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お庭で採れたハーブ活用法!ローズマリーの消臭剤をつくろう

お庭で採れたハーブ活用法!ローズマリーの消臭剤をつくろう

自然と一体になって、植物のある暮らしをすることは、ストレスをコントロールし、心と体を健やかに保つ作用が期待できます。そんな植物でできる自然療法を総称して、「ガーデンセラピー」と呼んでいます。
ガーデンセラピーは、広い敷地がなくても、できることがたくさんあります。特に、ハーブは、狭いスペースや、プランターで育つ丈夫な種類もありますので、栽培してみましょう。
ハーブは、栽培しながら収穫し、生活に役立てられる点に最大の魅力があります。今回は、お庭で採れたハーブを使った、簡単消臭剤の作り方をご紹介します。

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お庭で採れたハーブをもっと活用しよう

身近にあるハーブを、もっと日頃の生活に取り入れてみませんか? 切って室内に飾っておくだけでも、いい香りが広がって、リフレッシュできますよ。

今回は、ローズマリーを使って、消臭剤をつくっていきます。

材料は、重曹とハーブだけと、とてもシンプル。化学物質や合成香料で消臭するのではなく、ハーブの持つ香り(効能)を利用しています。作った消臭剤は、冷蔵庫・玄関・下駄箱・トイレ、どこにおいても大丈夫! というのも、手作りならではの魅力ですね。

お庭にローズマリーがない場合には、市販の乾燥ハーブ(ハーブティー用、またはクラフト用)をご利用ください。ハーブ専門店・インターネット通販などで購入可能です。

消臭にオススメのハーブ

ハーブはいい香りを楽しむだけではなく、「おなかの調子を整える作用」「リラックス作用」など、一つひとつのハーブがそれぞれ効能を持っています。

においが気になる時は、菌が繁殖していることが原因の一つ。殺菌作用のあるハーブを選びましょう。

<殺菌作用のあるハーブ>

●タイム

食用にはコモンタイムを使いますが、今回のように消臭剤として使う場合には、クリーピングタイムやレモンタイムなど、園芸種でも同様の作用が期待できます。

●ミント

ミントも刺激のある強い香りが特徴のハーブですね。ミントにもたくさんの種類がありますが、ペパーミントやスペアミントは香りが強いため、お庭に一株あると便利に使えます。

今回の消臭剤には、アップルミントやグレープフルーツミントなどを使ってもよいでしょう。

●ローズマリー

ローズマリーは、目の覚めるような爽やかな香りが特徴。殺菌作用が強いので、風邪の予防やひき始めのケアにも向いています。今回は、このローズマリーを使って消臭剤を作ります。

お庭で採れたハーブを乾燥(ドライ)にさせてみよう

それでは、ハーブの消臭剤をつくっていきましょう。

まずは、ハーブを収穫したら軽く洗い、乾燥させます。その際、葉の裏や茎と葉の間などに虫がいないことをよく確認して、少量ずつ束ねて、逆さにして吊るしましょう。

ハーブの命は香りです。時間をかけて乾燥させるより、短時間でカラッと乾かしたほうが、香りをうまく閉じ込められます。天日には当てず、室内の風通しのいい場所に吊るし、エアコンやファンの風をうまく利用しながら3~5日くらいで乾燥させたいところです。

カラカラによく乾いたら、完成です。

湿気やにおいを取ってくれる強い味方、重曹

今回の消臭剤のもう一つの材料は、重曹です。

重曹そのものにも、においを吸い取ってくれる消臭作用がありますので、ハーブとの相乗効果が期待できます。重曹が固まってきたら、湿気を吸った証拠ですので、取り換えましょう。

今回は、肌に触れたり、口に入るものではありませんので、お掃除用や工業用のグレードでも大丈夫です。ドラッグストアや100円ショップで購入可能です。

ハーブの消臭剤の作り方

<材料>

・重曹 適量

・乾燥ハーブ(ローズマリー) 適量

・ガラス瓶などの容器

<作り方>

  1. 乾燥させたハーブの葉を枝から取り、細かくしておく
  2. 重曹とハーブを混ぜ、器に入れて完成

重曹とハーブの量に、特に決まりはありません。お好みで構いませんが、重曹4:ハーブ1くらいを一つの目安としてみてください。

また、下駄箱の中など、倒してしまう可能性が高い場所に置きたい場合には、ガーゼやレースなど、通気性のよい布でふたをしておくと安全です。

ハーブの香りが薄れてきたら、交換時です。また、お手持ちの精油を2~3滴垂らして使うのもよい方法です。

今回は、消臭をテーマにローズマリーを使用しましたが、寝室に置きたい場合にはリラックス作用のあるハーブを選んだり、その日の気分で香りを選んだり…と、香りのアレンジは無限に広がります。

ぜひ、お気に入りの香りで、室内でも「ガーデンセラピー」を楽しんでみてくださいね。

<注意点>

自然の恵みが詰まったハーブですが、妊娠中・授乳中の方、治療中の病気がある方、体質等の心配がある方は、使用できない種類もあります。使用する前に、かかりつけの医師にご相談ください。

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