忙しい人こそ美味しくて栄養があり、満足感のあるものを食べなくてはいけません。時間のある時につくりおきできる常備菜を用意しておきましょう。肉味噌は、食べ盛り世代にも、お父さんにも大人気です。ピーナッツとタケノコが入って食感も楽しい「台湾風肉懆(バーソー)」のつくり方を、料理研究家の本間のぞみさんが教えてくれます。

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台湾風肉懆(バーソー)

台湾の家庭料理の一つ、肉味噌そぼろです。多めにつくって冷蔵庫に保存しておけば、ご飯のお供や汁物のトッピング、サラダや春巻き、野菜炒めなどいろいろな料理にアレンジできます。

【材料】
タケノコ100g、豚肉400g、玉ねぎ1/2個 油大さじ1、干しシイタケ4枚、ニンニク3かけ、ピーナッツ(好みで50g程度)
<A>酒大さじ2、しょうゆ大さじ8、砂糖大さじ1、オイスターソース大さじ2、五香粉小さじ1/2、干しシイタケの戻し汁200㏄

【準備しておくこと】
・干しシイタケをお湯で戻してみじん切りにしておく(戻したお湯も使う)。
・タケノコ、玉ねぎ、ニンニクをみじん切りにしておく。
・豚肉400gを粗みじん切りにしておく(豚ひき肉を使用してもよい)。
・Aの材料を混ぜ合わせておく。

【つくり方】

  1. フライパンに油をひいてニンニクを炒め、香りを出したら玉ねぎをよく炒める。
  2. 1に豚肉を入れて中火でじっくり炒め、火が通ったらシイタケ、タケノコを加えて炒める。
  3. 2にAを加えて水分がなくなるまで煮詰めて完成。
ごはんにかけるだけで絶品の肉懆丼が完成。台湾の屋台でも人気の朝食メニューです。

台湾風肉懆(バーソー)ビーフン

20数年台湾に住んでいた祖父は、帰国してからもしばしば台湾料理をリクエストしていました。なかでも祖父の大好物だったビーフンは、休日のお昼によく食べていました。ぬるま湯でもどしたビーフンに、肉懆と冷蔵庫の余り野菜を加えて炒めれば、あっという間に美味しくできます。彩りと香りにパクチーを添えて。

台湾風肉懆(バーソー)おこわ

肉懆(バーソー)をつくっておけば、台湾風おこわも簡単にできます。子どもたちにも大人気で、運動会のお弁当にもオススメです。運動会のお昼はあまり時間がとれないので、一口でぱっと食べられる大きさにしました。一般的にはタケノコの茶色い皮で包みますが、母がしていたようにひし巻き(『もちもち優しい甘さ。笹の葉で包む会津の郷土料理「ひし巻き」』でつくり方を紹介しています)と同じ笹の葉で包んでいます。笹の香りがほんのり香って美味しく仕上がります。

【材料】
もち米2カップ、湯1カップ、中華スープの素小さじ1、塩ひとつまみ、肉懆150g、好みでピーナッツ、うずらの卵、栗の甘露煮などの具材、笹の葉、い草

【準備しておくこと】
・もち米を洗ってからたっぷりの水に4時間以上浸し、使う30分ほど前に水切りしておく。
・笹の葉は洗っておく。乾燥させた葉を使う場合は茹でてから水に浸しておく。
・い草は水に浸すか、軽く茹でて柔らかくしておく。(茹で過ぎると切れやすくなるので注意)
・お湯に中華スープの素と塩ひとつまみを溶かしておく。(A)

【つくり方】

  1. 肉懆をフライパンで温めてからもち米を混ぜ合わせ、油が馴染んでもち米が透明になるまで、弱火で3分ほど混ぜながら炒める。
  2. 1に(A)を混ぜ合わせ、水気がなくなるまで炒める。
  3. 笹を持ち、笹の中心あたりに2を大さじ1程度と好みでウズラの卵やピーナッツ、栗の甘露煮などをのせて笹を半分に折る。
  4. 両端から具が出てこないようにしっかりと包み、葉先にい草を巻きつけてしっかりと縛る。
  5. 湯気が出た蒸籠で20分ほど蒸して完成。5. 湯気が出た蒸籠で20分ほど蒸して完成。

*すぐに食べられますが、翌日以降の方が味が馴染んでより美味しくなります。
*笹の葉で包めば抗菌作用があり、お弁当などに安心ですが、ない場合はキッチンシートとタコ糸を使ってもつくることができます。

運動会のお昼は、子ども同士がお弁当をシェアする場面も見受けられます。持ち運びやすく包んだものを用意しておくとGood。笹がない場合はキッチンシートでもOKですよ。

Credit

制作&レシピ/本間のぞみ
会津郷土料理研究家。福島県会津若松市生まれ。デザイン事務所のアシスタントを経てガーデニング雑誌編集部に入社。庭のある暮らしや食に関する記事をつくる中で、さまざまな食のプロに出会い魅了され、和菓子店、ベーグル店、ビストロなどで経験を積む。現在2人の子どもを育てながら、地元の母がつくった会津野菜や食品を使ったレシピの提供中。

Photo/3and garden

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