お庭で育てた野菜を美味しく、飽きずにいただくために、簡単で手早くできるレシピを世界各国から集めてご紹介するシリーズ。今回は、冷蔵庫の常連さん?”ナス”の珍しいレシピを紹介します。イタリア、トルコのおしゃれ料理は家族を驚かせること間違いなし。​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​

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カポナータ from イタリア

カポナータは、イタリア、シチリア島の伝統料理。油で揚げたナスを中心にいろいろな夏野菜を入れ、甘酸っぱい味に仕上げます。一説によると、もともとは魚料理だったのが、高級な魚の代替品としてナスを使ったのが始まりだとか。パンに添えるほか、ソースとしてパスタに絡めたり、冷やしてサラダにしたり、幅広くアレンジできる常備菜です。

カポナータの作り方(4人分)

カポナータ
カポナータ

【材料】ナス2本、玉ねぎ1/2個、ズッキーニ1本、パプリカ1個、セロリ1/3本、オリーブの実(種抜き)10個、松の実大さじ1、カットトマト缶1缶、バジル1枝、オリーブオイル大さじ3、ワインビネガー(または酢)大さじ1~2、砂糖小さじ1

  1. 野菜を食べやすく小口に切ります。
  2. 切ったナスは素揚げにします。
  3. フライパンにオリーブオイルを入れ、玉ねぎ、ズッキーニを、しんなりするまで炒めます。
  4. セロリ、オリーブ、松の実、トマト缶を加えさらに炒めます。
  5. 酢、砂糖を加えて味を調え、ナスを入れて少し煮詰めます。最後にバジルを散らして出来上がり。お好みでタイムやケッパーを加えても。

 

カルヌヤルク from トルコ

カルヌヤルクとは、トルコの言葉で「お腹を裂く」という意味。その名の通り、大きく開いたナスの中にたっぷりの具を詰め込んだ、トルコ風のナスの肉詰めです。丸ごと一個のナスを使うため、食卓に出しても華やかでホームパーティーなどにもぴったり。ヨーグルトで作ったソースなどをかけて食べる場合もあります。

カルヌヤルクの作り方(4個分)

カルヌヤルク
カルヌヤルク

【材料】ナス4本、ひき肉150g、玉ねぎ1/2個、トマト1個、トマトペースト大さじ1、パセリ(刻んだもの)大さじ2、塩コショウ
ストック:トマトペースト大さじ1、水100cc、塩少々

  1. ナスを洗ってシマ模様に皮をむき、素揚げします。玉ねぎはみじん切りにし、トマトも小さく切ります。
  2. フライパンに油を引いて玉ねぎ、ひき肉を炒め、トマトとトマトピューレも入れて塩コショウで味を調えながらよく炒めます。パセリを入れたら軽く炒めて火から下ろします。
  3. 揚げたナスを縦に裂くように切れ込みを入れ、具材を詰めます。
  4. 耐熱容器にストックを溶いて入れ、具を詰めたナスを置いて180℃で約20分焼きます。トマトやシシトウを乗せて焼いても華やかになります。お好みでヨーグルトに塩、コショウ、パセリ、ニンニクなどを混ぜたソースを掛けてどうぞ。

 

お庭でナス栽培にチャレンジ

味に癖がなく、どんな料理にも使えるナス。特に油と相性が良いので、油をたっぷり使って加熱するとなめらかな食感が楽しめます。

ナスには一般的な黒紫色のほか、白、緑、ストライプ模様など色々な品種があります。形もさまざまで、よく流通している長卵型の中長ナスや米ナスからコロッとしたボール型の丸ナス、20㎝以上になる長ナスまでバラエティ豊か。珍しい品種の苗は流通が少ないので、手に入る機会があればぜひ栽培にチャレンジしてみましょう。

ナスは育てやすく、失敗が少ない野菜の一つです。根を深く張るので、土はしっかり深くまで耕し、プランターの場合は40㎝以上の深めのものを使って底深くに肥料を入れましょう。苗が成長してきたら支柱を立て、主枝とその下の脇芽を生かした3本立て程度にし、他の脇芽は摘み取ります。

ナスは多肥を好むため、実がなり始めたら追肥を忘れずに。実や葉の色艶が悪くなったり、枝先が細ってきたりしたら肥料切れのサインです。

次々に花が咲き、開花後20日くらいで収穫できる大きさに成長するので、順次収穫していきます。7月下旬~8月上旬ごろに枝を切り戻すと、ひと月ほどしてまた実がなり始め、10月まで秋ナスを楽しむことができます。

Photo/ 2,3)Timolina/ 4)Alp Aksoy/ 5)gorkem demir/ 6) Elena Veselova /Shutterstock.com

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