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効能から見る! リラックスしたい時&健康のためにオススメのハーブ

効能から見る! リラックスしたい時&健康のためにオススメのハーブ

ハーブとは、生活の中に役立つ香りのある植物の総称。飲んだり食べたり飾ったり…使い道がたくさんあります。ハーブを一番手軽に取り入れる方法が、ハーブティー。3分蒸らして、お茶として飲むことです。
今回は、ハーブの持つ効能にスポットライトを当て、「リラックスと健康」に役立つハーブをご紹介します。その日の気分や目的に合わせて、ハーブをセレクトして、ハーブティータイムを楽しんでみてくださいね。

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古くから人々の生活とともにあったハーブ

ハーブの歴史はとても古く、紀元前にまでさかのぼります。宗教儀式に使われたり、病気やケガを治す薬草として使われたり、料理に使われたり…と、人々はその時代や場所に合った形で、生活の中に取り入れ、役立ててきました。

近年、ハーブの持つ成分や効能の研究も進められ、美容面で優れた作用を発揮することや、健康維持・促進に繋がる作用がたくさんあることも分かってきたのです。

ハーブの選び方のコツは?

まずは、ドライハーブを手に入れることから始めましょう。ハーブを扱っているショップが近くにある場合には、店員さんに詳しいことを聞きながら購入できるのでベストです。それが難しい場合は、インターネットで購入もできますので、活用してみてください。

購入の際には、食用であることを必ず確認しましょう。ハーブには、食用・クラフト用と用途によって分けられているものがありますので、注意してくださいね。

そして、一度に大量を購入するのではなく、10~20g程度の少量をこまめに買い足すことが、おいしくハーブティーを飲むコツです。ハーブも劣化します。いつまでも同じ品質ではありません。併せて製造年月日なども確認し、できるだけ新しいものを買いましょう。

また、フレッシュ(生葉)でも、ドライ(乾燥)でも、効能は変わりません。お庭にたくさん葉があるときには、フレッシュハーブを利用するとよいでしょう。

リラックスしたい時のハーブ

それでは、具体的にハーブの種類を見ていきましょう。まずは、「リラックス」から。

不安や心配なことがあって、眠れなかったり、イライラしたり…。そんな時には、不安な気持ちを落ち着かせる働きがある、ラベンダーやカモミール、リンデン、レモンバームがおすすめです。

ハーブティーを入れたら、カップに鼻を近づけて深呼吸してみてください。香りに含まれる有効成分をたっぷり取り込むことで、より気持ちを楽にしてくれますよ。

リラックス作用のある代表ハーブ、カモミール。
紫の花が美しいラベンダー。Repina Valeriya/Shutterstock.com
レモンバーム
爽やかな香りのレモンバーム。Vaclav Mach/Shutterstock.com
リンデンフラワー
リラックス効果のあるリンデンフラワー。APugach/Shutterstock.com

ストレスや不安で、夜よく眠れない…という時に、気分を落ち着かせてくれるハーブです。穏やかに作用するので、お子様にも安心して飲んでもらえます。

お湯ではなく牛乳で作るものもおいしいですよ。花の部分を飲みます。

*キク科のアレルギーがある方はご注意ください

健康のためのハーブ

ストレスや疲れがたまってしまうと、身体の免疫力が弱くなり、そんな時には、いろいろな病気にかかりやすくなってしまいます。風邪がなかなか治らなかったり、病院に行くほどでもないけれど、風邪っぽい…そんな時にもハーブがおすすめです!

ほとんどのハーブには免疫機能を高める作用があるので、日頃からハーブを摂取し続けることで、自分の免疫力を維持することができますよ。

特に、免疫力を上げてくれる働きのあるエキナセア、血液を綺麗にしてくれる働きのあるネトル、殺菌作用のあるタイムやローズマリーは、健康維持に向いているハーブです。

こちらが、免疫力をアップしてくれるハーブ、エキナセア。風邪やインフルエンザといった感染症予防に向いています。また、花粉症でお悩みの方は、シーズン前から飲み続けておくと、効果があるといわれていますよ。

味はあまりくせがなく、飲みやすいハーブで、地上部と根を飲みます。

最近園芸種でもエキナセアをたくさん見かけるようになりました。ハーブティーとして飲める種類は、アングスティフォリア、パリダ、パープレアの3種です。

エキナセアは丈夫で栽培も簡単ですので、育ててみるのもおすすめですよ。

*キク科のアレルギーがある方はご注意ください。

<注意点>

自然の恵みが詰まったハーブですが、妊娠中・授乳中の方、治療中の病気がある方、体質等の心配がある方は、使用できない種類もあります。使用する前に、かかりつけの医師にご相談ください。

また、ハーブは薬ではありません。健康状態が気になる方も医師にご相談ください。

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