日本でも秋のイベントとして盛り上がりを見せる「ハロウィン」。子どものいる家庭でも、お友達を招いてホームパーティーや仮装を楽しむ方も多いのでは? 一方、親にとっては毎年、どのように子ども達を楽しませるか、ちょっとした悩みのタネになりつつあるのも本音。そこで、料理研究家の本間のぞみさんが、頑張らなくてもできる、とびきり可愛いハロウィンレシピを紹介してくれます。

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食べたら吸血鬼!
楽しく味わいながらハロウィンメイクの完成です。
<ブラッドピクルス>

ブラッドピクルス

材料/

ビーツ1個(200gくらい)、玉ねぎ1/4個、A(砂糖大さじ2、グラニュー糖30g、バルサミコ酢大さじ1、酢大さじ3、水大さじ1、ローリエ1枚、赤とうがらし1本、粒こしょう3~4粒、塩ひとつまみ)、水カップ1

準備すること/

  • 生のビーツは皮のまま塩少々を入れた水で5分ほど下茹でしておく。市販の缶詰や真空パックも使えます。
  • ビーツ、玉ねぎを薄切りにしておく。

作り方/

  1. 鍋にAを入れて加熱し、沸騰したら火からおろす。
  2. 煮沸消毒した瓶にビーツと玉ねぎを入れ、1を静かに注ぐ。あら熱が取れたら蓋をして冷蔵保存。翌日くらいから食べられます。

食べる輸血といわれるほど栄養豊富なビーツは、料理に使うとびっくりするほど真っ赤になります。有名なのはスープ「ボルシチ」。竹串に好みのモールを巻いて使うとポップな飾りになるうえに、誰のか見分けがつくので便利です。ブラッドピクルスはわざと大きめにカットして口まわりにつきやすくします。(*肌の弱いお子さんはアレルギーにご注意ください)

<普段のおそうざいをハロウィン仕様に>

ハロウィンパーティー

オードブルのハンバーガーやおにぎりに、目をつけるだけでハロウィン仕様になります。目はチーズと海苔をカットして使うとくっつけやすくなります。また料理に使う野菜やハムなどをオバケやカボチャの型抜きで抜くのも、簡単で子どもが喜ぶお手伝いです。

ハロウィンパーティー
ジャック・オ・ランタン
定番のジャック・オ・ランタンづくり。
ジャック・オ・ランタン
くりぬいたカボチャの中身は料理やお菓子にアレンジします。
フルーツを使ったジャック・オ・ランタン
オレンジや柿などフルーツを使ったジャック・オ・ランタンは、皮が柔らかいので手軽にチャレンジできます。中身はゼリーやトッピングに使いましょう。

ワイワイ楽しみながらチョコやクリームを飾りつけ
みんなでお化けケーキを完成させよう!
<お化けカップケーキ>

お化けカップケーキ

紙カップにシフォンケーキを焼いておいて、あとは子どもたちにチョコレートやクリームで、自分たちで好きに飾りつけをさせます。ここではカップシフォンを自分で焼いていますが、もっと手軽にするなら、市販のカップケーキでも代用OK!

用意するもの/

米粉のカボチャのカップシフォン、チョコペン、マーブルチョコ、マシュマロ、マロンクリームやホイップクリーム、クッキー、フルーツなど。

作り方/

湯煎したチョコペンでマシュマロやマーブルチョコをケーキに飾ったり、クリーム類を絞った上にお菓子やフルーツをトッピングしたりして完成。

<米粉のカボチャのカップシフォン>

米粉のカップシフォンケーキの材料/卵4個、米粉65g、砂糖(30g+30g)、塩少々、水50cc、カボチャ(皮をむいて)50g、シナモンお好みで

準備すること/

  • 紙カップ(小)を9個分くらい用意する。
  • オーブンを170℃に予熱する。
  • 卵を卵黄と卵白に分け、それぞれ大きめのボウルに入れる。
  • カボチャを器に入れてラップをして電子レンジ600Wで1分ほど加熱し、潰してペースト状にしておく。

作り方/

  1. ボウルに卵白、塩少々を加えて泡立てる。泡が均一になってきたら、砂糖30gを2~3回に分けて入れ、ツノがピンと立ち、かためのメレンゲ*になるまでしっかりと泡立てる。
    【point!】かためのメレンゲ*の目安は、ボウルを逆さにしても落ちてこない状態です。
  2. 別のボウルに卵黄、砂糖30g、カボチャ、水、シナモンを入れて混ぜる。そこに米粉を一度に入れ、手早く混ぜ合わせる。
  3. 2に1のメレンゲ1/2を入れ、ボウルの底をすくうよう下から上に持ち上げながら混ぜる。
  4. 生地が馴染んできたら残りのメレンゲも入れ、同じように下から上に持ち上げながら混ぜる。
  5. 均一に混ざったら、素早く紙カップに9分目くらいまで流し込み、10cmくらいの高さから一度落として余分な空気を抜く。
  6. オーブンで30~35分焼いたら竹串を刺し、生地がついてこなければ焼き上がり。
  7. 焼き上がったら10~20cmくらいの高さから落として焼き縮みを防ぐ。

<カボチャクリーム>

シフォンケーキで使ったカボチャの余りと生クリームで簡単にできます。カップケーキの飾りつけにもおすすめです。

材料/

カボチャ(皮をむいて)100g、生クリーム100ml、グラニュー糖大さじ1、シナモン(お好みで)適宜

作り方/

  1. カボチャにラップをして電子レンジ600Wで1分ほど加熱し、潰してペースト状にしておく。できれば裏ごしする。
  2. 鍋に1と生クリーム、グラニュー糖を入れて混ぜ、弱火にかけてゆっくり練る。冷めるとかたくなるので柔らかめでシナモンを加えて火を止める。

口に入れるとシュワっとはじけて楽しいシュワシュワソーダゼリー
お呼ばれパーティーにも好評です
<ハロウィンゼリー>

ハロウィンゼリー

材料/

ソーダ300cc、砂糖大さじ1、レモンの絞り汁小さじ1、粉ゼラチン5g、水大さじ2、フルーツ(写真はリンゴ、みかん缶詰、ブドウ、キウイなど)

準備すること/

  • プラスチックカップ(好みでシールなどを貼る)。
  • 耐熱容器に水を入れ、粉ゼラチンを振り入れておく。

作り方/

ハロウィンゼリー
  1. みかんの缶詰はつけ汁をきり、角切りにする。リンゴ、ブドウは食べやすい大きさにカットしてカップに入れておく。
  2. ゼラチンを電子レンジ(600w)で20秒加熱して溶かし、ボウルにソーダを静かに注ぎ、溶かしたゼラチンと砂糖、レモン汁を加えて静かに混ぜて冷蔵庫で冷やしかためる。かたまったらスプーンで崩す。
  3. カップに2の崩したゼリーを加えて完成。

<使う食器にひと工夫>

ホームパーティー

ホームパーティーに便利なのが紙製のコップやお皿、ピックなどですが、これに子どもたちが自分で絵を描いたり、折り紙やシールで好みのマイピックを作るのも楽しいですよ。こうすれば、席を離れても自分のものがすぐに見分けがついて便利です。子どもたちが大好きなチーズフォンデュには、自分たちで作ったマイピックを使います。

パーティー

ハロウィンのお菓子を作って飾って
帰りはお土産にしよう
<ハロウィンカボチャクッキー>

ハロウィンカボチャクッキー

材料/

食用オイル大さじ1、メイプルシロップ大さじ2、カボチャ(皮をむいて)30g、A(米粉40g、アーモンドプードル40g、塩1つまみ、シナモンお好みで)

準備すること/

  • 保存袋を用意し、口を開いて底にボウルをセットしておく。
  • カボチャをラップで包み600wで1分ほど加熱して、柔らかく潰しておく。

作り方/

  1. 保存袋に食用オイルとメイプルシロップを入れ、ゼリー状に混ざるまで袋の上からよく揉む。
  2. 1にカボチャを入れてよく混ぜた後、Aと空気を入れて保存袋の口をしばり、シャカシャカと10回ほどふる。
  3. 袋の上から粉を押して折りたたむ。それを生地がまとまるまで繰り返す。
  4. 3の袋の口を1/2ほど折りたたみ、その上からめん棒で2㎜くらいの厚さにのばす。
  5. 打ち粉(分量外)を引いた上に生地を取り出し、好きな形に型抜いて予熱なし170℃のオーブンで20分ほど焼く。
  6. オーブン内で冷まして乾燥させる。

*ココア生地はAの材料を<米粉40g、アーモンドプードル30g、塩1つまみ、ココアパウダー10g>にし、カボチャは入れません。

ハロウィンカボチャクッキー

<ハロウィンツリー>

ハロウィンツリー

クリスマスツリーにハロウィンカボチャクッキーやお菓子の袋を飾りつけます。

我が家では、お菓子の中にアタリをしのばせておいて、アタリのお菓子を見つけた子には大きなお菓子袋をプレゼント! ハロウィンが終わったら次はクリスマス! ツリーにはクリスマスの飾りを加えてそのまま飾っておけます。

用意するもの/

ハロウィンカボチャクッキー、チョコやマシュマロなど好みのお菓子、ランタンなどのオーナメント、リボンやモール、洗濯バサミ、ツリーや木の枝

作り方/

  1. 好みのお菓子を小さな袋に入れてモールやリボンでとめる。
  2. 1を大きめの枝ものやツリーに小物と一緒に飾りつけて完成。
ハロウィンツリー
自宅の観葉植物や剪定した枝などがあれば、それも飾りつけに利用できます。

気合いを入れすぎず、親も気楽に楽しむのが大事

ハロウィンパーティー

我が家でも数年前から恒例行事となっているハロウィン。商店街の仮装イベントに出かけたり、お友達のホームパーティーにも呼ばれたりするようになりました。楽しいイベントが増えるのはよいと思うのですが、一方で親にとっては悩みのタネでもあります。特にホームペーティーとなると、飾りつけにお料理、当日のゲームや後片付けまで、考えるだけで疲れてしまうのも本音。そこで今回は、準備から子どもに参加してもらいながら、私も楽しめる方法を考えました。子どもたちは、仕上がりが少々不格好になっても、作ること自体が嬉しいようで夢中で楽しんでいます。また準備を一緒にすると、後片付けにも自然と目が行くようで手伝ってくれるようになりました。パーティーは子どもの「つくる楽しみ」を充実させることが、なにより大切なんだと気づきました。

皆さんも肩の力を抜いて、子どもとの時間を楽しんでくださいね!

Credit

制作&レシピ&写真&文/本間のぞみ
会津郷土料理研究家。福島県会津若松市生まれ。デザイン事務所のアシスタントを経てガーデニング雑誌編集部に入社。庭のある暮らしや食に関する記事をつくる中で、さまざまな食のプロに出会い魅了され、和菓子店、ベーグル店、ビストロなどで経験を積む。現在2人の子どもを育てながら、地元の母がつくった会津野菜や食品を使ったレシピの提供中。

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