フワフワの可愛らしい黄色い花が特徴のミモザ。春を真っ先に告げてくれる、華やかな花です。今回はこのミモザを使ったリースの作り方を、作る際の注意点や上手に丸く仕上げるポイントなどとともにご紹介します。植物に触れながら作品を作ることは、心身を癒す自然療法「ガーデンセラピー」にもなりますよ。簡単にできますので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
目次
ミモザってどんな植物?

ミモザはオーストラリア原産の常緑高木です。3~4月上旬に、垂れた枝の先に球状の黄色い小さな花を房状に咲かせます。我が家の庭にもミモザがあり、その黄色い花が春を真っ先に告げ、庭を華やかに明るくしてくれます。花の時期以外でも、シルバーがかった葉を楽しむことができるので、とても気に入っています。
「ミモザを植えてみたい!」と思ったら、まずは場所の確保から。ミモザの枝葉はとても長く伸び、そこに花をつけます。地植えする場合には、広めの場所を確保してから植えることをオススメします。また、植え込みをした際には、しっかりと支柱を立てましょう。ミモザの枝葉は、しなやかに細く長く伸びます。そのため台風や強風時には、ポキッと枝が折れてしまうことも。はじめに支柱を立てておくことで、そのリスクも減るでしょう。
リース作りは“芸術療法”にも

2月あたりから、お花屋さんでもミモザをよく見かけるようになりますね。旬のミモザを使ってリースを作ってみませんか?
楽しみながらリースを作っていく作業は、ガーデンセラピーに当てはめると、芸術療法になります。芸術療法とは、作品作りを通じて手を動かし、脳を活性化させることを目的としていて、フラワーアレンジや写真、陶芸などが含まれます。大切なことは、作品の良し悪しではなく、リラックスして作品を作る時間を楽しむこと。完璧な円に仕上がらなかったとしても、自分で作った作品は、買ったものとはまた違う愛着が感じられるはずですよ。
ミモザの取り扱いについて

ミモザは乾燥に非常に弱く、枝から切ると一瞬にして黄色の球体がしぼんでしまう性質があり、長くは持ちません。切り花を買ってきたら、すぐにリースを作り始めることをオススメします! 一度花瓶に挿して愛でてからリースを作ろうとすると、乾燥が進んでしまい、花や葉がボロボロと落ちてしまいます。フレッシュなうちに作ってくださいね。
ミモザは切り花にした瞬間から、ドライ化していきますが、黄色のきれいな色はそのまま残りますので、だんだんと変化する様子も一緒に楽しんでください。
リースが完成したら、風通しのよい日陰に数日置いておくとよいでしょう。直射日光に当てると変色の原因にもなりますので、ご注意ください。
ミモザのリースの作り方
それでは、ミモザのリースを作っていきましょう。
<用意するもの>
※ 仕上り直径25cm程度
〇ミモザの枝 60cm 2本くらい
〇リースベース(直径21cm)
花資材専門店・雑貨店で購入できます
〇リースワイヤー(23番)
リースを作るときに使う、糸のように繋がっているワイヤーです。ワイヤーの太さにより、番号が決まっていて、数が大きくなれば細く、数が小さくなれば太くなります。今回のような枝の場合には、23番が使いやすいでしょう。花資材専門店やインターネット通販で購入できます。
〇好みのリボン 30~50cm程度
<作り方>
1. まずはミモザの枝から、花と葉を切り取ります。葉も使うので、丁寧に切っておきましょう。
2. ミモザの花と葉をサイズにカットします。
内側に入れるものは7cm、中側に入れるものは8cm、外側に持ってくるものは10cmを目安に、切りそろえましょう。この時、ミモザの花がすでに大きい場合には、花も思い切ってカットします。葉も同様に大きすぎるものはカットしておきましょう。

3. 切りながら、大・中・小サイズの大きさ別に分けていきます。

内側か外側かなど、場所によって花材の長さを微妙に変えて作るとキレイな円に仕上がりますので、事前にサイズを合わせておく作業はとても大切です。長すぎる花が混ざっていると、円形からピーンと飛び出してしまい、四角く見えてしまう原因に…。
4. リースベースにリースワイヤーを巻き付け、始点を作ります。

この時、ワイヤーを少し長めに取っておくと、最後に壁に掛けるフック部分を作ることができます。
5. 茎を一定方向に向けて花と葉を置き、リースベースに留めていきます。

花と葉を何本かまとめた状態で、リースの内側・中側・外側の3カ所に置き、その根元をワイヤーで2周ほど巻いてしっかり留めます。留めた後のワイヤーは切りません。
6. 1段目の根元から3cmほど下げて、2段目も同様に、内側・中心・外側の3カ所に何本かミモザを置き、5で切らずにいたワイヤーを持ってきてしっかり巻きます。

後で乾燥してくると、空間ができ、花や葉が落ちてくることがあります。しっかりワイヤーを引っ張り、根元をきつめに締めておきます。
7. 同様に、これを一周繰り返していきます。
8. 花や葉を余らせておき、最後は全体を見て、寂しいところに追加で差し込みましょう。
9. リボンをつけて完成です。

置いておくだけで空間を華やかにしてくれ、春を感じさせてくれるミモザのリース、ぜひ作ってみてくださいね。
Credit
写真&文 / 堀久恵 - 花音-kanon- 代表 -

ほり・ひさえ/ガーデンセラピーナビゲーター。一般社団法人日本ガーデンセラピー協会専門講師。
生花店勤務を経て、ガーデンデザイン・ハーブ・アロマセラピー等を学び、起業。植物のある暮らしを通じて、病気になりにくい身体を作り健康寿命を延ばすことを目指した「ガーデンセラピー」に特化した講座の企画運営と庭作りを得意とする。埼玉県熊谷市の『花音の森』にて、日々植物に囲まれ、ガーデンセラピーを実践中。
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