一年で最も寒い時期ですが、意外にも花のイベントが各地で開催されています。足を運んでみれば、新しい花との出合いがあるはずです。また、春の庭のための準備もスタートする時期。春は、もうすぐそこまでやってきていますよ! 今月の庭作業をチェックしてみましょう。
目次
バラの剪定のリミット

関東以西の平地では、バラの剪定の最終リミットは今月です。2月中にシュラブ(半つる性)やブッシュ(木立ち性)の剪定を済ませましょう。開花が望めない鉛筆より細い弱々しい枝や枯れ枝は、春以降に虫たちの温床になるので、剪定時に一緒にカットしておきましょう。
一年草のハーブのタネ播きをしましょう

チャービルやルッコラ、コリアンダー、ジャーマンカモミールなど、一年草のハーブはこの時期、室内でタネ播きをして苗をつくっておきます。成長に従って間引きが必要になってきますが、間引いた若葉も美味しくいただけます。タネから育てると、苗を買うよりコストが大幅に下がります。
鉢植えの球根花に水やりを

地植えの場合は水やりの必要はありませんが、鉢植えの球根花は芽が伸び始めてくる頃です。地上部に何もないとうっかり忘れがちですが、1週間に1回は水やりしましょう。鉢植えの宿根草も同様です。
宿根草の株分けをしましょう

暖かくなって芽が動き始める前に、宿根草の株分けを済ませておきましょう。植え付けから数年を経て、大株になったホスタやシュウメイギクなどは、根を傷めないように掘り上げ、土をふるい落としてからハサミや刃物を使って根を切り分けます。植えつけ穴を掘って再び植え直し、たっぷり水やりをします。株分けをすることで風通しがよくなり、元気に育ちます。
冬の花の展示会が目白押しです

冬は意外にも花の大きな展示会が開催されています。東京・文京区、東京ドームシティ プリズムホールでは「- 花と緑の祭典 – 世界らん展2025」(2025年2月5日(水)〜12日(水))、東京・池袋サンシャインシティでは「クリスマスローズの世界展2025」(2025年2月21日(金)、22日(土))が開催されます。展示会は、珍しい品種に出合えるチャンスです。
花が終わった水耕栽培の後始末

花が終わった水耕栽培の球根は、地植えにして葉が自然に枯れるまで育てると、また来年、花が咲く可能性があります。
Credit
写真&文 / 3and garden

スリー・アンド・ガーデン/ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。2026壁掛けカレンダー『ガーデンストーリー』 植物と暮らす12カ月の楽しみ 2026 Calendar (発行/KADOKAWA)好評発売中!
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