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【2025年最新版】観葉植物に最適なサーキュレーターの使い方と選び方|プロ厳選2機種も紹介

【2025年最新版】観葉植物に最適なサーキュレーターの使い方と選び方|プロ厳選2機種も紹介

室内で観葉植物や多肉植物を育てる際、「風」の影響は植物の成長に大きく関わります。特に風通しを好む多肉植物にもサーキュレーターの活用は効果的です。しかし、正しい使い方を知らない方も多いはず。今回はサーキュレーターの効果的な使い方を、山善の専門家にインタビューし、その知見をもとに育成に最適な2機種も紹介します。

インドアグリーンにサーキュレーターが必須な理由とは

風が植物の成長に与える影響とは

観葉植物や多肉植物などのインドアグリーンは、インテリアとして癒しを提供してくれます。
しかし本来、植物は自然環境で育つため、室内で育てるとストレスを感じやすくなります。

植物の成長には「光(太陽光)」、「水」、「風」が重要ですが、室内では特に「風」が不足しがちです。
そこで、サーキュレーターを使うことで、室内でも風を作り出し、自然環境に近い状態を再現できます。

これにより、植物のストレスが減り、病害虫予防にもつながり、成長が促進されます。

カイガラムシ
ウチワサボテンの幹肌についてしまったカイガラムシ。表面のカサブタのようなものはカイガラムシの排泄物が硬化したもの。こうなるとせっかくの美しい緑色が台無しだ。

どんな風が植物にとってはよい風なのか

植物にとっては、常に葉を揺らすような風が吹いているよりも、目に見えずとも植物の周囲の空気が流れている(循環している)ことが重要。

家電でこれを再現するには、風を直接あびる目的のリビング扇風機よりも、風を室内の広範囲に送り出すことで空気循環を促すサーキュレーターのほうが適しています。

サーキュレーターなどの家電を取り扱う「山善」に聞いてきました!

ではいったい、サーキュレーターのどのような働きが、植物にとってよい効果をもたらすのか?

そのためには、サーキュレーターのことを詳しく知る人物に聞くのが一番! 
ということで今回、季節家電製品を数多く手がける株式会社山善の村上さんに、サーキュレーターの選び方や、正しい使い方について聞いてきました。

山善村上
「サーキュレーターのことならお任せください!」と村上さん。

サーキュレーターと扇風機の違い

まずは「サーキュレーター」と、ご家庭でよく使う扇風機(リビング扇風機)の違いについて解説します。ちなみに、両者は用途がそれぞれ異なるため、本来は使い分けることが前提で設計されています。

【リビング扇風機】

扇風機
Pix:antoniodiaz/Shutterstock.com

<用途>

  • 近くにいる人2〜3人が涼感を得る目的で体に風を受けるためのもの。

<特徴>

  • 羽根が大きい分、筐体が大きい。
  • 風が広範囲に拡散するため、人体の広範囲で風を受けることができる。
  • 風が拡散されるため遠くまでは届かないが、風質がマイルド。

【サーキュレーター】

サーキュレーター

<用途>

  • 部屋の空気を撹拌し、循環を促すためのもの。
  • 風に瞬発力があるため、顔だけ風を浴びたいなど、体の一部分に限定して風を受ける使い方なら、涼感を得る目的としても使用できる。

<特徴>

  • 直進性のある風を出すことに特化しているため、遠くまで風が届く。
  • 近い距離の風力が強い。
  • 風の量が少ない(量は少ないが、瞬発力のある風が束になり次から次へと空気を押し出し、室内の空気を循環させることができる)。
  • 人体に直接向けると、向けた箇所にピンポイントで風が当たる。

最近では、サーキュレーターとリビング扇風機の垣根がなくなりつつあります。
リビング扇風機は大型で存在感があり、部屋の間取りによっては、よりコンパクトに収まるサーキュレーターが選ばれることが増えています。
この結果、サーキュレーター市場が拡大し、リビング扇風機市場が縮小している現象が見られます。

さらに、サーキュレーターを使うことでエアコンの効率が向上し、設定温度を控えめにできるため、電気代の節約にもつながります。
特に電気代が高騰している今、経済的な効果を重視し、サーキュレーターを導入する人が増えています。

POINT

植物にとっては直接的な風よりも、室内の空気が動いていることが重要。つまり室内の植物のために空気を循環させるという目的の場合、リビング扇風機では効果が低く、サーキュレーターでなければ目的に合致しないということですね。

しかも省エネにもなるのなら、植物にも人にもメリットがあって、まさに一石二鳥!

サーキュレーター選びのポイント

サーキュレーターを選ぶ際は、優先したい機能をもとに選ぶことが大切です。
製品の機能をしっかり確認し、何を重視するかで優先順位を決めましょう。
ここでは、現在市場で人気のサーキュレーターを選ぶためのポイントをご紹介します。

ポイント① 静音性能(DCモーター vs. ACモーター)

モーター

サーキュレーターは、DCモーターACモーターの2種類に大別されます。
それぞれに特徴があり、用途に応じて選ぶことが大切です。

DCモーターは静音性に優れていて省エネだが、本体価格が高い

DCモーターは電気の供給が一定の直流方式のため、安定した弱風を提供でき、静音性に優れています。
例えば、風量が中程度でも40dB(図書館の静けさ)のため、静かな環境で使えます。

さらに、省エネ性能にも優れており、広めの畳数をカバーできる高出力モデルでも、日中9時間の使用で年間約2,000円程度の電気代に抑えることができます。
加えて、DCモーターは風量を最小〜最大の間で細かく調節できるため、好みの風量が選びやすいのもポイントです。

ただし、DCモーター製品は価格がやや高め(1万円前後から)ですが、その分寿命が長く、長期的に見てコスパが良いと言えます。

POINT

DCモーターは細かく風量が設定できるため、得意とする安定した微弱風でゆっくりと部屋の空気を循環させれば、自然界の空気のゆらぎに近い状態を作ることができ、室内の植物にとってはうれしいかぎり! 寝室に植物がある場合は、静音性の高さは魅力ですね。

予算が許すのであればDCモーターの製品を選んで間違いはないでしょう。

サーキュレーター

【ACモーターは本体価格は安いが、駆動音が大きく、電気代も高め】

ACモーターは電気供給が安定しない交流方式のため、DCモーターよりも駆動音が大きくなる傾向があります。
しかし、最近のACモーターは静音設計や静音モードを採用しており、音の面でも改善が見られ、DCモーターに近い静音性能を実現しています。

ACモーターの最大の魅力は、購入時のコストが低いことです。
静音モード搭載のACモーターは寝室でも気にならない場合が多く、初期投資を抑えたい方にはおすすめです。
また風量調節が、弱・中・強など、ざっくりとした段階調節のため、シンプルに使いたい方にも向いています。

ただし、ACモーターはDCモーターより消費電力が高く、長時間使用すると光熱費が増加する可能性があります。
例えば、高出力(30W)モデルを1日9時間使用した場合、1ヶ月で約260円、年間で約3,120円の電気代がかかります。
24時間使用すると、年間で約8,140円になります。

※DCモーター、ACモーター共に、電気料金目安単価31円/kWh(税込)で算出

POINT

多肉植物を良い形で育てるために長時間使用するなど、長期的なコスパを重視するのであれば、DCモーターが有利です。しかし、初期費用を抑えたい方も多いはず。特に、ACモータータイプはDCモーターの半額程度で手に入るため、初めてのサーキュレーターとしてはお手頃です。

リビングに置く植物のために使用する場合、1DKなど、寝室が別室なのであれば、静音性能は必ずしも重視する必要なないと思うので、ACモータータイプを選ぶのも良い選択です。初期投資を抑えたい方には、ACモータータイプも十分にアリだと思います。

ポイント② 適応畳数(出力と風量)

サーキュレーター

サーキュレーターの「適応畳数」は、出力(消費電力)に基づいて決まります。
例えば、弊社製品を例に取ると、17Wの消費電力を持つモデルは18畳まで、26Wのモデルは30畳までの広さに対応しています。
この適応畳数は、その製品が空気を効果的に循環させることができる範囲を示します。

サーキュレーター

サーキュレーターの繰り出す風は、風量の大小に関わらず、適応畳数内であれば空気の循環が可能です。
ただし、風量が小さくなれば、その分だけ循環速度が遅くなるため、循環効率は落ちます。

サーキュレーターは、エアコンのように人体に直接風を感じさせることを目的としていません。
空気を循環させることが主な目的なので、小さな風量で循環速度が遅くても、空気が全体に行き渡ることが重要です。
人体に例えると、エアコンが心臓、空気が血液、サーキュレーターが血液を循環させる血管だとイメージすると分かりやすいと思います。

さらに、サーキュレーターから送られる空気は、家具や障害物にぶつかることで風向きが変わります。
そのため、空気の循環効率を高めるには、風の進行方向に障害物がないほうが理想的です。

高出力の製品は、弱風量でもしっかりと空気を回せるため、広い空間や複数の部屋をカバーしたい場合には、高出力タイプを選ぶと後々の活用にも便利です。

POINT

室内の植物を適切に育てるには、サーキュレーターの出力が重要です。
特に、空気の循環をしっかりと促すには、高出力のサーキュレーターを使ったほうが効率的です。
そのため、植物のために室内の空気を循環させる場合には、実際の部屋の広さよりも“広めの畳数”に対応したモデルを選ぶのがおすすめです。出力に余裕があることで、適切な風量で空気をムラなく循環させることができ、植物にとって快適な環境づくりにつながります。

ポイント③ 自動首振りの有無と角度(上下左右、360°首振り)

自動首振り

サーキュレーターの風を広範囲に届けるには、自動首振りが有効です。上下左右自動のものや、左右自動で上下が手動のもの、中には360度自動で首を振る製品もあるため、お部屋の広さや用途に応じてお選びいただけます。

サーキュレーターの目的は、人や観葉植物など、対象物に直接的に風を感じさせるためのものではなく、室内の空気を風によって動かして回す(循環させる)ものなので、首振り機能が充実していれば、それだけお部屋の空気の流れも広く満遍なく循環させることができて、エアコンの効きもよくなります。

POINT

自然界における空気の流れは常に一定パターンというわけではなく、不規則な風のゆらぎの中で植物たちは成長していきます。

自動首振り機能は広範囲に風を循環させ、空気の流れを自然のゆらぎに近い状態にするため、この機能を活用するとお部屋の植物が喜びそうですね!

ポイント④ お手入れのしやすさ(分解洗浄)

昨今、各社とも目玉機能としているのが「分解洗浄」
空気を背面から吸い前面から排出するサーキュレーターは、日常の使用で前面と背面のカバーと羽根(ブレード)が汚れがちです。
今までのクリーニング方法は、ドライバーを使ってネジを外し、前面カバーのみを外してあとは手探りでお手入れ、というのが主流でしたが、それだと手の届かないモーター付近や背面カバーの汚れを除去することができませんでした。
しかしここ最近は、工具を使わずに簡単に前後カバーと羽根を外せる「分解洗浄可能モデル」が増えてきました。

たかが汚れと侮ってはいけません。
背面や前面に溜まったホコリを放置すると、サーキュレーターが下図のような、ホコリを含んだ風を循環させることにより、健康にも影響を及ぼす可能性もあります。

サーキュレーターほこり
あくまでもイメージです。 写真提供:山善

このため、定期的なお掃除を心がけてください。
分解方法は各社異なりますが、ほとんどの製品が、とても簡単に分解&組み立てができるようになっています。
弊社の製品で洗浄を実演してみましたので動画をご覧ください。

POINT

サーキュレーターのお手入れを怠ると、室内の植物の葉にもホコリが溜まりやすくなります。特に、美しい葉が魅力の観葉植物にホコリが溜まると見た目にもよくはないですし、光合成の効率も落ちて成長にも影響が出てきます。
このため、サーキュレーターのお手入れは定期的に行いたいですね。
そういう意味でも、工具不要で全分解できるのは、とても便利ですね!

ポイント⑤ その他便利機能

【リモコン】

サーキュレーターもリモコンがあるとやはり便利です。リモコンでは主に、ON/OFF、風量切り替え、自動首振りの設定、タイマーセットなどが行えますが、エアコンのリモコンと異なり、とても薄くて小さいので管理に気をつけましょう。

【タイマー】

就寝時などに重宝します。自由に時間を設定できるものもありますが、大体1時間刻みで、最大8時間でOFF、といったものが多いです。

POINT

多肉植物や観葉植物にはコレクション性の高い品種も多く、愛好家たちの中には“24時間回しっぱなし”という使い方をされる方も多いようです。
しかしモーターにも寿命があるため、タイマー機能を活用し、過度の連続使用を行わないことが機器の長持ちにつながります。

室内の置き場所により、空気はどう流れていくのか?

“サーキュレーターを効果的に使用するにはどこに置くのが最適か”というところを、図とともに解説いたします。以下のお部屋を模した図はあくまでも、エアコンを稼働させた場合の置き場所のモデルケースです。
下図を参考に、可能な限り平坦で遮蔽物の無い場所に設置してください。

【冷房時の置き場所】

冷房時
空気循環のイメージ図(実際は家具などがあるため、図のように植物が直接的に冷気を浴びるわけではない)

冷たい空気は重く、エアコンから出た冷風は自然と下に降りていきます。
そのため冷房運転時、エアコンのルーバー(羽板)は自動的に上を向く設計になっています。
この下降する冷気を、エアコン近くの床に置いたサーキュレーターで背面から吸い込み、前方から送り出す風に乗せて部屋中に這わせることで、冷気を効果的に循環させることができます。

壁に当たった風は向きを変えながら、サーキュレーターの風で連続的に押し出されるため、対応畳数の範囲であれば、部屋の中を冷気がグルグルと循環します。

ちなみに、この循環のスピードを決めるのが風量です。
普段は「弱〜中」で十分ですが、換気したいときは最大風量にするとより効果的。
また、家具の配置で空気の流れが遮られないよう、自動首振り機能なども活用すると、ムラなく空気を動かせます。

空気の跳ね返りのイメージ図
空気の跳ね返りのイメージ図
POINT

植物の成長に欠かせない光合成。その効率を高めるために、葉では根から吸い上げた水分を蒸発させる「蒸散」が行われています。
ただし、常に風が当たっている状態だと、この蒸散作用がうまく行われず、生育不良につながることがあります。
このため、サーキュレーターは植物に直接風が当たらない位置に設置しましょう。
これは暖房時や、エアコンを使用しない季節でも同じです。
ちなみに、葉を持たないサボテンは、あのぷっくりとしたボディで、夜間にごくわずかな量だけ蒸散を行っています(だからあんなに水分をためられるんですね)。そのため、サボテンを育てている方は、夜間にやさしく弱風でサーキュレーターを回してあげると、生育にも良い影響を与えてくれます。

【暖房時の置き場所】

暖房時
空気循環のイメージ図(実際は家具などがあるため、図のように植物が直接的に暖気を浴びるわけではない)

暖かい空気は軽いため、上にたまりやすい性質があります(そのため、暖房機器のルーバーは起動時に下を向く設計になっています)。
この特性を利用して、サーキュレーターは部屋の中央あたりに設置し、風を天井に向けて送るのが効果的です。

天井に届いた暖気は壁を伝って下に降り、床付近にたまった空気をサーキュレーターの背面から吸い上げることで、部屋全体に暖気を循環させることができます。
このとき、首振りモードを使って風向きを左右に広げると、より均一に暖かさを届けられるでしょう。

POINT

観葉植物は亜熱帯地域原産のものが多いため、部屋の空気がただ暖かいだけでなく、流動していることにより、自然環境に近い状態で冬を越すことができます。
そうすることで、翌年の芽吹きがよくなることが期待できます。

【2部屋を循環させる場合の置き場所】

2部屋循環
空気循環のイメージ図(実際は家具などがあるため、図のように植物が直接的に冷気や暖気を浴びるわけではない)

2部屋を循環させる場合は、サーキュレーターを、2部屋をまたぐ位置の平坦な場所で、エアコンに対して背を向けた状態で設置します。
エアコンにより冷却、または加温された空気を、サーキュレーターが背面から吸い込み、前面から押し出すことにより、矢印の方向に空気の流れを作ります。

この場合も、自動首振りモードを使用することで風の動きが複雑になり、家具などの影響を最小限に抑え、効率良く広範囲の空気循環が行えます。
ただし、2部屋の合計畳数が、製品の適応畳数以下である必要があります。

POINT

「冷房」「暖房」「2部屋循環」はそれぞれ、エアコンを稼働した前提で解説していますが、エアコンをOFFにした状態でも、同様の空気の流れを作ることができるため、春や秋など、外の気温が最適なときは、窓を開けて新鮮な空気を取り込みつつサーキュレーターを回して換気してあげると、室内の空気もリフレッシュされ、植物たちも喜ぶでしょう。

編集部のおすすめ①:山善2025年新型サーキュレーター「RCRP-BZX015」

RCRP-BZX015

山善2025年新型洗えるサーキュレーター「RCRP-BZX015」は、部屋全体の空気循環に最適!
DCモーターを搭載した注目モデルで、最大の特徴はなんといってもコードレスでも使用可能!

USB Type-Cによる給電に対応し、本体にバッテリーを内蔵。
モバイルバッテリーからの給電も可能なため、屋外での使用にもぴったり。
特にウォークインサイズの温室では、風量1(風向き固定)で最長40時間も連続稼働できるため、頼もしい存在です。

また、災害時の停電の際に、大切な植物が蒸れなどで弱ってしまうリスクを軽減できるのも大きなポイント。

アダプター
同梱のケーブルとアダプター。規格に合ったアダプターが同梱されているのは国内メーカーならではの気遣いだ。

DCモーターならではの静音性と省エネ性能で、最大24畳の空間をカバー。
風量は10段階で細かく調整でき、使い勝手も抜群。
工具不要で、前面ガード、背面ガード、羽根、スピンナー、ガード止めナットを簡単に取り外して水洗いができるため、清潔に保ちやすく、長く安心して使えます。

丸洗いOK

●お買い求めは、「山善ビズコム」からご購入いただけます。(スペック詳細も確認できます。)
山善ビズコムで購入の場合:価格14,800円(税込)送料無料(沖縄・離島除く)

編集部のおすすめ②:BARRELサーキュレーター「Aechmea move(エクメア ムーブ)」

「AMATERAS」や「TSUKUYOMI」でおなじみの植物育成LEDライトのパイオニア、BARREL社が手がけるサーキュレーター「Aechmea move(エクメア ムーブ)」栽培エリアの空気撹拌に最適!

Aechmea move

BARRELといえば植物育成LEDライトですが、その開発を通じて培ってきた豊富な植物育成ノウハウを活かし、サーキュレーターも展開しています。

このモデルは、ライティングレール(E26ソケット対応)に簡単に取り付けられる仕様になっており、また色はブラックとホワイトの2色から選べるため、植物育成空間での自由なレイアウトとコーディネートを可能にします。

with HADES
ブラックモデルの使用例。同社の植物育成用照明太陽スポットライト「HADES」(黒)との組み合わせ。
with HADES
ホワイトモデルの使用例。同社の植物育成用照明太陽スポットライト「HADES」(白)との組み合わせ。

風量は強風・中風・弱風・リズム風の4段階で調整でき、さらに左右30度の首振り機能を備えているため、栽培エリア内の空気をムラなく撹拌することができます。
またリモコンによる遠隔操作やタイマー設定にも対応しており、日々の管理をよりスマートに。

育成ライトと組み合わせて使用することで、植物にとって理想的な環境づくりを強力にサポートします。
もちろん、前面ガードが外れるため羽根のお掃除もラクラク。常に清潔な風を植物たちに送り届けます。

●お買い求めは、こちらの同社商品紹介ページからご購入いただけます。(スペック詳細も確認できます。)
上記で購入の場合:価格7,990円(税込)+送料770円(税込) ※北海道、沖縄、離島は1,210円(税込)

まとめ

①自動首振り機能を活用し、弱風で部屋の空気を広範囲にマイルドに循環。
サーキュレーターは「DCモータータイプ」「ACモータータイプ」の2種類。

  • 長時間使用や静音性重視ならDCモーター
  • 初期投資を抑えたいならACモーター

定期的な清掃が必要で、工具不要で分解洗浄できるタイプが便利。
サーキュレーターは平坦な場所に置き、風が植物に直接当たらないように配置。エアコン使用時は、冷房時は近くに、暖房時は中央に置くことで経済的。
本記事ではおすすめ2機種を紹介

  • 山善「RCRP-BZX015」はコードレス対応で全体の空気循環に最適
  • BARREL「Aechmea move」は首振り機能があり、植物栽培エリアの空気撹拌に最適

おわりに

今回、村上さん(山善)からお話をうかがい、私たちのように植物栽培用途で考えると、モーターの性能もさることながら、部屋の空気の流れをいかに自然環境に近づけるかという観点では、満遍なく風を送ることができる首振り機能の有無も重要かな、と思いました。

その点では、山善の新型機「RCRP-BZX015」の風のモードボタンに備わっているリズム風モードを合わせることで、ニーズにとても合うように感じました。

BARRELの「Aechmea move(エクメア ムーブ)」は、さすが植物栽培をよく研究されている、の一言に尽きます。同社の植物育成ライトを使用している方にとっては、栽培エリアが抜群のコーディネートに仕上がります。

どちらを選ぶにせよ、室内で植物を栽培する方は、ぜひこの機会にサーキュレーター導入の検討をおすすめします。

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