料理に欠かせないトマトソース。トマトソースの作り方【キッチンガーデンレシピ】

お庭で育てた野菜や果実を美味しく飽きずにいただくために、簡単にできる保存食レシピをご紹介するシリーズ。自家製トマトソース、作ったことありますか?庭で育てた新鮮なトマト。全て食べきるのは大変な時、ありますよね。思い切って缶詰のトマトソースから自家製トマトソースに切り替えてみるのはいかがでしょう。お料理も普段より楽しくなること間違いなしです。
トマトソース

家庭菜園で最もよく栽培されるミニトマト。ワンシーズンで採れる量は一株で悠に100個以上。実つきの良い品種では500個にもなります。生では到底消費しきれないので、トマトソースに加工して保存しましょう。パスタやピザ、オムレツ、チキン料理など何かと出番の多い食材です。お日様をたっぷり浴びた完熟トマトで作るソースの味は格別です!
トマトソースの作り方
【材料】トマト(ミニでも、大玉でも)、塩(塩加減はお好みで)、粒コショウ 少々、タイム、オレガノ(ドライでもOK。フレッシュハーブは刻んでおきます)




チキンのトマトソース煮

【材料】トマトソース、鶏肉(手羽元や、むね肉など)、玉ねぎ、にんにく、マッシュルーム、オリーブの実、生バジル、オリーブオイル
- 玉ねぎ、にんにくをオリーブオイルで炒めて香りを出し、一旦皿にとっておきます。
- 鶏むね肉は適当な大きさに切ります。皮目から焼いて焦げ目をつけます。鶏肉から出る余分な油は捨てます。
- ②に①とトマトソース、マッシュルーム、オリーブの実を入れて中火で5〜10分煮たら、生バジルを散らして完成。
トマトの旨味成分

美味しいトマトソースさえあれば、料理の90%は保証されます。その最たるものがピッツアマルゲリータ。
具材はモッツァレラチーズとバジル、トマトソースだけですが、このシンプルなピザは世界中で愛されています。
トマトソースの美味しさの秘密は、その旨味成分にあります。日本では和食料理を作る際、昆布やカツオで出汁をとりますが、この出汁にはグルタミン酸やアスパラギン酸といった旨味の元となる成分が含まれています。
実は、トマトにも同様の旨味成分がたっぷり含まれているのです。ですから、イタリアでは夏に家族総出で1年分のトマトソースを作り、ちょうど私たちが昆布やカツオで出汁をとって料理を作るように、トマトソースをさまざまな料理に用いています。
材料は違えど、美味しい出汁はグルメの国の共通点ですね。
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