美容に関心の高い女子の間では、定番となっている「菌活(きんかつ)」。ヨーグルトや甘酒、塩麹など食物に含まれる菌を体内に取り入れ、身体の中からキレイになろうというものです。さて一方、植物がすくすく健康に育つのにも、菌が不可欠だって知っていましたか? 目には見えないけれど、菌たちは花をたくさん咲かせたり、野菜の味をよくしたりするのに大活躍! そんな菌の力を活用した便利で使いやすい液体肥料をご紹介します。

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花も野菜も「地力」次第!

Photo/Peter Turner Photography/Shutterstock.com

思ったように花が咲かない……、野菜がうまく育たない……とガッカリしたことはありませんか。でも「私には植物を育てる才能がない」なんてあきらめないで! 植物がうまく育たないのは、あなたの才能の問題ではありません。その原因は「土」にあることがほとんど。植物が健全に育つためには、光・温度・空気・水・養分が必要です。土はこのうちの空気と水と養分を過不足なく植物に届けるために、とても大切な働きをしています。これらの土の働きのことを「地力」といいます。地力の高い土では、植物は健全によく育ち、野菜の味もよくなります。

連作障害で実りが悪いピーマン。

地力を支える「菌」の働き

その「地力」を支えているものこそが菌類。「菌」というと病気を引き起こす悪いもののようにイメージするかもしれませんが、私たち人の腸内にも100兆個あまりの細菌が棲みついており、菌が活動するおかげで免疫細胞が活性化し、健康が保たれています。いわゆる「善玉菌」と呼ばれる菌たちの働きです。

一方、土の中にも乳酸菌や酵母菌、納豆菌、光合成細菌などの善玉菌たちが棲みついています。それらは、相互に作用しながら植物の栄養源となるアミノ酸や酵素、鉄、マグネシウム、カルシウムなどの必須ミネラルを土の中に供給しています。菌たちがバランスよく棲み、活発に活動が行われている限り、植物はよく育ちます。

家庭菜園で陥りがちな連作障害

しかし、時として菌が減ってしまったり、バランスが崩れてしまったりすることがあります。その結果起こる典型的な例が「連作障害」です。連作障害とは、同じ場所で同じ作物をつくり続けた(連作)結果、作物が病気になったり、できが悪くなったりすることです。

なぜそのようなことが起こるかというと、植物が菌から栄養を得ているのと同様、菌たちも植物の根から分泌される有機酸や糖などをエサとしています。同じ植物を繰り返し育てていると、その分泌物を好む菌ばかりが土の中に増えてしまいます。特定の菌だけが増えることによって、病虫害が発生したり、植物に供給される栄養が偏ってしまい、植物がうまく育たなくなってしまうのです。

連作障害の出やすい野菜と出にくい野菜があります。レタスは一度つくったら1年間、エンドウなどの豆類は7年間。Photo/Peter Turner Photography/Shutterstock.com

連作障害を防ぐためには、一度つくった場所では同じものを育てずに、しばらく間隔をあけてから育てる必要があります。その間隔は植物によって異なります。最も長いものでサヤエンドウなどの豆類。一度つくったら次に同じ場所でつくることができるのは、7年も先になります。

また、同じ「科」の植物も似た分泌物を根から出すため、種類で考えるだけでなく、同じ科のものも避けなければなりません。例えば、トマトやナス、ジャガイモ、ピーマンはすべてナス科。トマトをつくった同じ場所で、ジャガイモを育てるとやはり連作障害が起きてしまいます。しかし、これらはどれも家庭菜園で人気の野菜ばかり。限られた家庭の庭で、続けてつくらないようにするのは現実的にとても難しいことです。

左は「菌の黒汁」を使用したナス。右は使用していないナス。

連作障害の解決策「菌の黒汁」

そこで活用したいのが善玉菌を培養した液体肥料「菌の黒汁」。主成分は光合成細菌という特殊な細菌で、植物に有害な物質をエサにしつつ、植物の生育に必要な空中のチッソを土中に固定したり、アミノ酸を生成する働きがあります。また、光合成細菌と相互作用する善玉菌も含まれており、定期的に施肥することにより、菌の偏りを防いで連作障害をとどめることができます。

ですから、連作をしない場合にも、植物への養分の供給がよくなるため、収穫量が増えたり、色つやをよくしたり、病虫害に強く健康な植物を育てたりすることができるため、プロの生産農家も愛用しています。

何もしないでいると「地力」は次第に低下していってしまいます。家庭菜園では植物に手をかけられる時間も、面積も限られていますが、こうした資材を活用すれば効率的な「菌活」が可能となり、より充実したボタニカルライフを楽しむことができますよ。

「菌の黒汁」を使って栽培したニンニク。普通サイズのニンニクがジャンボニンニクサイズに。
種苗会社で行われた、連作したトマト畑で「菌の黒汁」を使用しての栽培実験。

「菌の黒汁」の使い方

<使い方>

  1. 希釈液をつくる/キャップ1杯分の菌の黒汁を6ℓの水(水道水でOK)に入れれば、500倍の希釈液がつくれます。
  2. 一坪(3.3㎡)辺りに①を1~2ℓ灌水します。植えつけから収穫まで、1~2週間ごとに3~4回ほど与えます。植物自体にかかっても、葉焼けなどの症状が起こることはありません。
「菌の黒汁」はほぼ透明で、においがありません。

<使い方のポイント>

  • 「菌の黒汁」は菌が主体となった液肥のため、「殺菌材」を使うと菌が死滅して効果を得ることができません。殺菌剤や除草剤を使う場合は前後1週間程度あけてから使用しましょう。
  • 菌のエサとなる有機物(堆肥や腐葉土)などと一緒に使うと、より効果的です。
  • においがないので、いつでもどこでも使用できます。マンションなどの集合住宅でも安心して使用できます。

 

併せて読みたい

『野菜を丈夫に美味しく育てるためのテクニック「連作障害」を回避しよう』

『秋バラを咲かせるために、夏バテしたバラの回復を助けよう』

[菌の黒汁]
100㎖ ×3本 2,000円~(100㎖~20ℓ)/株式会社ヤサキ
☎050-5524-7658(菌の黒汁専用回線)
オンラインショップ
https://www.kinnokurojiru.com/menu

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