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ボディーオイルの作り方〜しっかり保湿&よい香りに癒やし効果も!

ボディーオイルの作り方〜しっかり保湿&よい香りに癒やし効果も!

健康を考えて、ヘルシーな食事をしたり、オーガニック食品にこだわったりするように、体に使う日用品も手作りしてみませんか? 今回は、冬場の乾燥対策にぴったりなボディーオイルの作り方をご紹介。オイルに100%植物から採られた精油を混ぜるだけで簡単にできちゃいます。いい香りに癒されながら、お肌も心もケアしましょう!

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植物油(キャリアオイル)ってなに?

今回の主役はオイル。オイルには、植物油、動物油、鉱物油などさまざまな種類がありますが、中でもオススメなのが植物油。植物の種や実から採取された油で、アロマテラピーに使用されるのは、この植物油です。

植物油は別名「キャリアオイル」とも呼ばれます。精油の成分を皮膚に運ぶ(キャリー)役割を果たすことから、その名がつけられたといわれています。

この植物油、ただの油と侮るなかれ! 精油にさまざまな効能があるように、植物油も豊富な栄養素を持っていて、美容と健康に役立ってくれるんですよ。特に、お肌に直接つけることで、いろいろなメリットが期待でき、加齢による水分不足・油分不足を補うにもぴったりです。

乾燥対策にオススメの植物油は?

植物油と一口にいっても、杏の仁から採れる「アプリコットカーネルオイル」や、化粧品業界も大注目の自然の美容液「アルガンオイル」など種類も多く、手に入れやすい植物油だけでも、20種類ほどあげられます。

オイルの持つ特徴によって、伸びや使い心地も違いますし、肌質・お肌の状態によって向くオイルも変わります。とても奥の深い世界なのです。

今回のテーマ「冬の乾燥対策」にオススメの植物油を2つ、ご紹介しますね。

マカダミアナッツオイル

乾燥対策におすすめの植物油-マカダミアナッツオイル
Olyina/Shutterstock.com

マカダミアナッツの果実を圧搾して採取するオイルです。浸透性に優れ、肌馴染みがよいオイルで、皮膚の若返りを助けるビタミンA・E・Bも含まれています。冬場の乾燥によって、肌のかき壊しや炎症を起こしやすい人にオススメです。

スイートアーモンドオイル

乾燥対策にオススメの植物油-スイートアーモンドオイル
mama_mia/Shutterstock.com

アーモンドの種子から採れるオイルです。抗炎症作用、保湿作用、皮膚軟化作用があります。高い保湿力を持ちながら、肌馴染みもいいので使いやすく、幅広い年齢層でケアに使えるオイルです。

なお、植物油も、開封したときから劣化(酸化)が始まります。購入される場合には、少量をこまめに買い足すことが大切です。また、今回は2種類をご紹介しましたが、ほかにもさまざまなオイルがあります。自分の肌に合うオイルを探すこともまた楽しい時間になるでしょう。ぜひチャレンジしてみてくださいね。

オイルは化粧品グレードを用意しましょう

ボディオイルの作り方-オイルは化粧品グレードを

アロマテラピーで使う植物油は、「化粧品グレード」であることが大切です。スーパーに売られている食用の植物油は、食品グレードです。食用なので風味やおいしさを残して加工されています。

一方、化粧品グレードは直接肌に触れて、皮膚から体内に入っていくため、皮膚刺激や浸透性、使用感なども考慮されて加工したオイルです。食品より化粧品の方がグレードが高く、値段も高価になりますが、ボディーオイルを含め、アロマグッズを手作りする際には、化粧品グレードのオイルを使用してくださいね。

ボディーオイルの作り方・使い方

それでは、ボディーオイルを作っていきましょう。

<材料>約2回分

〇マカダミアナッツオイルまたはスイートアーモンドオイル 20ml

〇精油 4滴

*精油はお好みのものを1~2種類、ご用意ください。効能より、自分がその時いい香りだなと感じるものをセレクトすると、より効果的です。また、自然の恵みが詰まった精油ですが、妊娠中・授乳中の方、治療中の病気がある方、体質等の心配がある方は、使用できない種類もあります。使用する前に、かかりつけの医師にご相談ください。

<作り方>

1. オイル20mlに精油を4滴加える

2. 竹串などでよく混ぜて完成

ボディオイルの作り方

使う分量だけをその都度作るほうが、香りの揮発やオイルの酸化を防げますが、1週間分程度の作り置きは可能です。その際にはしっかり密閉容器に入れて、保存しておきましょう。

<使い方>

作ったオイルは、入浴後、タオルで肌を軽く拭いた後、少し水分が残っている状態で、手に適量とり、身体全体に塗り伸ばします。かゆみが出そうな所に重点的に塗っておくとよいでしょう。

肌が乾燥しがちな季節は、かゆくなってきてからのケアではなく、かゆくなりそうだな…という状態のときから保湿することが大切です。乾燥による症状がひどくなる前のセルフケアに、手作りボディーオイルを活用してみてくださいね。

<ご注意ください>

ご紹介したレシピの作用や反応には、個人差があります。ご利用の際には、身体に合うかどうかパッチテストを行い、違和感がある場合にはすぐ使用を中止するなど、ご自身で責任を持ってお試しいただくようお願いします。

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Credit

写真&文/堀 久恵(ほり ひさえ)

花音-kanon- 代表、ガーデンセラピーナビゲーター。

生花店勤務を経て、ガーデンデザイン・ハーブ・アロマセラピー等を学び、起業。植物のある暮らしを通じて、病気になりにくい身体を作り健康寿命を延ばすことを目指した「ガーデンセラピー」に特化した講座の企画運営と庭作りを得意とする。植物に囲まれ、日々ガーデンセラピーを実践中。埼玉県熊谷市在住。
https://kanongreen.com/

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