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見渡す限りバラが咲く! 特別な時間を過ごせるバラ園「横浜イングリッシュガーデン」

見渡す限りバラが咲く! 特別な時間を過ごせるバラ園「横浜イングリッシュガーデン」

バラ咲く季節がやってきました! 希少なアンティークローズから最新品種まで多数のバラをコレクションする「横浜イングリッシュガーデン」でも、バラの開花に先駆けて「ローズ・フェスティバル2023」(4/22日(土)~5/28(日))がスタートしました。“秘密の花園”の期間限定開園や、バラ香る早朝プレミアム開園、ブルガリア・フェアなどスペシャル企画も。花々に囲まれる特別な時間が楽しめる庭園へ出かけましょう!

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横浜イングリッシュガーデンが「一年で最も美しい季節」到来

入口からおよそ50mにわたりバラを這わせた大型アーチが連なる「ローズ・トンネル」。淡いピンクの‘マニントン・マウブ・ランブラー’やサーモンピンクの‘フランソワ・ジュランヴィル’、紫の‘アイヴァンホー’などが頭上を埋め尽くします。写真は、昨年5月中旬の様子。現在の庭の様子やバラの開花状況は、InstagramHPでご確認ください。

例年より一段と早くバラが次々と咲き始め、一年で最も美しい季節が「横浜イングリッシュガーデン」にもやってきました。園内に一歩足を踏み入れれば、目の前には無数のバラが大アーチを縁取る、夢のようなローズトンネルが皆さまをお出迎えする時期ももうすぐです。そして右に進めば、ワインレッドやパープル、ダークレッドのバラとクレマチスが混ざり咲き、足元にはブロンズリーフの植物がコラボするシックな印象の「ローズ&クレマチスガーデン」です。

横浜イングリッシュガーデン
「ローズ&クレマチスガーデン」に植栽されている多くのバラは、素晴らしいダマスク香を放ちます。 ‘ラプソディー・イン・ブルー’や‘ベルベティ・トワイライト’、‘真夜’……。ぜひ香りを確かめて。

圧倒的な花に包まれて時間を忘れる癒やしの庭

横浜イングリッシュガーデン
‘パーパ・ジョン・ポールⅡ’や‘プリンセス・オブ・ウェールズ’などの白バラを主役に、白色の宿根草、白斑入りの植物を組み合わせた「ローズ&ペレニアルガーデン」。白花に囲まれるホワイトガーデンが時を忘れさせてくれます。

さらに先へ進み、アーチを抜けると、白バラが眩しく輝く別世界に迷い込んだり……。どこも見渡す限りバラが咲き、贅沢な時間が過ごせるガーデンです。

横浜イングリッシュガーデン

この季節は、バラだけでなく株元に茂る宿根草などの草花も美しい花々を咲かせています。バラに寄り添うように咲くオルレア、思わず触りたくなるふわふわなラグラスの穂、風に揺れるたおやかなアグロステンマ、お互いを引き立て合うクレマチスの花々……。バラの開花とぴったり合う草花が選ばれており、庭づくりのヒントもいっぱい見つかります。

世界最高水準の管理下で育つバラたち

横浜イングリッシュガーデン

「横浜イングリッシュガーデン」に咲くバラは、約2,200品種 2,800株に上り、国内外でも屈指のコレクション数を誇ります。今では希少な古い品種をはじめ、よそでは見ることができない国産品種、さらには最新の品種まで多彩なセレクション。これら多くのバラたちを最高のパフォーマンスで咲かせるには、管理のテクニックが必要です。

横浜イングリッシュガーデン

スーパーバイザーの河合伸志さん率いる「横浜イングリッシュガーデン」のガーデナーたちによるバラの管理水準の高さは、世界的にもトップクラスと評され、海外の専門家が見ても驚くようなレベル。最高品質のバラが、それぞれの品種本来の特性を発揮し、景色として楽しめるだけでなく、一つひとつの品種をじっくり観賞できるのも、この庭の大きな特徴です。

何度も訪れたくなるバラの開花リレー

淡いピンクやモーヴカラーのバラを主役に、ピンク、青、紫などのハーブ類、ライムリーフの植物などを組み合わせた明るい色相の「ローズ&ハーブガーデン」。

2023年の横浜イングリッシュガーデンでは、4月上旬から極早生のバラが咲き始めました。今年は例年に比べ一段と開花が早く、ゴールデンウィーク前半には多くのバラが開花、連休明けには開花のピークを迎えます。ゴールデンウィーク前後は気温がまださほど高くないため、花色がしっかりと発色し、また最も力のある房の中央のつぼみが開く時期。一輪の花をじっくり眺めたり、クローズアップして写真を撮るのに最適なタイミングです。

横浜イングリッシュガーデン
毎年、新しいバラが追加植栽され、進化した景色が楽しめます。左は、庭の奥へと誘う遅咲きのつるバラ‘ホワイト・イメンジー’が絡むアーチ。右は、8mの樹木に絡めた赤バラ迫力の風景を作ります(写真は、2022年6月上旬)。

5月下旬になると最晩生のバラが咲き始めます。この頃にはローズトンネルの突き当たりにピンクのバラの壁が現れ、池の脇には赤いバラの柱が出現。8mの高木に絡むバラや白花がふわりと咲くアーチなど、訪れる度に景色が変化し、見どころが絶えません。そして同時期に、庭の主役の座はそっとアジサイたちに引き継がれ、季節は巡ります。バラとアジサイが一緒に楽しめる貴重な時期もお見逃しなく。

横浜イングリッシュガーデンのバラとアジサイ

バラの時期限定「早朝プレミアム開園」のお楽しみも!

情熱的な赤いバラが主役のエリア「ときめきガーデン」。

通常閉じられている「ときめきガーデン」がバラの時期限定でオープン。ときめく縁結びのガーデンになればと願いを込めて作られた、情熱的な赤いバラが主役のエリアです。‘恋心’や‘ラスティング・ラブ’など、恋愛にまつわるバラが多数植えられています。思い出に残るデートスポットとしておすすめです。

また、例年好評の「早朝プレミアム開園」も開催。時に露をまとい、シャキッとした新鮮な朝のバラは、ひと際美しい表情を見せます。また品種によっては、朝と日中では異なる印象の香りを放つ花があります。じっくりとバラの聞香をするのも通の楽しみ方。

朝の光は日中の光に比べると写真撮影に適していて、混み合わない早朝プレミアム開園タイムのみ三脚の使用も可能です。美しい写真をカメラに収めたい方には見逃せない期間、ぜひ早起きをして出かけましょう。

「早朝プレミアム開園」の開催は、4月22日(土)~5月21日(日)の期間限定です朝8:00開園~9:30受付終了(10:00より通常開園)。料金は、当日の入園料 +「早朝プレミアム開園」イベント料金大人800円/小中学生400円/未就学児無料(年間会員はイベント料金800円のみ)。

●窓口に並ばず入園できる「早朝プレミアム開園」の電子チケット(前売券)はコチラから購入いただけます。

<特別展示>Imperial Roses 〜皇室ゆかりのバラ展示〜

横浜イングリッシュガーデン
2022年の展示の様子。

例年人気の企画、皇室に由来するバラ「エンペラーズ・ローズ」が、本年も期間限定で展示します。美智子上皇后のバラ‘プリンセス・ミチコ’と‘エンプレス・ミチコ’、‘プリンセス・アイコ’など、全12品種の展示を予定。豪華な花々を一堂に観賞できる貴重なこの機会をお見逃しなく。

横浜イングリッシュガーデン 皇室のバラ
上段左から/‘ハイネス・雅’、‘ハイネス・愛’、‘プリンセス・アイコ’、‘プリンセス・ヒサコ’ 中段左から/‘プリンセス・サヤコ’、‘プリンセス・チチブ、‘プリンセス・ミチコ’、’プリンセス・ミカサ’ 下段左から/’プリンセス・ナガコ’、‘エンプレス・ミチコ’、‘プリンセス・ハナコ’、‘プリンセス・タカマツ’。ガーデン出口を出て右手奥「ヨコハマくらし館」入り口付近に開花期間中展示されます。

至高の香りのバラ「ブルガリアン・ローズ」を愛でる2日間!

昨年5月に駐日ブルガリア共和国大使館マリエタ・アラバジエヴァ大使と大使館職員の皆さまが来園したご縁で、駐日ブルガリア大使館よりバラ苗が寄贈されます。寄贈されるバラは、香料を取るために同国で古くより栽培されている「ブルガリアン・ローズ(ロサ・ダマスケナ、トリギンティペタラ、カザンラク)」で、本家本元より大使によって導入された貴重な株です。

横浜イングリッシュガーデン
ブルガリアン・ローズ(カザンラク)

この「ブルガリアン・ローズ」の寄贈に合わせて、「ブルガリア・フェア in 横浜イングリッシュガーデン」を4月28日(金)・29日(土)の2日間限定に開催されました。 ブルガリアの魅力が詰まった貴重な2日間をお楽しみいただきました。

駐日ブルガリア共和国大使館より譲り受けた「ブルガリアンローズ」の記念植樹式を園内「ローズ&シュラブガーデン」芝生エリアにて行いました。

イベント報告記事はこちら『至高のバラ「ブルガリアン・ローズ」が横浜イングリッシュガーデンに登場』

民族衣装をまとったダンサーが「ブルガリア・フォークダンス」を披露

横浜イングリッシュガーデン ブルガリアフェア

園内「ローズ&シュラブガーデン」芝生エリアにて、色鮮やかな民族衣装をまとったダンサーが「ブルガリアン・フォークダンス」を披露します。開催日時:4/28(金) 植樹式前後、14:00、15:00頃予定 4/29(土) 11:00、13:00、14:00、15:00頃予定 ※雨天時は変更。

セミナー「バラの国ブルガリア〜観光と歴史をめぐる〜」4月28日(金)14:00〜14:40

駐日ブルガリア大使館一等書記官であるペタル・ニコラエフ氏を講師に招き、ブルガリアの観光や歴史についてご紹介いただきます。参加費無料。ヨコハマくらし館イベントスペースにて座席数20席程で行います。また、4/28(金)・29(土)は、同場所でブルガリアを紹介する写真やパネル、民族衣装を展示。

ブルガリア刺繍のワークショップ

美しい色と伝統的な模様のブルガリア刺繍を作ります。参加費無料。講師:山美イレン氏(エンブロダリスタジオ羅美那)日時:4/28(金)・29(土)各日11:00〜15:00 所要時間:30分程(1回4〜5名程) 場所:ヨコハマくらし館イベントスペース

園内でお気に入りの香りを探そう! 豊潤な香りはバラの醍醐味

今回、駐日ブルガリア共和国大使館より譲り受けた「ブルガリアンローズ」は、香りのバラの代表ともいうべき存在であり、最も上質な香りのバラの一つです。その香りは、華やかでいわゆるバラらしい香り。花に顔を近づけて香りを深く吸い込めば、体全体がバラに包まれたかのよう。人々を幸福にするバラの香りに見せられて、バラの虜になる人も多くいます。横浜イングリッシュガーデンに咲くバラのなかにも、香りがよい品種が数々あり、咲き立ての香りを自由に味わえます。ぜひ、お気に入りのバラの香りを見つけてください。

スーパーバイザー河合伸志が選ぶ「横浜イングリッシュガーデン」に咲く香りのバラ5選

芳純(ほうじゅん)

モダン・ローズで最もよい香りのバラの一つとされ、その名の通り豊潤なローズの香りがあり、同時に爽やかさも奥底に感じられる。化粧品会社によってこの香りをイメージした商品が誕生している。

アンブリッジ・ローズ

柔らかな色彩に豊満な印象のカップ咲きの花には、強いアニス(ハーブの一種)のような香りがある。やや薬臭い印象の個性的な香りのため、好き嫌いがはっきりと分かれる。

シルバー・シャドウズ

グレーの陰影を感じる薄紫の花には、甘さと爽やかさを兼ね備えた香りがある。目を瞑りその香りを深く吸い込むと、新緑の森の中にたたずんでいるかのように思えてくる。

アンヌ=マリ・ドゥ・モランヴィル

パールのような小さな花には不思議な香りがある。香りの研究者いわく「カメムシの香り」とのこと。怖い物見たさで、ぜひ嗅いでみるのも一興。まさかバラにこんな香りがあるとはと驚くかもしれない。

ドゥフトボルケ

ボリュームのある大きな花には、熱帯の果実を思わすような濃厚な香りがあり、その強さに思わず頭がくらくらしそうになる。古くより香りの名花として知られる品種で、品種名は「香りの雲」の意味。

バラ満開の園内で優雅な時間を過ごそう

約2,200品種 2,800株のバラが咲く「横浜イングリッシュガーデン」に一歩入れば、そこは非日常の癒やしの空間。咲き立てのバラの香りを嗅いだり、日に照らされて輝く花々に出会った感動を写真に撮ったり、木陰のベンチで家族や友人、恋人と語らったり……。一年で最も美しいガーデンで、ぜひ今年一番の素敵な思い出を作ってください。

日が傾く夕方も庭散策におすすめの時間帯です。ベンチに腰掛け、バラ咲く風景を存分に眺める贅沢な時間をお過ごしください。
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