 1924)
Credit

写真&文/太田敦雄
「ACID NATURE 乙庭」代表。園芸研究家、植栽デザイナー。立教大学経済学科、および前橋工科大学建築学科卒。趣味で楽しんでいた自庭の植栽や、現代建築とコラボレートした植栽デザインなどが注目され、2011年にWEBデザイナー松島哲雄と「ACID NATURE 乙庭」を設立。著書『刺激的・ガーデンプランツブック』(エフジー武蔵)ほか、掲載・執筆書多数。
「6つの小さな離れの家」(建築設計:武田清明建築設計事務所)の建築・植栽計画が評価され、日本ガーデンセラピー協会 「第1回ガーデンセラピーコンテスト・プロ部門」大賞受賞(2020)。
ガーデンセラピーコーディネーター1級取得者。(公社) 日本アロマ環境協会 アロマテラピーインストラクター、アロマブレンドデザイナー。日本メディカルハーブ協会 シニアハーバルセラピスト。
庭や植物から始まる、自分らしく心身ともに健康で充実したライフスタイルの提案にも活動の幅を広げている。レア植物や新発見のある植物紹介で定評あるオンラインショップも人気。
「ACID NATURE 乙庭」オンラインショップ http://garden0220.ocnk.net
「ACID NATURE 乙庭」WEBサイト http://garden0220.jp
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