もっと楽しい寄せ植えアイデア・一鉢にストーリーを持たせよう
いろいろな草花をとり合わせ、一鉢に植えこむ寄せ植え。鳥取県の面谷ひとみさんは、季節の行事や家族の出来事をイメージしながら花や鉢を選び、寄せ植えをつくっています。草花のビジュアルでコーディネートするだけでなく、一鉢にストーリーを持たせて寄せ植えをつくってみましょう。思いが込められた分、毎日の世話も楽しくなりますよ。面谷さんの寄せ植えストーリーをご紹介します。
目次
17歳の可愛い恋を応援する寄せ植え
素敵なボーイフレンドができた末娘を思ってつくった寄せ植えです。ガーデンショップでハート模様の植木鉢を見つけたとき、これは17歳の初々しい2人にぴったり! と購入しました。英国ウィッチフォード社のアリスシリーズの鉢です。花びらがハート形のガーデンシクラメンを中央に、ネメシアやエリカ、ビオラなどを寄せ植えました。ピンクがかった斑入りの葉はハツユキカズラです。これらの花には、こんな花言葉があります。
- ガーデンシクラメン「はにかみ」
- ネメシア「偽りのない心」・「包容力」・「恋の予感」
- エリカ「博愛」
- ビオラ「少女の恋」・「誠実」
- ハツユキカズラ「素敵になって」・「化粧」
可愛い2人は受験生でもあり、恋も夢も応援してくれるようなチアフルカラーの花を選びました。お手入れする私も、なんだかウキウキ楽しい気分です。
ボジョレーヌーヴォーの日の寄せ植え
11月のボジョレーヌーヴォーの解禁日に、ワインを飲みながら眺めようと思ってつくった寄せ植えです。ブドウ模様の鉢に、数種類のブドウ色のビオラを寄せ植えました。アクセントにワインレッドのアリッサムを添えています。この日は特別に、息子がプレゼントしてくれたバカラのグラスとマイセンのお皿、娘がプレゼントしてくれたハンカチを取り出してきて、ガーデンでランチを。忙しない日常の合間の、ひとときの贅沢です。
シックな大人クリスマスを演出する寄せ植え
上の写真の寄せ植えは、白いミニバラを主役に、シックなカラーのビオラを添えて、大人っぽいクリスマスをイメージしました。この季節のミニバラは、気温が低いので株の生育が緩やか、一輪の花もとても長もちするので寄せ植えの花材として重宝します。チェッカーベリーの赤い実もクリスマスの雰囲気を演出してくれます。季節の行事を寄せ植えに演出するのも楽しいものです。
併せて読みたい
・絶対かぶらない! 女性にも男性にも喜ばれるおしゃれなプレゼント「ワインと花の冬の寄せ植え」
・患者さんのためにつくったバラ香る庭 面谷内科・循環器内科クリニック
・ガーデンデザイナーが教える「寄せ植え上手」のコツ
Credit
写真&文/面谷ひとみ
鳥取県米子市で、自宅の庭と夫のクリニックの庭を手入れする。クリニックの庭の寄せ植えは、患者さんのためにいつも華やかで美しく!がモットー。季節ごとの植え替えと毎日の手入れを欠かさない熱心なガーデナー。
http://hitomi-garden.com/blog/
<面谷さん愛用のガーデンショップ>
ラブリーガーデン http://www.lovely-garden.jp
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