ガーベラを元気に生き返らせる方法と、新鮮さの見分け方 プチプラ花コーデ Vol.11

プチプラ雑貨を使って、もっと暮らしと花を楽しんでみませんか? 100均などのプチプラ雑貨とフラワーアレンジを日々楽しむ、フラワーデザイナーの川守由利子さんに、プチプラ花コーデを教えていただきます。
先日、ガーベラを10本490円で発見!! これはかなり、お買い得!と買ってきました。帰宅して、ラッピングを取ってみたら…。

たらーん、、、∑(゚Д゚)。花の水が下がっている! ガーベラの花の中心部分を見てみると…。

中心部分はまだ開いていないので、花は長もちしそう。
※ガーベラを買うときに、この花の中心部分をチェックすると、その花が新鮮か新鮮じゃないかわかります。新鮮なものは、この中心部分が平らで、咲き進むにつれ、中心部分がモコモコしてきます。
今日はこの水が下がったガーベラを、「湯揚げ」という処理をして、シャッキリ元気にしてみたいと思います。
バケツなどに水を入れたものを、用意します。ガーベラは紙で包みます。紙はどんなものでもOK。

花に紙を巻いたとき、下のほうの部分はセロハンテープで、きつく留めておきます。

次に、熱湯と紙コップ(茎を容器の中に入れても差し支えがないもの)を用意します。ぐつぐつと沸騰したお湯を、紙コップに入れます。


ガーベラの茎をカットして、すぐさま!沸騰していたお湯が入った紙コップに、ガーベラの茎先1.5㎝ぐらいを15秒前後入れます。このとき、ガーベラの茎の中から、気泡のようなものが出てくるのが目安です。これを「湯あげ」といいます。
15秒経ったらすぐさま!、用意していた水が入ったバケツに入れます。

このままの状態で2~3時間。
そのあと、見みてみると…。

お湯に浸かっていたガーベラの茎先部分が、茶色になっていました。この茶色の部分は、カットします。

私はこのままさらに、1時間くらい水につけてから、花器にいけます。こんな感じの作業で、ガーベラがしゃっきり元気になっちゃうんです
すっかりと水があがって、元気になったガーベラを早速いけてみます。水を少なめに入れた花器に、ガーベラをバサッといれて…♪

490円で、豪華な花飾りになりました。

ガーベラは花器の水が少ないほうが、長もちします。器の中の水が多いと、茎が腐りやすいんです。そんな理由があるので、私は、ガーベラをいけるときは、ガーベラ同士、または水が少なめでいい植物と一緒に合わせることが多いです。
【材料】
*使用花材*
・ガーベラ10本・・・490円
以上、価格は税抜き。
ほかに、花器を用意。
本日もお読みくださり、ありがとうございました!
湯あげのときに、この紙の下のほうをきつくセロハンテープで留めたのは、湯あげのときの蒸気を、花にあてないという理由です。

また、茎をカットしてお湯につけるまでは、ほんの数秒で作業しています。湯あげは本来は、ガス火のうえに湯揚げ専用の鍋を用意し、お湯がグツグツしているなかで行います。今回は、自宅で簡単にできる方法の紹介でした。
湯あげの効果としては、切り口の消毒の役割と、植物に刺激を与えて吸水させるという役割があります。
Credit

川守由利子
『ブーケ・ドゥ(Bouquet Doux)』主宰。
花店勤務を経て、2006年に独立。『花時間』第6回フラワーアーティストオーディションに優勝し、現在、東京・自由が丘にて花教室を主宰している。アトリエ名は、“甘くやさしい花束”という意味の仏語から。その名のとおり、心なごみ笑顔になる、柔らかな印象のアレンジを中心に、雑誌やwebでも活躍中。手作りが得意で、プチプラ雑貨と“花”を組み合わせて楽しむアイデアを連載中。
http://bouquet-doux.com
https://www.instagram.com/bouquetdoux_flower
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