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リップクリームを手作り! ミツロウと植物オイルを使って5分で完成 <簡単アロマレシピ>

リップクリームを手作り! ミツロウと植物オイルを使って5分で完成 <簡単アロマレシピ>

リップクリームを手作りしてみませんか? 材料は、ミツロウと植物油(ホホバオイルなど)、ととてもシンプル。そこへ、植物100%の精油で気に入った香りを付け、ケースに入れたら完成です。かかる時間は、たった5分。作る楽しみと使う楽しみが一緒に味わえるリップクリームの作り方を、ガーデンセラピーの教室「花音」の代表兼講師の堀久恵さんにご紹介していただきました。

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アロマコスメの手作り、始めてみませんか?

アロマコスメ作り、始めてみませんか?

小さな瓶に入った精油(エッセンシャルオイル)は、香りを楽しむだけではなく、石けんや化粧水、ルームスプレーなど日用品を作る際に加えれば、肌や心にもプラスの作用をもたらしてくれます。私はもともと敏感肌で、市販の化粧品などが肌に合わなかったこともあり、今では、ほぼすべての日用品を手作りしています。季節や心身のバランスによって、材料の分量を調整したりテクスチャーを変えたり、香りを変えたり…と、精油を使って手作りを楽しんでいます。

ですが、精油は植物100%の物質だからといって、必ずしも安全というわけではありません。逆に、植物として生きている時に比べて、成分の濃度が70~100倍にも凝縮されているから、とてもパワフル。精油は原液で直接肌につけない、飲用しないなど、基本的なルールを守って活用することが個人に求められます。また、妊娠中・授乳中の方、治療中の病気がある方、体質等に心配がある方は、使用できない種類もありますので、使用する前に、かかりつけの医師にご相談くださいね。

アロマテラピーを楽しむための基本のルールは、「アロマテラピーをはじめよう! 精油を安全に楽しむための基本レッスン」をご覧ください。

手作りリップクリームの材料は?

今回ご紹介するのはリップクリーム。リップクリーム用の容器も単体でちゃんと売られているんですよ。

リップクリームに必要な原材料は3つだけと、とってもシンプル。作る時間も、5分もあれば十分です。まずは原材料を1つずつ、ご紹介していきましょう。

オイル(ここではホホバオイル)

手作りリップクリームの材料1:オイル(植物油)

植物油と呼ばれるオイルを準備します。

リップクリームを作る際、私がよく使うのは、「ホホバオイル」。オイルは種類によっては、封を開けたら1週間で使い切りたいくらい、酸化が早いものもあります。そういうオイルを使って作ったリップクリームは、早く使い切らなければなりませんが、ホホバオイルはその点優秀で、開封して1年ほどは品質がもつといわれています。油っぽい感じもなく、使用感もよいため愛用しているオイルです。

ミツロウ

手作りリップクリームの材料2:みつろう

ミツバチが巣を作るときに分泌するろうの成分。ビーワックスとも呼ばれます。人の皮脂にも存在する成分なので、肌馴染みもよく、保湿作用に優れています。

手作りアロマグッズではよく使うアイテムで、特に軟膏やクリームを作る際に活躍します。形状はメーカーによって異なりますが、脱臭や漂白をしているものは白く、それを行っていない未精製のものは黄色い状態で売られています。

精油

手作りリップクリームの材料3:精油

アロマテラピーに欠かせないのが香りの素「精油」。手作りする際に注意しなければならないのが、全体に対しての精油の濃度。リップクリームの場合、ケース2本分の材料に、精油は最大でも2滴までです。多すぎると皮膚刺激になりますので、使用量を守りましょう。

「手作りリップクリーム」レシピ

それでは、リップクリームの作り方をご紹介しましょう。

リップクリームの作り方

<用意するもの>

〇ホホバオイル 9g

〇ミツロウ 3g

〇お好きな精油 1~2滴

〇リップケース 2本

〇ビーカー

〇竹串

これらはすべて、アロマ専門店で購入可能です。インターネット通販でも購入できますが、慣れないうちは専門家がいるアロマショップなどで相談しながら購入することをオススメします。

<作り方>

1. ホホバオイルとミツロウを一つのビーカーに入れて、湯せんにかけます。

手作りリップの作り方1:ホホバオイルとみつろうを一つのビーカーに入れて、湯せんにかける

2. ミツロウが溶けたら、火から下ろし、粗熱が取れるのを待ちます。

3. 粗熱が取れたら、精油を入れて竹串でよくかき混ぜます。精油を加えると、すぐに固まり始めまるので、手早くケースに移しましょう。

4. 固まったら完成です。

手作りアロマコスメを使うときの注意点は?

作ったリップクリームの保存期間は3~4カ月程度です。「リップクリーム」とうたっていますが、唇に限らず、全身どこでも安心して使えますので、なるべく早く使い切りましょう。少々手間ではありますが、一度に大量に作るのではなく、期限内に使い切れる量をこまめに作ることも、アロマグッズを手作りするうえでは大切です。

また、ご紹介したレシピの作用や反応には、個人差があります。ご利用の際には、身体に合うかどうかパッチテストを行い、違和感がある場合にはすぐ使用を中止するなど、ご自身で責任を持ってお試しいただくようお願いします。

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Credit

写真&文/堀 久恵(ほり ひさえ)

花音-kanon- 代表、ガーデンセラピーナビゲーター。

生花店勤務を経て、ガーデンデザイン・ハーブ・アロマセラピー等を学び、起業。植物のある暮らしを通じて、病気になりにくい身体を作り健康寿命を延ばすことを目指した「ガーデンセラピー」に特化した講座の企画運営と庭作りを得意とする。植物に囲まれ、日々ガーデンセラピーを実践中。埼玉県熊谷市在住。
https://kanongreen.com/

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