花の庭巡りならここ! 高原に広がる圧巻の花畑!「くじゅう花公園」
くじゅう連山という借景に恵まれた「くじゅう花公園」では、22万㎡の敷地に、500種、500万本を植栽。園内はガーデンエリア、花畑エリア、森のエリア、温室エリア、果実エリアに分けられ、それぞれにテイストの異なる景色を楽しめます。園内には15の飲食店や雑貨店、土産物店があり、食事やショッピングの楽しみも。一年を通してガーデニング講習会や収穫体験、クラフト体験などのイベントも開催しています。
目次
くじゅう連山に囲まれるロケーションの下
感動的に広がる花畑の景色は理想郷そのもの
1993年にオープンした「くじゅう花公園」は、九州の中心に位置する久住高原にあります。くじゅう連山が目の前に鎮座し、遠くには阿蘇五山、祖母山・傾山を望める絶好のロケーション。約22万㎡の園内を巡るには、大人の足でゆっくり散策して2時間ほどかかります。
「くじゅう花公園」は「若者からお年寄りまで、大自然に囲まれた非日常な癒しの世界に浸ってもらいたい」という目的のもとに整備された公園です。園内には約500種500万本の植物が植栽され、ガーデンエリア、花畑エリア、森のエリア、温室エリア、果実エリアに分けられた園内では、春・夏・秋、いつ訪れても花々が織りなす迫力ある景色を楽しめます。年間約100万ポットの苗を自社生産する「花苗生産センター」も強みの一つで、ダイナミックな花の景色づくりを支えています。
「くじゅう花公園」では、花の季節に合わせて、チューリップの球根掘り上げイベントや、ラベンダーの摘み取り体験を開催。クラフト作家が集合する「花公園クラフトフェア」も人気です。年間来園者数は20万人にものぼり、訪れる人々に美しい花々の景色を披露し、安らぎと感動をもたらしています。
春霞のたなびく高原に浮き立つのは
花々で彩られた夢のような絶景
「くじゅう花公園」のチューリップの見頃は4月中旬。写真のように花の絨毯が広がり、ため息がこぼれるような景色を楽しめます。配色デザインは毎年変わり、2019年は「四季彩の丘」エリアに展開。1,200㎡に3万本を植栽しており、珍しい品種を揃えた「チューリップコレクション」は必見です。「チューリップフェスティバル」は、4月20〜29日に開催予定(暖冬により、1週間ほど前倒しになる可能性があります)。
写真は「シバザクラの丘」エリアの4月中旬〜5月上旬の景色です。1,500㎡に1万株を植栽。斜面になっているので、下から見上げるとダイナミックな花の景色が広がります。2019年はリニューアルのため観覧休止となっていますが、2020年から再開される素晴らしい景色に期待しましょう。
ポピーは4月下旬〜5月に見頃を迎えます。毎年植栽する場所や株数を変えており、2019年に登場するのは「四季彩の丘」エリアです。約1,600㎡と約1,200㎡の2カ所のエリアに約3万株を植栽。チューリップやシバザクラのように花色を面で見せる演出とは対照的に、オレンジ、黄色、白の花色をバランスよくミックスさせた花畑も見応えがあります。
写真は、「くじゅう花公園」の「久住ガーデン」エリア。他のエリアの面で魅せる演出とは異なり、一年草、多年草、花木を組み合わせた、ナチュラルガーデンをつくっています。つる植物を仕立てたアーチやオベリスクなど、立体感を演出する構造物も随所に配してアクセントに。開花期を合わせた花の組み合わせ術や、草丈の高低差を生かした植栽なども、庭づくりのヒントになりそうです。
初夏から秋にかけても開花リレーがつながれ
いつ訪れても、魅惑の花畑を満喫できる
「ローズガーデン」では、3,500㎡に350種、3,500株のバラが楽しめます。2019年は5月25日〜6月9日に「ローズガーデン祭」を開催。期間中はバラの花苗市が立ち、専門スタッフが品種に応じた栽培法を教えてくれます。咲き姿を確かめて購入できるのは嬉しいですね。5月25・26日、6月1・2日には、バラの専門家を招いて「バラ教室」を開催。参加は無料です。また、同じ日程で「バラのフレグランス作り体験」(参加料金1,000円。材料費込み・要予約)も行われます。
「くじゅう花公園」のサルビアの見頃は9月中旬から10月下旬です。3,500㎡に2品種、赤、白、青紫の3色を使って約4万株を植栽。毎年配色のデザインを変えているので、サルビアのカーペットを楽しみに、リピーターが多く訪れます。園内では、ペットの同伴OK。一緒にフォトジェニックな写真を撮影して、SNSで披露するのもいいですね。
9月下旬〜10月中旬にはコスモスが見頃を迎えます。5,000㎡に、なんと100万本が咲き競う規模! 空気が澄んで空が高くなる秋は、くじゅう連山の雄大な景色もよく見通せます。「くじゅう花公園」の園内には、飲食物を持ち込んでもかまいません。頰をなでる高原の風を感じながら、お弁当やおやつを広げてピクニック気分を味わいましょう!
レストランやカフェの店舗数が多く
雑貨店や土産物店の品揃えも充実!
「くじゅう花公園」には、レストラン、カフェ、ドライフラワーショップ、アロマグッズショップ、豆の専門店、雑貨店、土産物店など計15店舗があり、食事やお買い物の楽しみがあるのもうれしい! 写真のドライフラワーショップ「Rose de Mai(ローズ・ド・メイ)では、予約不要で「リースづくり体験」に参加できます。料金は1,200円〜。
土産物店では、地元の特産品などが販売されているので、ぜひお立ち寄りを。訪れた記念にオススメなのは、「くじゅう花公園花畑オリジナルカレンダー」1,000円です。
写真は「久住高原お菓子工房 シャーロット」で手作りしているバラのジェラート。くじゅう高原産の搾りたて生乳100%で作った、こだわりのミルクジェラートをベースに、旬のフルーツを使ったフレーバーを季節限定で販売。何度でもリピートしたくなります! 座席数20、テラス席もあり。
Information
くじゅう花公園
所在地:大分県竹田市久住町4050
TEL:0974-76-1422
www.hanakoen.com
アクセス:豊肥本線 豊後竹田駅より タクシーで約30分
オープン期間:3月~11月
休園日:なし
営業時間:8:30~17:30(最終入園17:00)
料金:大人(高校生以上)1,300円、小人(5歳以上)500円
駐車場:300台(無料)
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