庭に咲く身近な花を、身近にある食器で可愛くアレンジ!

2018年の春は全国的に少し急ぎ足のようです。花壇も衣替えの時期で、パンジー・ビオラやワスレナグサ、クリスマスローズ、球根花はそろそろ終わり。一年草は徒長して乱れ始めたら、花壇から抜いて次の季節の花に替えましょう。その前に、咲き残りの花をアレンジで楽しみましょう。今回は、庭で咲いた、茎が細く華奢な花を活けるアイデアとして、アルミワイヤーを花どめに使って、ボウルにアレンジする方法をご紹介します。

<合わせた花>
・ビオラ(一年草)
・パンジー(一年草)
・クリスマスローズ(宿根草)
・ラベンダー(低木)
・ワスレナグサ(一年草)
・ムスカリ(球根)
・アップルミント(宿根草)
・フェンネル(宿根草)

<用意したもの>
・ボウル
・輪ゴム
・アルミワイヤー
*アルミワイヤーは、盆栽の枝を誘引する時や、ワイヤークラフトの材料に使うものです。私はいつもホームセンターで購入します。100円ショップにもカラフルなワイヤーが売られています。
<手順>
- アルミワイヤーを30~40㎝ほどにカットし、くるくると螺旋状にします。細かすぎると茎が通らないので、大まかな間隔にします。
- ワイヤーの両方の切り口に輪ゴムを巻きます。切り口で怪我をしないようにするためと、器に傷がつくのを防止するため、滑り止めに。マスキングテープやセロテープでもかまいません。
- ワイヤーの両端を曲げてフックをつくり、器の縁に掛けます。
- ハーブなどの葉っぱ類を先に入れてベースをつくります。
- ビオラなどの花類を入れます。
始めは茎がとまりにくいかもしれませんが、だんだん本数が増えてくると、とまるようになります。
ガラスのサラダボウルや、カフェオレボウルなど、口が広く浅い器に活ける時にアルミワイヤーをよく使います。柔らかく、自由自在に手で曲げられるので便利に使えます。

ボウルの全体に花を入れるのではなく、器の半分に寄せて水面を見せるようにすると軽やかな印象になります。
庭に咲く身近な花を、身近にある食器でアレンジを楽しんでください。


Credit
アレンジ作成・写真・文/海野美規(Unno Miki)
パリで『エコール・フランセーズ・ドゥ・デコラシオン・フローラル』に入門、ディプロムを取得。『アトリエ・サンク』の山本由美氏、『From Nature』の神田隆氏に師事。『草月流』師範。フランス、ハンガリー、シンガポールでの暮らしを経て、現在日本でパリスタイル・フラワーアレンジメントの教室『Petit Salon MILOU(プチ・サロン・ミロウ)』を主宰。http://www.annegarden.jp
新着記事
-
育て方
今がチャンス! 梅雨に楽しむ紫陽花やアナベルの挿し木|初心者も成功しやすい手順と注意点…PR
梅雨のしっとりとした空気は、植物の「挿し木」にとって理想的な環境。特に紫陽花(アジサイ)はこの時期に挿し木すると成功率が高く、初心者にもおすすめです。この記事では、紫陽花の挿し木に必要な道具から適し…
-
園芸用品
【梅雨対策】雨で増えるバラの病気。プロも使う“土の処方箋”って?PR
近年、全国のバラ園や庭で発生が増えている「ベト病(べと病)」。葉に褐色の斑点が現れ、やがて落葉してしまう、バラにとって厄介な病気です。特に湿度が高まる梅雨時期は注意が必要。病気の連鎖を防ぐには、日々…
-
園芸用品
【初心者必見!】観葉植物が枯れる理由トップ5と枯らさないために今すぐできる新習慣PR
「また枯らしちゃうかも…」と不安が理由で観葉植物をあきらめていませんか? じつは、観葉植物がうまく育たないのには“よくある原因”があるんです。それさえ押さえて回避すれば、初心者でも元気に育てられます! …