植物の力を閉じ込めたコスメを、長年にわたり雑誌やウェブサイトで美容記事の編集をしてきた徳永幸子さんがご紹介する連載「ボタニカル・パワー」。今回は、強い紫外線や1日中つけっぱなしのエアコンなどで乾燥が進んでいるこの時期の肌に使ってほしい、うるおいをたっぷりチャージしてくれるコスメをご紹介します。香りのよさにもこだわって選んだ、お手入れが楽しくなる3アイテムです。
目次
独自のスパサイエンスから誕生! まるでスチーム後のようなふっくら肌へ マンダム「ホリーディア モイストディープアクア」
マンダムから生まれた、忙しくストレスフルな現代女性のためのスキンケアブランド「ホリーディア」。中でも先進の皮膚科学研究とリラックス感を解き明かす感性研究、この2つの研究から開発された化粧水『ホリーディア モイストディープアクア』は、深いうるおい感と極上の心地よさを叶えてくれるアイテムです。
その特徴が、スパ美容から発想したスチーミング処方。美肌温泉にも含まれ、肌にみなぎるハリ感をもたらす整肌成分「アルムK」に、厳選したメリッサ葉エキス、ビルベリー葉エキス、ヒメフウロエキスなどの植物エキスを組み合わせて配合することで、まるでたっぷりとスチームを浴びた後のような、みずみずしいうるおいと内側から押し返すようなハリ感に満ちた肌へと導いてくれるんです。
肌に乗せると、まるで温泉水を思わせるまろやかな肌あたり。そして何よりその浸透力に驚きます。毛穴の約1万分の1サイズというナノカプセルを採用しているので、角層の奥深くまで、吸い込まれていくように浸透します。
私は普段、化粧水は必ず2〜3回重ね付けをしていますが、『ホリーディア』の場合、この浸透のよさで、1回でも肌がもちもちに。1日中クーラーがガンガンに効いた部屋にいるせいで、乾燥によるくすみが気になっていた肌にツヤ感と透明感も戻ってきました。
もっちりとした肌に仕立ててくれるのに、サラサラのテクスチャーなのでさっぱりと使え、とろみのある化粧水が苦手という方にもおすすめです。
スキンケア時間が幸せな儀式に変わる香り
『ホリーディア』シリーズのもうひとつの特徴が、スキンケアタイムを至福の時間へと変えてくれる極上の香り。ご存じのとおり、ストレスが溜まると肌荒れが起きるなど、心と肌には密接な関係があります。そのため、美肌を目指すにはスキンケアだけでなく、心のケアも大事なこと。
この“心のケア”を叶えてくれるのが香りの力なのですが、ホリーディアでは、リラックス度をはかる生体計測・心理評価を組み合わせた感性研究などにより、スパ空間のように心がやすらぎ、明るくすがすがしい気持ちになれる香りを探求しているんです。
その香りは、最初にイリス、みずみずしいジャスミンなどのフローラルがふわりと香ったかと思うと、続いて大自然の懐へ。静寂のメディテーションを思わせるアンバーにセダーウッド、モスなどの香りへと移り、最後は湿度ある深い森の中へと誘われていきます。瞑想を促してくれるかのようなこの香りが、朝に使えば1日を頑張る気力をくれ、夜に使えばストレスから解き放ってくれ、心がざわつくことなく安眠できそうです。
スキンケアが、自分を慈しむ儀式に変われば、肌はもっとキレイになれる。そう確信させてくれる1本です。
【商品概要】
マンダム『ホリーディア モイストディープアクア』
120ml 価格:4,620円(税込)
(問)マンダムオンラインショップ コールセンター 0120-506-817
公式サイト https://shop.mandom.co.jp/shop/pages/holidea.aspx
イチジクとセラミドの力で、与えるだけでなく“うるおい再生”まで叶える チャントアチャーム「イチジクセラミド美容液」
厳しい審査基準で知られる有機JAS認証を取得した自社農場を持ち、数少ない国産オーガニックにこだわったスキンケアブランド「チャントアチャーム」から、8月21日に新登場(先行発売。全国発売は2024年9月13日)したのが、淡路島のイチジク果実エキスとセラミドを配合した『イチジクセラミド美容液』です。
果肉がジューシーなイチジクですが、完熟2週間前から急激に大量な水分を蓄え肥大するという特徴があります。この“完熟するほど水分保持能力が高まる”という点に着目したチャントアチャームは、淡路島完熟イチジク果実エキスが肌のセラミド産生に関わる遺伝子の発現を高めることを発見。つまり、淡路島完熟イチジク果実エキスは、うるおいを外から補うのではなく、肌が自ら“うるおう力”をサポートしてくれる、すごい成分なのです。
毛穴の6000分の1の大きさのカプセルだから、浸透力がすごい
『イチジクセラミド美容液』には、淡路島完熟イチジク果実エキスのほかにも、コメヌカ由来の植物性セラミドと醤油粕から抽出した植物性ヒト型セラミドの3種のセラミドを配合していて、セラミドを“与える”ことにも抜かりがありません。
セラミドは人の肌にもともと存在し、外的刺激から守る肌のバリア機能を司る重要な保湿成分。しっかりセラミドがある肌は、キメも整い、透明感にあふれているだけでなく、肌トラブルも起こりにくいんです。
そんなセラミドの中でもヒト型セラミドは、人の肌に存在するセラミドと構成が同じなため、肌なじみも保湿力もバツグン。とろりとしたテクスチャーながら、吸い込まれるように肌になじんでいき、むちっと弾力を感じるハリ肌に。
しかも、成分を毛穴の6000分の1の大きさのカプセルに閉じ込めているため、角層のすみずみまで届き、長時間にわたって濃密なうるおいをキープしてくれます。
特に乾燥を感じる目元に重ね付けしてみたところ、なじませた瞬間からパンとしたハリと透明感を実感できました。そのふっくら感たるや、もはやこれだけで十分なのでアイクリームがいらないほど。
グレープフルーツ、スパイクラベンダーの爽やかな甘さと、クローブ、フランキンセンス、イランイランの深みのある甘さが絶妙に混ざりあった華やかで芳醇な香りも、多幸感で包んでくれますよ。
【商品概要】
チャントアチャーム『イチジクセラミド美容液』
18ml 価格:4,400円(税込)
(問)チャントアチャーム 0120-070-153
公式サイト https://www.chantacharm.jp/
オーガニックとテクノロジーの融合が叶えるこだわりのエイジングケア グラン・テロワール「フィトテック ローション」
フランス語でGRANDS(偉大な)TERROIRS(大地)という意味を持つ「グラン・テロワール」。その名のとおり、口に入れる食べ物と同様に、テロワール(土地や自然環境)まで追求した植物原料、オーガニック素材を使用し、心と体を癒やすホリスティックな美容体験ができるスキンケアブランドです。
その特徴は、オーガニックとテクノロジーを融合させながら、大人の肌悩みに寄り添ってくれること。共通成分として、ラベンダー、ローズマリー、サボテン、タイム、セージの5種類のオーガニック認証取得成分を配合しているほか、エコサート認証を取得した国産延命草エキス、国産チャ葉エキス、フランス産松樹皮由来のフラバンジェノールと、美肌のためのボタニカルエキスをふんだんに配合。しかも本来は捨てられてしまう部分を有効活用したアップサイクル原料を使用していて、環境にも配慮しています。
また、乾燥によるくすみ、小じわ、ハリ不足などにアプローチする2種のペプチド、ナイアシンアミド、ビタミンC誘導体と、皮膚科学研究から生み出された先進成分も配合していて、ナチュラルなだけでなく、機能性もばっちり。
オーガニック系やナチュラル系コスメといえば、肌や環境にはやさしくても、効果がいまいちぼんやり……といった印象のものもありますが、こちらはそんな心配は無用。年齢を重ねた肌の悩みに、しっかりと応えてくれます。
中でも『フィトテック ローション』は、うるおいを与えることに徹底的にこだわった化粧水。水分を蓄えるパワーが強いヒラマメ果実エキス、リンゴ果実エキス、スイカ果実エキス、マンダリン果皮エキスが、肌にみずみずしいうるおいをチャージして、弾むようなハリ感を叶えてくれます。
心も肌も満足感で満たされるスキンケア
とろみがあるのに、肌の上にいつまでもぬるぬると残ることなく、すぐにスーッと浸透していくテクスチャーは、一度使うとやみつきになる心地よさ。肌になじんだ後は、さっきまで存在感ばっちりだった頬の毛穴もどこかに飛んでいき、水分で満ちた、むぎゅっと密度の高い肌に仕立ててくれます。
なるべくナチュラルなものを使いたい、環境負荷の低いものを使いたいという、この時代の気分に寄り添いながら、 “なんとか年齢に抗いたい”という欲求も叶えてくれる1本。グラン・テロワールを選ぶということは、こだわりのある女性の肌と心を満足感で満たす行為なのではないでしょうか。
シベリアモミ、クスノキ、ラベンダー、ローズマリーをブレンドした天然精油の香りも、お手入れの時間を至福のひとときに変えてくれますよ。
【商品概要】
グラン・テロワール『フィトテック ローション』
150ml 価格:5,500円(税込)
(問)ホリスティックジャパン info@holisticjapan.com
公式サイト https://holisticjapan.com/
肌の乾燥は、美肌の大敵。肌が乾いていると肌トラブルが起きやすくなるだけでなく、ハリ、ツヤが失われ、透明感がなくなり、実年齢よりも老け見えすることも。夏は知らない間に乾燥が進みがちなので、ぜひしっかり対策をしてくださいね。
Credit
写真&文 / 徳永幸子 - 美容ライター/エディター -
とくなが・さちこ/早稲田大学卒業後、美容専門の編集プロダクション「レ・キャトル インターナショナル」でライター・エディターとしてのキャリアをスタート。『non・no』、『MORE』、『LEE』、『ar』 といった女性誌でライティングや、『美レンジャー』、『美的.com』などの美容系webメディアで編集に従事。エイジングケアコスメとチョコレートに目がない48歳。
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