ガーデンライフが楽しくなるオススメの本をご紹介。緑に親しむ人の書棚に必ず見つかるスタンダードブックス。今回は、ガーデナーが親しんで読んでいるファンタジー作品をご紹介。寒い季節には、物語の世界に飛び込んで、新しいアイディアを探したり、春に備えてのんびりと過ごすスローライフはいかがですか。

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『たのしい川べ』

ケネス・グレーアム著(石井桃子訳、岩波書店)

冬はガーデニングのオフシーズン。水やりはごくたまにでいいし、花がら摘みも、雑草取りもしなくていいのです。では、すっかり暇になってしまったガーデナーは、いったいどうするか? ほどよく暖房がきいた暖かい部屋で、座り心地のいい椅子に腰掛けて、上質の物語を読むのです。

『たのしい川べ』は英国のファンタジーの最高傑作の一つ。春に誘われて巣穴を飛び出したモグラ、友だちの川ネズミ、ヒキガエルなどが登場し、愉快なストーリーが展開していきます。かなりの長編なので、読み終える頃には窓辺には春の気配が。花や野菜のタネを播いて、苗づくりの準備を始めましょう。

 


Credit

文/岡崎英生(文筆家・園芸家)
早稲田大学文学部フランス文学科卒業。編集者から漫画の原作者、文筆家へ。1996年より長野県松本市内四賀地区にあるクラインガルテン(滞在型市民農園)に通い、この地域に古くから伝わる有機栽培法を学びながら畑づくりを楽しむ。ラベンダーにも造詣が深く、著書に『芳香の大地 ラベンダーと北海道』(ラベンダークラブ刊)、訳書に『ラベンダーとラバンジン』(クリスティアーヌ・ムニエ著、フレグランスジャーナル社刊)など。

Photo/3and garden

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