バラを食す! レシピ「薔薇色のバラのドレッシング」&オードブル
ロザリアンにとって、バラは見るだけでなく、その香りも味も、すべてを楽しみたいもの。バラ文化と育成方法研究家で「日本ローズライフコーディネーター協会」の代表を務める元木はるみさんに、パーティーのおもてなしの一品としても喜ばれるバラのドレッシングのつくり方を教えていただきます。
目次
テレビでも話題のドレッシング

バラの風味をビネガーに移して作るドレッシングは、風味だけでなく、本当にきれいな薔薇色をしています。人気のテレビ番組、TBSテレビ「マツコの知らない世界」(2018年6月26日放送、8月4日再放送)でも取り上げられ、その後話題を呼んでいるこちらの「薔薇のドレッシング」のつくり方をご紹介します。
【材料】
・食べても安全な方法で育てられたバラの花びら5輪分(今回は、自宅の庭で無農薬で育てたロサ・マイカイを使用します)。ロサ・マイカイや食香バラのように、香りが強く、苦味、えぐみ、しぶみが少ない品種がオススメ。

・酢/200㏄
※ミツカンの「やさしいお酢」、アップルビネガーなど、あまりツンとこないもの
・砂糖/大さじ3
・オリーブオイル/20㏄
・レモン汁/大さじ1
・ハーブソルト/小さじ1
・コショウ/少々
【つくり方】
- バラを摘んで、花びらをほぐし、さっと水洗いしたら、水分を取っておきます。
- 容器にバラの花びらと砂糖、酢を入れて1日置きます。

- ザルで花びらを取り除き、液体をボールへ移します。
- 3に、オリーブオイル、レモン汁、ハーブソルト、コショウを入れ、よく混ぜ合わせてでき上がり。

新鮮な野菜にかけていただきます。
ドレッシングを活用してオードブルづくり

バラのドレッシングで和えたサラダを少し使って、オードブルもつくってみましょう。

クラッカーの表面にクリームチーズを塗り、サラダ、バラ型の形に播いたスモークサーモンを飾ったらでき上がり。手早く簡単にできるのに、オリジナリティーのある一品です。
夏にぴったりのビネガードリンク

また、「つくり方3」の液体を炭酸水で割ったローズサワードリンクも一緒につくると、この季節にぴったりの飲み物になります。ミントの葉などを浮かべると、より涼しげです。

熱中症予防にもなるビネガーを使用したローズドレッシングにドリンクもプラスして、バラの香りを味わいながら、暑い夏を乗り切りましょう。
ぜひ、安全な方法で育てたバラを使用してお試しください。バラを暮らしに活用し、さらに心豊かなローズライフを楽しみましょう。
Credit
写真&文 / 元木はるみ - 「日本ローズライフコーディネーター協会」代表 -

神奈川の庭でバラを育てながら、バラ文化と育成方法の研究を続ける。近著に『薔薇ごよみ365日 育てる、愛でる、語る』(誠文堂新光社)、『アフターガーデニングを楽しむバラ庭づくり』(家の光協会刊)、『ときめく薔薇図鑑』(山と渓谷社)著、『バラの物語 いにしえから続く花の女王の運命』、『ちいさな手のひら事典 バラ』(グラフィック社)監修など。TBSテレビ「マツコの知らない世界」で「美しく優雅~バラの世界」を紹介。
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