秋に映えるディープピンクの花たち 春夏秋冬 旬の花を探しに Vol.3
フラワーショップ「Bear(ベア)」の熊坂英明が届ける、花の最旬ニュース。花市場で出会った旬の花からセレクトした、珍しかったりおもしろかったりする花やグリーン、実ものを、独自の視点で語り、紡ぎ、ブーケやアレンジで紹介していきます。
ディープなピンクの世界
ピンクのバリエーションは
花の中でも種類が一番多い
「ピンク」と言って
想像する色もさまざま
今日は「ピンク」と言っても
ちょっと深め(ディープ)なピンク
どちらかというと「カシス」より

やはりこういう色も
「ピンク」や「レッド」系でと言われても
こちら側から提案しないと
なかなかお客様は想像しにくい
秋になると深まっていく花の色
爽やかで優しいピンクを欲した
春の感じとは違い
わずかにくすんだり
紫がかったり

秋になるとリンドウたちも
可愛らしく花を開くようになる
今回いれたリンドウはピンク系の品種
中でもかなり濃いピンクのもの
「レッドワンセト」
1輪の花丈も短く
コロンと可愛らしい花型

他には藤色の小さな花が咲いた
「グレープフルーツミント」
カーネーション「バイパーワイン」
バラ「ブルーベリー」
オランダセダム「オータムルージュ」
センニチコウ「オードリーパープル」
フジバカマなど

特別なものは入っていなくて
ひとつひとつは高くないものばかり

いろいろと混ぜる代わりに
花色の振り幅を抑えて
全体のまとまり感を大事にする
カジュアルな花でも
シックで落ち着いた雰囲気の花束だ
花はやっぱりお店で選びたい

ブーケを持つ人の洋服の色も
大事な要素の一つ
せっかくなら花束を持った姿が
良い感じだと
もらった方も贈った方も
気分が良いだろう
今回はスタッフの服装が
なんだかハマりました
花の色をイメージすることも大事
だけどせっかくなら
お店に来て実際に見た花の色から
色をイメージして欲しい
「色ありき」ではなくて
「花ありき」で考えるのが
自然な流れ
花の色はそんなに単純では無い
だから驚きと楽しみがある
型にはめるのではなくて
花に自分が寄り添うと
変化が楽しくなってくる
Credit
記事協力


熊坂英明
『ベア(Bear)』主宰。1997年より家業の生花店(東京・方南町)を継ぎ、短期渡欧や独学でヨーロピアンデザインを学ぶ。色、香り、形などで本質を感じる“花”をコンセプトに、多種多彩な花を品よく紡ぐスタイルが人気。黒と茶でまとめられたシックでスタイリッシュなショップには、同じ花でも季節によって産地を使い分ける、こだわりの花が並ぶ。ウエディングやディスプレイなども手掛けるほか、旬のおすすめ花を本サイトで発信中。
http://www.fs-bear.com
https://www.instagram.com/bearflower_scape
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