今年注文したバラ苗が皆さんのお手元にも届いた頃ではないでしょうか。来年の春、美しい花が咲くのが今から楽しみですね。そのために、冬のうちに必ずやっておくべきことは一つ。バラがすくすくと育つ土壌環境を整えておくことです。果たしてそれにはどうすればいいのでしょうか。実際に、美しいバラの庭で使われている土壌資材を見つけました。
目次
バラ苗の植え付けは冬の間に
バラ苗が届いたら、すぐやりたいのが植え替えです。苗が植わっている鉢は、運搬を考慮して株の大きさに比べて小さなサイズになっていることが多く、そのままではすぐに根詰まりしてしまうなど、順調に生育しない恐れがあります。買ってきたら地植えにするか、元のサイズより1〜2回りほど大きな鉢に植え替えましょう。
その際、バラの根にとってよい土を用意してあげることが大事です。バラは冬の間は休眠期ですが、3月初めには目覚めて根が動き出します。そのとき、どれだけ土から栄養を補給できるかで、芽出しの勢いが違ってきます。もともと植わっているバラにも「寒肥(かんぴ)」として冬の間に肥料を施すのがバラ栽培の慣例です。
美しい庭で使われている土壌資材「バイオマイスター」
バラの美しい庭として全国的にも有名な面谷内科・循環器内科クリニック。庭を丹精する院長夫人の面谷ひとみさんは、冬は必ず庭の土壌改良を行います。土壌改良やバラの寒肥として使っているのは「バイオマイスター」。植物活力素で有名なメネデール社の土壌資材で、幅広い用途とマルチな効果を持つ便利なアイテムです。
バイオマイスターの効果を花数の違いで実感
写真は上下、同じ時期、同じ場所のバラのシーンです。上はバイオマイスター使用前の5月のバラの様子。下はバイオマイスターを使って1年後の様子です。円で囲んだ赤いバラは‘フレーズ’。手前の淡いピンクのバラは‘プリュム’。比較すると、どちらもバイオマイスター使用後は花数に圧倒的なボリュームが出て、庭での存在感が何倍にも増しています。
こちらの写真も、上下、同じ時期、同じ場所のバラのシーンです。上はバイオマイスター使用前の5月のバラの様子。下はバイマイスターを使って1年後の様子です。
「このコーナーは庭を作った当初からバラを植えていますが、5年くらいすると、場所によって以前のように花が咲かなくなってくることがあるんです。本来は扉の両側から赤いバラが咲き上がってくるように2本植えているんですが、上の写真の年は右側が全然咲かなくて。もう諦めて抜こうかなと思っていたところにバイオマイスターを使ってみたら、見事復活! ピンクのバラも盛大に咲いて、華やかさが戻りました」(面谷ひとみさん)
効果の秘密はバイオマイスターのマルチ設計
面谷さんの庭で花数に効果の違いをもたらしたバイオマイスター。その秘密は、以下のようなバイオマイスターのマルチな成分設計にあります。
- 根を生育させるための肥料成分を含んでいる。
- 土壌中の有害な菌の発生を抑えるバチルス菌や乳酸菌を含んでいる。
- 植物と共生し、その生育を支える菌根菌などの善玉菌を多く含んでいる。
- 厳選した有機物と鉱物をベストバランスで配合し、新鮮な空気や水が届く土壌環境設計になっている。
こうした働きから、生育不良に陥ったバラも見事復活へと導いたのです。
寄せ植えにも効果的なバイオマイスター
面谷さんは冬以外にも、年に数回の植え替えのたびにバイオマイスターを庭に使っています。「私の場合は、ほとんど上からまくだけ。袋を持って庭を回りながら、バラや大事な宿根草の株元にパラパラまいていくんです。簡単で楽でいいですよね。あとは寄せ植えするときにも元肥(もとごえ)のように土に混ぜて使っています。バイオマイスターを使うと生育がとてもよくて、花のボリュームがすごいんです」。
バイオマイスターの効果的な使い方
■鉢植えの場合
●植え替えをする場合、用土にバイオマイスターを20~30%混合して元肥のように使えます。その場合、ほかの堆肥や元肥は必要ありません。
●植え替えをしない場合、バイオマイスターをマルチ資材として使用できます。良質な腐葉土とバイオマイスターを等量混ぜ、土の表面に2~3cmの厚みで敷き詰めます。
●また、古土を再生したい場合には、その土を消毒をした後、バイオマイスターを古土に対して30%ほど混ぜると良質な培養土へ蘇ります。
■地植えの場合
●土壌改良を行う場合、根回りの土を掘り上げ、その土にバイオマイスターを20~30%混ぜて埋め戻します。
●土壌改良を行わない場合、バイオマイスターをマルチ資材として使用できます。良質な腐葉土とバイオマイスターを等量混ぜ、根域土壌(根が張っている範囲の土)の表面全体を覆うように、2~3cmの厚みで敷き詰めます。
バイオマイスターでプロの農家も収量アップに大成功!
バイマイスターはプロの農家からも信頼の厚い土壌改良資材です。瀬戸内のハワイとも呼ばれ、ハワイ州カウアイ島と姉妹島にもなっている山口県周防大島町。比較的温暖な気候で、温州みかんの産地としても有名なこの地で、レモンとみかんの栽培に取り組むClover Farmも、バイオマイスターを愛用しています。
畑の移設によって土壌環境の問題と病害虫の発生が重なり、年間収量が以前の10分の1にまで大幅に減少してしまったClover Farm。そんな畑の存続危機に直面しているときに出会ったのが、バイオマイスターでした。
「たまたまSNS上でメネデール株式会社のバイオマイスターのモニター企画が目に留まり、いちるの望みをかけて応募してみることにしました。バイオマイスターは花木や果樹の栽培において、土壌改良や生育促進に効果があり、前年のモニター企画でもかなり評判がよかったようで、少しでも状況を好転させられるならと思ったからです。すると担当者から連絡があり、事情を説明したところ、土壌分析と栽培アドバイスの提供を受けられることになりました」
まず行った土壌分析では、排水性が悪いことと肥料分の不足が明らかに。その結果をもとに、バイオマイスターとともに、メネデールを併用することにしました。メネデールは活力剤のパイオニア的存在で、根の生育促進や光合成の活性化を目的として組み合わせました。移植した樹はまだまだ根の張りがよくなかったので、土壌にかん注*を、新たに植える苗木は事前にメネデール100倍希釈液に浸漬(しんせき)してから植え付け、その後も定期的にかん注することにより活着を促進させました。また、併せて葉面散布も行いました。バイオマイスターは土壌改良と施肥を行った後に、マルチング材として利用しました。
*かん注(灌注)とは、薄めた液剤を土中に染み込ませて効果を発揮させる処理方法。
「その後も、メネデール社から現地に来ていただいたり、継続的なアドバイスをもらいながら栽培を行った結果、期待以上の成果を得ることができました。収穫量は過去最高時の1.5倍にまで増え、果実の大きさも過去最高となり、納入先である洋菓子店や従前の顧客からは果汁が多くて甘みも素晴らしいと、とても嬉しい評価をいただきました!」
藁にもすがる思いでSNSに応募した結果、バイオマイスターとメネデールという救世主を得て、畑を復活させたばかりでなく、収量アップという快挙をなし遂げたClover Farm。
「それもこれも、丁寧で的確なアドバイスをくれたメネデールさんのおかげです。これからもバイオマイスターとメネデールを使いながら、たくさんの美味しいレモンとみかんを育てて、多くの人に味わっていただきたいですね」
愛好家からもプロからも信頼されるバイオマイスター&メネデール。あなたの庭でも、使ってみれば違いを実感できるはずです。
バイオマイスターのモニターを募集!
本記事をご覧いただいた方に朗報です!
メネデール社のInstagram公式アカウントにて、バイオマイスターのモニター企画を開催予定です。応募期間は12月5日(月)〜18日(日)までですので、ご興味のある方はぜひご応募ください。
モニター企画の詳細はメネデール社のHPをご覧ください。
協力:面谷内科・循環器内科クリニック、Clover Farm
Credit
写真&文 / 3and garden
スリー・アンド・ガーデン/ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。
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