眼精疲労の回復に<保存食>サワーチェリージャムの作り方
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お庭で育てた野菜や果実を美味しく飽きずにいただくために、簡単にできる保存食レシピをご紹介するシリーズ。今回は、調理用のサクランボ ”サワーチェリー”をご紹介します。ジャムにしてしまえば、一気に全て食べ切らなくても、少しづつ長く楽しむことができますよ!
目次
サワーチェリージャムの美味しさ

日本では生で食べる甘いサクランボがメジャーですが、サワーチェリーは調理用のサクランボ。生ではとても酸っぱいのですが、火を入れると素晴らしい香りを放ち、果肉まで赤く美しいため、お菓子作りに重宝する果実です。サワーチェリーは1本で結実し、お庭で育てやすいのが魅力。あまり流通していないので、育てて味わってみませんか。
サワーチェリージャムの作り方
サワーチェリーをジャムにして長く楽しめます。
【材料】
サワーチェリー、砂糖(サワーチェリーの量の70〜80%)

①サワーチェリーは洗ってから軸を取ります。サクランボの種取り器をお持ちの場合はタネを取り除きます。ない場合は後からでも取れるのでそのままでOK。

②鍋にサワーチェリーと砂糖を入れ、中火から強火で煮ます。

③ワインレッドの汁が出てフツフツと湧いてくると同時に、アクが出てくるので、丁寧にすくいます。

④途中かき混ぜながら10分程煮るとタネが浮いてくるので、火からおろしてタネを取り除きます。あまり長い時間火を入れずに、短時間で仕上げた方が風味が生きます。
サワーチェリークレープの作り方

【材料】
クレープ生地5〜6枚分(卵2個、牛乳300cc、小麦粉100g、砂糖大さじ1〜2)、板チョコ1枚、バター、サワーチェリージャム
- クレープ生地の材料を全部混ぜ合わせます。
- 熱したフライパンにバターをひとかけ溶かし入れ、生地をおたま一杯分流し入れ、フライパンに薄く広げます。火は弱火〜中火。
- 片面が焼けたらひっくり返し、チョコレートを2〜3片のせて全体に溶かし伸ばします。
- クレープ生地をたたんで皿に盛り、サワーチェリージャムをかけて完成。
美と健康に作用する「赤色」

サワーチェリーは果皮だけでなく、中まで赤いのが特徴です。主に加工用に使われるサワーチェリーは、火を入れてもこの赤色が失われることなく、スイーツ作りに美しい色彩を提供し、パティシエから高い評価を得ています。
さらに、この赤色はただ単に色彩として美しいだけでなく、人の健康や美容においてもさまざまな嬉しい機能を持っています。
サワーチェリーの赤色は、アントシアニンという成分に由来します。眼精疲労の回復や視力改善などに即効性の効果を示すため、スマホやPCを頻繁に使用する現代生活では積極的に取り入れたい栄養素です。
また、アントシアニンには強い抗酸化力やコラーゲンの安定作用など、アンチエイジング効果も。保存食として常備し、日々の食卓で取り入れることで健康維持を目指したいですね。
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Credit
写真&文 / 3and garden

スリー・アンド・ガーデン/ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。2026壁掛けカレンダー『ガーデンストーリー』 植物と暮らす12カ月の楽しみ 2026 Calendar (発行/KADOKAWA)好評発売中!
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