なにか収穫できるものを育てましょう。立派な畑がなくても大丈夫。朝食一食分の収穫なら、小さな庭やベランダの鉢植えでも十分つくれます。毎日少しずつ収穫して料理に使えば、一度に使いきることなく長く楽しめます。おすすめのハーブの一つ、チャイブをご紹介します。

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チャイブのオムレツ

チャイブは別名セイヨウアサツキとも呼ばれるハーブの仲間です。ネギなどと同じく薬味のように使いますが、乾燥させたり煮込んだりすると独特の風味と香りが飛んでしまうので、食べる直前に生葉を刻むのが美味しくいただくコツ。とりわけ卵とジャガイモとの相性が抜群。バターに刻んだ葉を練りこんでおいて、魚料理などにもよく使われます。5月頃になると丸い可愛らしい紫色の花を咲かせます。チャイブには天然の殺菌&抗ウィルス物質が含まれており、古代より風邪の予防や症状の緩和に使われてきました。またこの成分は害虫を寄せ付けないので、コンパニオンプランツとしても活躍してくれます。

How to cook

  1. ボウルに卵を割り入れ、塩・コショウ少々、刻んだチャイブを入れて混ぜ合わせます。卵3個にチャイブを3〜4本位が目安です。
  2. 油を入れて熱したフライパンに①を1/3くらい流し入れて広げます。火は弱火〜中火。固まってきたらフライパンの端っこに寄せます。この時点では形がキレイに整わなくて大丈夫。
  3. 固まった卵を少し浮き上がらせて、①を1/3くらい流し入れて広げます。卵が固まってきたら端からクルクルと巻いていきます。
  4. ③をもう一度繰り返して完成。

How to grow チャイブ/Allium schoenoprasum

ユリ科ネギ属の多年草。タネは霜が降りなくなる時期の約2ヵ月前に室内でまいておきます。苗は春頃、園芸店に並びます。成長したサイズは高さ・幅ともに30㎝前後なので、鉢植えで窓辺でも育てられます。苗の植え付けは春が適期。水はけ・日当たりがよく、肥沃な土を好みます。鉢植えの場合は赤玉土7割に腐葉土・堆肥・苦土石灰・もみ殼くん炭などを3割の割合で混ぜた土に植えます。地植えの場合は3割分を土に混ぜて土をよく耕しておきましょう。水は植え付け時にはたっぷり。その後は乾いたらたっぷり。葉の収穫は春から夏の間で、下から新芽が次々と上がってきます。花も可愛く観賞用にできますが、花が咲くと葉が硬くなってくるため主に食用にする場合には花を摘んでおきます。秋以降は葉が出てこなくなり、やがて地上部が枯れますが多年草なので、翌年の春にまた芽吹いてきます。分からなくならないようにプランツタグを立てておきましょう。

春先のチャイブ。中央にチャイブを植え、ワイルドストロベリーとパセリとともに寄せ植えにしました。
春先のチャイブ。中央にチャイブを植え、ワイルドストロベリーとパセリとともに寄せ植えにしました。

 

イギリスの菜園。チャイブの紫色の花が道の両脇を縁取ってキレイです。
イギリスの菜園。チャイブの紫色の花が道の両脇を縁取ってキレイです。

Credit

写真&文/3and garden
ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。

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