ミモザのスワッグを作ろう! 簡単にできる、春を告げる黄色のスワッグ
春らしい鮮やかな黄色い花を咲かせるミモザ(ギンヨウアカシア)は、スワッグ作りにぴったりの花木。神奈川県の自宅の庭で100種以上のオージープランツ栽培を楽しむベテランガーデナー、遠藤昭さんに、簡単に手作りできるミモザのスワッグの制作プロセスを教えていただきました。
目次
スワッグ作りに適した花材、ミモザ

リースよりも手軽に楽しめる壁飾りとして、近年人気が高いスワッグ。ドライになっても可愛らしい花を保つミモザは、スワッグ作りに最も適した花木の一つだ。春が近づき、そのミモザの季節がやってきたので、今回は、ミモザのスワッグの作り方をご紹介しよう。スワッグについては、『オリジナルのお正月飾り!素敵な「スワッグ」の作り方』で解説しているので、そちらもぜひ参照してほしい。

日本で一般的にミモザと呼ばれている植物は、オーストラリア原産のAcacia baileyanaで、ギンヨウアカシアと呼ばれる品種である。名前の通り、葉がシルバーグリーンで美しい。春早くに株を覆うほどに咲く、鮮やかな黄色の丸い花も素晴らしい。同じくミモザと呼ばれるフサアカシアと混同しやすいが、フサアカシアは耐寒性が弱いため、日本で見かけるミモザは多くがギンヨウアカシアだ。また、ギンヨウアカシアはフサアカシアよりもややコンパクトに育つので、庭木としても扱いやすい。
国際女性デー(3月8日)にはミモザを贈ろう
最近、ミモザが注目されている理由の一つが、3月8日の国際女性デー。国際女性デーは欧米で女性の自由と平等を掲げる日とされ、この日イタリアでは、男性から女性に感謝の気持ちを込めてミモザを贈る習慣があり、ミモザの日とも呼ばれているのだ。日本でも、ボチボチこの習慣が広まる兆しが見えている。
「バレンタインのお返しはホワイトデー」もいいが、商業ベースで今一つ盛り上がらないところもある。3月8日の国際女性デーにミモザのスワッグを贈るとフェミニストみたいでカッコイイ! ではないか。男性諸氏には、ぜひオススメしたい。
ミモザのスワッグの作り方
ミモザの枝を束ねるだけの手軽さで、ミモザの魅力を長く楽しめるスワッグ。僕のガーデンでも他の花に先駆けて咲き出すミモザのスワッグを壁に飾れば、鮮やかな黄色の色彩とも相まって、家の中が春らしく明るくなる。
では、早速ガーデンの植物も使って、スワッグを作ってみよう。
使用する花材

ミモザの枝と、ユーカリ、ドドナエア、ラベンダーなどお好みの植物をチョイス。
使用する材料

ラフィア、麻ひも、麻テープ、ビニタイ。
スワッグの作り方
- 花材を並べる

まず、ミモザなど使用する花材を揃えて置く。完成図をイメージして、色や葉の形を考えながら、いろいろ並べ替えて試してみよう! 一番下には、長い枝ものや、大きくて平らな安定する葉を敷き、見せたいもの、小さなものは上に重ねて置くとよい。 - 花材を切り揃える

材料がバランスよくまとまったら、それぞれの長さに花材を切り揃える。この時、はみ出した余計な枝は、切り落としておくとバランスが取りやすい。 - 根元をビニタイで固く結ぶ

逆さに吊るしても枝や葉が抜け落ちないように、ビニタイを用いてしっかりと固く結ぶ。 - 麻テープで株元を覆う

麻テープを結び目から枝元の部分にかけて巻きつけると、バラバラな印象の根元がすっきり! - 麻ひもで縛り、輪を作る

麻テープの上から麻ひもを巻いてしっかりと縛る。残った麻ひもの両端を結び、壁に吊るす際に掛けられるよう、輪を作っておく。 - ラフィアでリボンを作る

仕上げに、根元付近へラフィアをリボン状に結ぶ。リボンの向きが逆さにならないように注意。ミモザのスワッグはこれで完成。

一つひとつ表情が異なる、手づくりのミモザのスワッグ。壁飾りとしてはもちろん、エントランスに置いて玄関飾りとしても可愛らしい。

ミモザのスワッグ バリエーション

ギンヨウアカシアの代わりに、パールアカシアを使っても同じようにスワッグを作ることができる。パールアカシアは、ギンヨウアカシアとそっくりな花を咲かせるが、切れ込みの入った葉ではなく、柔らかな質感の丸い葉を持つ丸葉系アカシアだ。

また、ユーカリとミモザだけのシンプルなバージョンもよく作る。2種類の枝をまとめて束ねるだけでいいので、3分間あれば完成するとても手軽なスワッグだ。

スワッグ作りに使用した植物
オマケに、今回のスワッグに使用した植物の特徴を紹介しておこう。庭のある人は、来年以降のために植えておくと便利だ。ラベンダーなどは鉢植えでも育てやすい。
ミモザ(ギンヨウアカシア)


今回のスワッグの主役であるギンヨウアカシア。丈夫で育てやすいが、枝が細く折れやすいので花後に適宜剪定を。
『オージーガーデニングのすすめ 春を告げる「アカシア(ミモザ)」』
ユーカリ

オージープランツの中でも代表的な存在であるユーカリは、銀色がかった葉が美しく、スワッグやリース作りに重宝する。成長が速く高木になる。
ドドナエア

ドドナエアは、夏の葉は明るいグリーンだが、冬には葉の色が赤から黒に染まる。スタイリッシュでモダンな庭演出にぴったりの庭木だ。
ラベンダー

ハーブとしてもお馴染みのラベンダー。オーストラリア原産ではないが、他のオージープランツ同様に多湿を嫌うので、水はけのよい環境で育てよう。
今回は、僕の好きなオーストラリアの植物を使ったスワッグを紹介したが、それぞれに自分の好きな植物で、個性的なミモザのスワッグを作ると楽しい。
簡単に作れるミモザのスワッグを、3月8日の国際女性デーに、お友達にプレゼントしてみませんか?
Credit
写真&文 / 遠藤 昭 - 「あざみ野ガーデンプランニング」ガーデンプロデューサー -

えんどう・あきら/30代にメルボルンに駐在し、オーストラリア特有の植物に魅了される。帰国後は、神奈川県の自宅でオーストラリアの植物を中心としたガーデニングに熱中し、100種以上のオージープランツを育てた経験の持ち主。ガーデニングコンテストの受賞歴多数。川崎市緑化センター緑化相談員を8年務める。コンテナガーデン、多肉植物、バラ栽培などの講習会も実施し、園芸文化の普及啓蒙活動をライフワークとする。趣味はバイオリン・ビオラ・ピアノ。著書『庭づくり 困った解決アドバイス Q&A100』(主婦と生活社)、『はじめてのオージープランツ図鑑』(青春出版)。
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