なにか収穫できるものを育てましょう。立派な畑がなくても大丈夫。朝食一食分の収穫なら、小さな庭やベランダの鉢植えでも十分つくれます。飽きずに食べられるように、世界のレシピをご紹介します。
Menu.1 ローストベビーキャロットfrom イギリス
ニンジンは野菜の中でも飛び抜けてβカロテンが豊富。βカロテンには抗発ガン作用や免疫力アップなどの作用があり、健康維持が期待できる食材として、ニンジンは近年注目を浴びる素材です。その栄養を余すところなく取り入れるには、皮をむかないことと、油と一緒に使うことがコツ。ローストベビーキャロットはこの二つのコツを押さえたレシピです。
How to cook
材料:ベビーキャロット300g(なければ普通のニンジンをカットしてもOK)、バター大さじ2~3杯、バルサミコ大さじ2〜3杯、ハチミツ大さじ1、塩・胡椒・タイムの葉少々
- オーブンを200度に予熱し、バターは室温に戻して柔らかくしておきます。
- ボウルに洗ったベビーキャロット(皮はむかない)を入れ、すべての材料とよく混ぜ合わせます。
- 天板にクッキングシートを敷き2を並べ、40分ほどオーブンで焼きます。ニンジンにほんのり焦げ目が着いたら完成です。
Menu.2 チキンシャワルマサンドfrom 中東
シャワルマとは中東地域で日常的に食されている肉料理で、日本では「ケバブ」の名で知られています。グリルした肉を好みの野菜とともにピタパンやトルティーヤにくるんでいただきます。片手で食べられる手軽さがありながら、ボリュームがあり満足感が得られ、野菜もたっぷりいただけるのが魅力。肉は牛でも鶏でも羊でも、お好みでアレンジできます。
How to cook
材料(4人分):鶏モモ肉1枚、マリネ液(すりおろしニンニク1かけ分、塩小さじ1、オリーブオイル大さじ2、ワインビネガー大さじ1、ローズマリー・タイム1枝)、ニンジン1本、キャベツ適量、ヨーグルトソース(ヨーグルト1〜1.5カップ、すりおろしニンニク1かけ分、塩・胡椒・クミンパウウダー・レモン汁少々、オリーブオイル大さじ1)、トルティーヤやピタパン
- 鶏モモ肉をマリネ液に一晩漬けておきます。
- 肉の大きさが均一になるようにカットし、フライパンで皮目から焼きます。中火くらいで皮がパリッとするまでじっくり焼き、裏返して少し焼いたら火をとめ、予熱で火を通します。
- ニンジンとキャベツを千切りにします。
- ヨーグルトソースの材料をすべて混ぜ合わせます。
- トルティーヤにチキンと野菜、ヨーグルトソースをのせてくるんだら完成。トルティーヤはクレープ生地や綿棒で薄く伸ばしたサンドウィッチ用のパンで代用することもできます。
How to grow ニンジン栽培にチャレンジ
家庭の庭で栽培する場合、育てやすいのはミニサイズのニンジンです。通常サイズのニンジンはタネまきから収穫までに4カ月ほどを要しますが、ミニサイズの品種は約90日で収穫することができるので管理も楽に済みます。ニンジンの発芽に適した地温は15〜25度、生育適温は20度前後ですから、夏にタネを播き、秋から冬にかけて収穫するのが最も育てやすいスケジュールです。ニンジンは移植を嫌うため、タネ播きは畑やプランターに直播きにします。ニンジンは発芽率があまり高い方ではないので、多めにタネをまいて間引きながら育てます。深さ・間隔1㎝のすじ播きにし、薄く土をかけて発芽させます。水やりは最初は霧吹きか、はす口のついたジョウロを使って優しく行いましょう。発芽後は隣り合う葉が触れるようになったら勢いの良い方を残し、一方を間引きます。間引いた葉も炒め物などで使えます。1回目の間引き以降、葉が5〜6枚出てきたところで株間10㎝ほどを開けて2回目の間引きを行います。この際、肥料を株元に施し、株元に土を寄せておきます。土から根が出ていると青くなってしまうので、成長を見守りながら適宜、土を寄せましょう。
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