前から、ぜひやってみたいなと思っていた家庭菜園。ついに始めました。
いろいろ教えてくれたのは、ガーデニング歴十数年、私が園芸コンシェルジュと勝手に呼んでいるお友だちのマリ子さん。
タネを播いたのは「発芽率がよく、早く収穫でき、サラダなどに手軽に利用できるので、野菜づくり初心者のあなたにピッタリ」とマリ子さんが教えてくれた「ハツカダイコン」(ラディッシュ)です。

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用意したもの

  • プランター(L50×W16×H17cm)
  • ジョウロ(100円ショップで買いました)
  • 古い衣装ケース(使い方は後で説明します)
  • 赤玉土(小粒)
  • 腐葉土
  • 完熟有機堆肥(牛糞堆肥)
  • 油粕(粉末)
  • 苦土石灰
  • ハツカダイコンのタネ

何はともあれ、まずは「土づくり」から

「ホームセンターなどでは、いろんな用土と肥料分を配合した野菜用の培養土というのも売られているけど、今回はあえてそれを使わず、基本の土づくりを覚えましょうよ」とマリ子さん。そこで──

・赤玉土6、腐葉土4

・牛糞堆肥(ひとつかみ)

・油粕( 〃 )

・苦土石灰( 〃 )

以上を、使わなくなった古い衣装ケースに入れ、よく混ぜ合わせて、約3週間寝かせました。

園芸歴の長いマリ子さんによると、畑で野菜をつくるときも、いきなりすぐにタネを播くわけじゃない。まず畑に肥料や堆肥、苦土石灰などを施して、よく耕し、3週間ほど寝かせて土に肥料や堆肥がよく馴染んでからタネ播きをするのだそうです。

「花もそうだけど、野菜づくりはまず土づくりが大事なの。ガーデナーのバイブルともいえる『園芸家12カ月』という本を書いたカレル・チャペックも“園芸家は花をつくっているのではない。土をつくっているのだ”と言っているくらいよ」(マリ子さん)

いよいよ初めてのタネ播き!

「ハツカダイコン」(ラディッシュ)のタネは近所のホームセンターで買いました。丸い小さなタネが12㎖(ものすごい数!)入っていて、1袋216円。袋の表の真っ赤なハツカダイコンの写真が可愛い!

「タネ袋の裏には大切な情報がいろいろ書いてあるから、裏もよく読んだほうがいいわよ」とマリ子さん。そこで仰せの通り、じっくり熟読してから、いよいよ初めてのタネ播きに挑戦しました。

手順は以下の通りです。

(1)プランターに3週間かけて熟成させた用土を八分目ほど入れ、ジョウロでたっぷり水をやる。(土をたくさん入れすぎると、後日水やりをしたときに用土が流れてしまうので、必ず八分目程度に)

(2)用土の表面に5cm間隔で小さな窪みをつくり(ペットボトルのフタを利用するとよい)、そこに2〜3粒ずつタネを播く。

「このやり方を“点播き”というの。ほかに“すじ播き”とか“バラ播き”というやり方もあるけど、それはいずれ、ほかの野菜でやってみましょうね」(マリ子さん)

タネ播きの方法は『植物に合わせた3つの「タネ播き」の方法』もご参照ください。

(3)播いたタネを土によく押しつけ、薄く土をかぶせる。

(4)土をかぶせたところに、霧吹きでたっぷり水をやり、タネ播き完了! (ジョウロで水やりをすると、播いた種が流れてしまうので、霧吹きでやさしく…)

うッわ〜、発芽したよ〜!!

タネを播いたのは10月12日。秋なのに夏みたいに暑い日だったけど、翌日からは雨続きで気温も急降下。「この寒さじゃ、芽、出ないかも」と心配したのですが、タネを播いてから4日後の10月16日、きれいに発芽しているのを確認しました。やった〜!!

この後の作業

マリ子さんによると、この後、もう少し苗が育ったら、一番元気そうなのを残して、ほかは間引いてしまう。そして、1カ所に1本だけにするのだそうです。

でも、小さな緑色の苗は、みんなすっごく可愛い。間引いちゃうなんて、そんな可哀想なことできるかしら?

「そう、私も苗の間引きは今でも苦手なの。だけど、しっかりした苗を育てるためには心を鬼にしてやらなくちゃダメなのよ」(マリ子さん)

 

続きを、どうぞお楽しみに!

Credit

文/岡崎英生(文筆家・園芸家)

Photo/1) rodimov 3) Marian Weyo/Shutterstock.com 他3&garden

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