植物を育てていると、育て方はもちろん、病気や害虫への対策など、さまざまな壁に出くわしますよね。そんなお悩み解決を、皆さんにとって一番身近な園芸のプロ「街の園芸店」にお願いしました。今回は植物を育てるためには欠かせない、土のお悩みです。

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植物の栄養の源、土

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Krisana Antharith/Shutterstock.com

植物を育てているとさまざまな問題にぶつかりますが、特に土に関しては、この花にはこの土で合っているのか、土をどのようにすれば植物が丈夫に育つのかなど、迷いを感じる人は多いはず。土は、表面以外、ほとんどの部分が目に触れることはなく、また根に直接触れているため、植物にどんな効果や影響を及ぼしているのかがちょっと気になりますよね。そんな土に関するお悩みを、今回も街の園芸店「フラワーガーデン・セキ」の関ヨシカズさんに解決していただきました。

今回も答えてくれる街の園芸店「フラワーガーデン・セキ」(目黒区祐天寺)

今回も読者の皆さんのお悩みに答えていただいた『フラワーガーデン・セキ』の関さん。東京は目黒区祐天寺に古くからお店を構え、近隣住民から愛される、地域に根ざした園芸ショップです。2代目の関ヨシカズさんは、自らオリジナルの培養土を作ってしまうほど、土にも精通した園芸のエキスパート。そのため、お店には土に関するお悩みを相談しに来店するお客様がとても多く、今回皆さんからいただいたお悩みにも分かりやすく答えてくれます。さて、今回はどんなお悩みが寄せられているのでしょうか? 早速関さんに聞いてみましょう。

関さん近影
「土に関するお悩みもお気軽にご相談ください」と、関ヨシカズさん。

【お悩み1】卵の殻を土に撒いていますが効果はありますか?

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RHJPhtotos/Shutterstock.com

卵の殻を天日で干してから、すり鉢ですりつぶし、その粉末を土に撒いています。石灰の代わりにとやっていますが、効果はありますか?      (関東 50代 女性)

関さんの答え

結論から言うと、効果はあります。卵の殻には炭酸カルシウムが含まれているので、すりつぶして撒けば石灰の代わり、というか石灰を撒くのとほとんど変わらないので、酸性の土を中性に変えるなど、それなりに土壌改良の効果はあります。ちなみに、近所を散歩しているとよくみかけるのは、卵の殻をまんま土に刺していたり、割ったまんまのを殻を土の上に撒いただけの玄関先のプランター。あれは全く意味がないので、この方のようにちゃんと粉末にするのが正解です。なぜなら、殻のまま刺しておいても成分が土に浸透するまでに何十年とかかるため、土に手早くなじませるためには粉末にしてやる必要があるんです。

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Hasiah Z/Shutterstock.com

ただ、費用対効果で考えると、同じような石灰が1キロで大体250円とか300円で売ってるので、擦り潰す手間とかを考えたら、石灰を買っちゃったほうが早いんじゃないかなと思いますが。まぁ、卵の殻は毎日のようにゴミとして出るっちゃあ出るんでね、再利用という意味ではよいと思いますけど。僕だったら迷わず石灰買っちゃいます(笑)。でも、自分の手で作ろうという心意気みたいなところは素晴らしいと思います。

【お悩み2】多肉植物の用土、市販のと自分で作るのとでは違いがありますか?

エケベリア
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エケベリアなどの多肉植物を育てています。お花屋さんで買った多肉植物用培養土と自分でブレンドするのとでは育ちに違いはあるのでしょうか? 普段はお花屋さんで買ったものを使っています。また、ブレンドするとしたらどんなふうに作ればよいのでしょうか?      (東北 40代 女性)

関さんの答え

う〜ん、あんまり違いはないと思いますけどね。確かに多肉植物用土、サボテン培養土とか、いろんなメーカーが出していますよね。僕は出来合いのものは、成分があまり僕好みじゃないということもあり、あまり使ったことがないんです。でもそれは僕が商売として土を扱っているからこそ、成分の違いに気付くところもあるんですけど。ただね、土は根っこが直接触れている部分なんで、意識を向けることはとてもよいことですが、土によって成長スピードが上がったりとか、葉っぱが大きくなったり、よく育つってことは、あまりないと思いますよ。

つまり裏を返せば、市販のものでもある程度のクオリティのものを使っていれば、基本何でも大丈夫、っていう感じです。それよりも何よりも、一番気を遣わなければいけないのは栽培環境。このシリーズでも何度も言っていますが、植物を育てる上で最重要視しなければいけないのは環境作りなんですね。2リッター3,000円ぐらいする高級培養土を使っても、室内で育てればエケベリアはまともに育ちませんから。室内で育てるならサーキュレーターを回して室内の空気を循環させるとか、LEDを使って日照時間をコントロールするとか、そういう問題からまずクリアにして、正しい育て方というのを実践していくと、なんだかんだ自分で土を作りたくなってくるんですよ。こだわり、みたいなのが出てくるんで、要はそこにたどり着けるかどうかじゃないですかね。

僕も大昔はいろんなメーカーのものを使ってはみたんですけど、結局自分で作って使うのが一番コスパがいいんですよ。作ったものを小分けにして保管しておけばいいだけのことですから。

植物をやっていく上で、土に興味を持って自分で作り出すことって、結構大事なことなんですよ。そこまでいったらね、それなりのオタクになるんですけど(笑)。でもね、そこまでいかないとやっぱ上手くならないと思うんで。なので、自分で作ろうっていうのはすごくよいことだと思いますよ。

ブレンドに関してですが、ちなみにうちで作っているもので言うと、まぁ別に秘伝のタレっていうわけでもないんでタネ明かししますけど、うちは小粒の赤玉土に、小粒の鹿沼土、そして小粒の日向土(軽石)、パーライト、くん炭の5種類がベースで、そこに堆肥が入るか入らないかは植物によって変えるんですけど、ベースはこの5種類ですね。

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これがその関さんオリジナルブレンドの多肉用土。編集部の多肉男は「これ以外使わない」と絶賛している。

アガベとか、多肉とかを育てるときは、あまり堆肥は入れないかな。少しでも養分強いと葉が伸びすぎて逆によくないので。でも、サボテンとかだと堆肥も入れるし、パキポディウムなどのコーデックスも、多少は堆肥を入れるかな。あと、極微量のマグアンプも入れます。マグアンプがなぜ微量かというのは、あまり多く入れると間伸びしちゃう可能性があるんで、徒長して格好悪くなるようなサボテンとかには、微量で済ましておきますね。ちなみに、マグアンプ自体で肥料焼けとかはないので安心して使ってください。

まぁ、その辺の細かいさじ加減は、自分でやりながら学んでいけばいいと思います。とりあえずはチャレンジですよ。ブレンドに偏りがあったところで枯れることはまずないんで。やっていればね、いずれたどり着きますよ。”自分の培養土”に。何よりもね、メーカー系の用土使っているよりは、かっこいいよね。って自分が感じるだけなんだけど(笑)。

オタクの領域で待ってますよ。がんばって!

【お悩み3】タンポポに占領されてしまった土壌を回復するにはどうすればよいですか?

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Taraxacum:Serenko Natalia/Shutterstock.com Ophiopogon japonicus:Kwanbenz/Shutterstock.com

リュウノヒゲを植えていたのですが、すっかりタンポポにやられて、ほぼなくなってしまいました。代わりに芝桜を植えようと思っているのですが、土壌回復するにはどうすればよいですか? まずは雑草を取って、その後は耕したほうがいいのでしょうか?      (関東 50代 女性)

関さんの答え

雑草を取ってその後は耕したほうがいいのでしょうか、ということですが、ぜひそうしてください。これはですね、植物を植えるための土壌を作る上では大前提の作業ですね。ただし、雑草は根を残してしまうと、よりパワーアップして復活しちゃうため、念には念を入れて除草剤を撒いて、文字通り“根絶やし”にすることをおすすめします。

芝桜を代わりに植えるというのはよい考えですね。ただ、注意しなければならないのは、除草剤を撒いた直後に植物を植えても、枯れてしまうだけなので、芝桜を植えるにしても除草剤の効果が切れる一カ月後くらいに植えましょう。除草剤の効果は製品によって6カ月効き目があるものもあれば、2週間のものもあるので、植栽予定地に使う場合は効果の短いものを選んでください。1カ月経ったら、堆肥を混ぜながら耕し、石灰を撒き、そこで1週間程度土を天日干しをするのがベストなのですが、まぁそこまではしないでもいいと思います。でも、そうすることにより、尚一層よい土になります。その後で、芝桜やリュウノヒゲを植えるとよいと思います。

まぁ今となっては後の祭りですが、すっかりタンポポにやられるその前に、これらの作業をやっておくとよかったですね。雑草の力をみくびっちゃあいけませんよ。雑草をしっかり根こそぎ取らずに芝桜を植えても、結局芝桜はリュウノヒゲと同じ運命をたどることになってしまうので。

時間をかけてしっかりと雑草と戦ってください。そうまさに戦いなんですよ。どのみち芝桜を植えるとしたらもう来年の春、3〜5月ぐらいになるので、それまでにはしっかりと土を作っておきましょう。

【お悩み4】植え替えなどで生じた古い土がうまく再生できません

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ベランダで大量の植物を栽培していますが、植え替えなどで生じた古い土がうまく再生できません。再生用の資材を規定量入れても、古い土の微塵のためか、排水性が悪くなってしまいます。何かコツなどがあれば知りたいです。     (関東 50代 女性)

関さんの答え

この、古い土をどうするか、というのは、昔からある園芸大問題の一つなんです。結局、園芸を嗜んでいれば土って増え続けるわけで、どこかでこれを再生するか、あるいはなくさないといけないんですが、これが捨てるとなるとそう簡単に捨てられないんですよ。自治体によってなんですけどね。ちなみにうちの店のある目黒区は土は捨てられません。土をそのままゴミとして出しても清掃局は持って行ってくれないんです。自治体によっては、リサイクル業者に委託するなんて話も聞いたことはありますが、それでも、根が残っていたり葉が混入していると、持って行ってくれないという話も聞きます。そもそも委託業者に頼むと値段も高くつきますし。でも、実際問題としてそういう方法しかないんですよね。だから、手間はかかりますが再生するという方針で考えておられるのはとてもよいことだと思います。

コツに関してですが、まず赤玉土や鉢底石を除去します。根の残骸が残っていると新しく植える植物の病気の原因になるので、それらを全部をふるいにかけて、全部完璧に落とします。そしてそこに堆肥や、市販されてる再生材などを入れるんですが、おっしゃるように、規定量とかはあんまり関係ないんですよ。適量で大丈夫。そして、古い根や微塵などが完全に取り除かれたかどうかを再度入念にチェックしてから、ブルーシートなどに広げて、石灰撒いて消毒して、5日くらい天日干しして、と、そこまでしなきゃ土って再生しないんですよ。なので、植物を健康に育てるためには新しい培養土を買って使ったほうがよいのです。でもそうなると、前述のように土廃棄の問題にぶつかる。家庭園芸って、結局この堂々巡りなんですよね。

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再生のコツが知りたいというご質問に対し、ちょっと違う角度からお話をしてしまいましたが、僕がよいと思う解決法は、まずはお住まいの自治体で土の破棄方法をどうすればよいかを問い合わせましょう。それで解決しなかったら、近隣の園芸店などに引き取ってもらえるかも調べてみましょう。少量なら引き取ってくれるところがあるかもしれません。また、大手ホームセンターだと古い土を引き取ってくれるサービスもあります。但しこれには条件があり、そこで商品として販売されている土であり、なおかつ、鉢底石や根や葉などをしっかりと除去し、販売時の袋に入れて持っていく、というものです。これらを行っても解決できなかった場合に、前述のコツで処理をする、という感じでいかがでしょうか。

土の再生には手間と経験を要するため、経験を積みたいのであればそれはそれで大変よいことではありますが、家庭という限られた環境で植物を育てるのであれば、植物のためにも、再生よりもまず破棄の手立てを考えるほうが、僕はよいと思います。

【土壌再生に用いる資材とは】

土を再生(改良)するには、堆肥やもみ殻、くん炭、油粕などの有機質資材、バーミキュライトやパーライト、ゼオライトなどの無機質資材、ポリビニルアルコール系資材などの高分子化合物、そして石灰、といったものを目的ごとに配合を調整して土に加えます。しかしそれらには知識と経験が必要なため、プロの手でバランスよく配合された市販の「土再生材」というものがホームセンターなどで販売されています。手軽に扱えるので、これから土再生にチャレンジしてみたいという人には、後者をおすすめします。

【お悩み5】植物が育っていくにつれ倒れないようにするには、土をどのようにすればよいですか?

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いつも楽しみにガーデンストーリーを読んでいます。私は、庭で植物を育てていますが、背の高くなる、ジキタリスとか、ストック、カスミソウなどが、育っていくにつれ、苗がふかふかになって倒れてしまいます。土がふかふかになりすぎているのでしょうか? ちなみに土は家庭ごみなどを堆肥化した有機堆肥を入れています。      (関東 50代 女性)

関さんの答え

ジキタリスに関しては成長過程で支柱は絶対必要になってくると思いますが、ストックはそこまで大きくなるイメージないですね。カスミソウは、やっぱピンチ(摘芯)しないで、伸ばしっぱなしだと上に比重が来て、ぐらつく感じになっちゃうんで。カスミソウは元々茎が強い植物ではないので、こまめに支柱を組んであげるか、成長期前に何回かピンチをして幹を大きくして、脇芽で大きくして低くこんもり大きい形にするしかないと思います。

土がフカフカにというのは、おそらく堆肥が多いのかな。コンポスト(家庭で出る生ゴミなどから有機肥料を作ること)をお使いとのことですが、その比重が多くてふかふかしすぎてるのかもしれませんね。もしそうならば、解決策としては、普通の培養土を多めに入れて、赤玉土とかも配合して、植えるときにきっちりと押して固めて植えるといいですね。そして、やっぱり大きくなるものは支柱だったり、ピンチや剪定は必要になってくるので、そうした作業をしながら様子を見ていくのがベストかなと思います。グラグラしちゃうのはしょうがないんですよ。陽当たりが悪くて徒長して細長く育って、倒れがちになっちゃうというのはよくあることなんで。

まぁ、切るのが怖いのは判ります。花が咲かなくなると思い込んでる人が多いので。でも実際はその逆なので、ここは勇気を出して剪定をして、株を大きくして、強い幹を作るのが最良の方法だと思います。

【お悩み6】美味しいトマトが育つ土の作り方を教えてください

トマト
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ベランダで家庭菜園をしようと思います。まずはトマトを育ててみようと思います。美味しいトマトをたくさん作るには土はどうすればいいですか?      (九州 60代 男性)

関さんの答え

まずそもそもトマトは難易度が高いんですよ。家庭菜園のスタートでトマトを選ぶこと自体がまず間違い。僕はおすすめしません。でも、ミニトマトならOK。まずはミニトマトから入ることをおすすめします。

なぜトマトが難易度が高いかというと、基本的にデカいものって難しいんですよ。八百屋さんやスーパーで売っているような形になる前に、まず身割れするし、病気にもなるし、「美味しいトマトをたくさん作るには」と言いますが、そもそも、ベランダ栽培でたくさんは採れないと思います。腰砕けさせてしまうようで申し訳ないですが。ベランダの環境がどのようなものかは分かりませんが、仮に午前中だけしか陽があたらないようなベランダでは、よい土を使ってもおそらく実はならないでしょう。なったとしても、変形していたり、あまり美味しくないものが2〜3個ってところでしょうか。

野菜はね、そんなに簡単じゃないんですよ。それでゴロゴロできるようなら農家は商売上がったりですからね。食卓に並べられるトマトを本当に育てたいなら、日の出から日の入りまで太陽が当たる環境、要は畑ですよね。これが一番です。地区で共同で運営している「共同農地」などを借りてみるのはいかがですか? そうすれば、かなり条件も揃いますよ。

もちろんベランダでも栽培はできます。僕も実際にやってましたし。ただ、日照条件もクリアにし、土も一から作るのが一番ですが、市販の培養土を使うのなら、メーカーによって養分の配合率も異なるので、まぁ一概には言えませんが、それにプラス堆肥を入れて、水捌けをよくするために小粒の赤玉土を混ぜるなどの手を加えるなどの工夫も必要ですし、肥料も大事だし、仕立て方や、特にトマトは重量があるため、一本の茎で育てる場合は脇芽を出さないようにする「芽かき」も大事なんです。そういうトータルな条件や、かけた手間の向こうに、大量の収穫があるんですよ。なので、ベランダという条件が限られた空間で手軽に収穫を楽しみたいのであれば、比較的簡単なミニトマトを植えることをおすすめします。ミニトマトは上手になれば、ベランダでも一苗で50個くらい収穫できますから。ただ、これも日照がどのくらいかで変わってきます。

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とにかく、大きい野菜はベランダでは難しいですよ。ミニトマトに対して、普通のトマトって握り拳くらいあるわけですから、必要とするエネルギーもかなり大きいわけです。極論かもしれませんが、ベランダでスイカ作ろうと思う人っていないでしょ? それに近いと思います。ベランダで家庭菜園を、というのであれば、いきなりトマトにいかずに段階を踏んだらいかがでしょうか? 最初は容易なキュウリやピーマン、ナスなどいくつか挑戦してみて、収穫までのプロセスを経験値として体得してから、改めてトマトにチャレンジするのがベストだと思います。

まぁ、朝イチで採れたての野菜は美味いですからね、気持ちは分かりますよ。野菜を上手に作るにはね、プランターは最低でも直径30cm、深さも30cmくらいは必要なので、普通にお花屋さんで売っているプランターでは難しいですよ。いかに畑に近い環境を作れるかなんで。

でもね、僕は基本的に家庭菜園をやろうっていうの、すごくいいと思います。食べることを目標に育てるって、ある意味人間の基本じゃないですか。なんやかんや言ってしまいましたが、僕の鞭打つような話にくじけずに(笑)、ぜひいろいろチャレンジしてみてください。

【ベランダ菜園におすすめの「ベジトラグ」】

ベジトラグ

集合住宅のベランダや、限られた空間で家庭菜園を楽しみたい場合におすすめなのが「ベジトラグ」。「ベジトラグ」とは、イギリスで開発された木製プランターで、一番の特徴は、植える容器部分が地面より高い位置にあることです。手入れがしやすかったり、植え付けたものがすくすく育つなど※、野菜をはじめとした植物を栽培するのに優れた形状になっているガーデニングアイテムです。そして何よりも、関さんの言われるプランターの大きさの条件も揃っているので、まさにベランダ菜園に打ってつけのプランターです!

※生育状況は日照時間など、諸条件により異なります。

ベジトラグの詳しい情報はこちらから

関さんから愛のメッセージ

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皆さんそれぞれのやり方で楽しんでいると思うので、その中でこだわりが生まれてくるのって、素晴らしいことだと思います。市販の培養土でもよいものも多いので、これらを活用してもよいと思いますが、中には100円ショップで100円で売られている培養土や多肉の土を使って育てようとする人もいます。なぜ100円で買えるか、それには100円で売れる理由があるんです。それが決して悪いわけではないですが、あまりにも激安の土を使う場合、自分で何かを足すなどしてみてはいかがでしょうか? 料理をするにも、美味しくなるように味付けをするじゃないですか、そんな風に、自分で一手間加えることによって価値を高めながら園芸を楽しめれば、楽しみの向こうに、より質の高い達成感も味わえるのではないでしょうか。

例えば、小粒の赤玉土を入れて水はけをよくしようかな、とか、元肥に堆肥を少し加えて変えてみようかな、とかすれば、植物はそういう手間にちゃんと応えてくれるものです。

ちなみに今回は堆肥という言葉が結構出てきたと思うんですけど、僕はあんまり腐葉土を使わないんですが、これは僕の好みなんです。僕は腐葉土を使うぐらいだったら、ほとんど堆肥にしてるんで。別に腐葉土を堆肥に変えたって、多分差はないと思うんですよね。要はね、「こだわり」なんです。つまり、自分の好みを持って、こだわりをもって園芸を楽しんでほしいなって思います。土に関しては特にそう思います。

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僕は土に関してはほとんど堆肥をベースにして、そこに赤玉土を足してみたりとか、あるいは市販の培養土を少量足してちょっと土をかさ増ししたりとか。市販のものをほとんど使わないとは言いましたが、そんな使い方で使う場合も稀にあります。花を植えたりするときはそうするし、観葉植物とかは赤玉土をベースに作っちゃうし。店の外の花もそうやって作ったサラサラの培養土に堆肥を多めに入れて、自分でブレンドした土を使ってるけど、むしろよく育ってくれる。水やりとかでしくじる以外に、土で直接的に植物が枯れるってことは、菌だらけの土とか、土がもともと腐ってるとかでない限りはないんですよ。なので、より自分の園芸の形に合った土作りみたいなところをなんかを目指してほしいなと思います。怖がることなく、どんどん土で遊んでみれば、それが必ず勉強になると思います。自分流の何かを足すなど、それをやることによって多分園芸がより楽しくなるような気がします。そして園芸を好きになればなるほど、自分流の土を見つけ出すことができると思うので、いつも言っている「戦い」、というのではなく、土と「戯れて」ください。

これで締まったかな?(笑)

おわりに

いかがでしたか? 今回の愛の叱咤激励は、いつもの「戦え」ではなく、「戯れろ」でした。土と戯れる・・・子供の頃は公園などでよく土と戯れましたが、なるほど、大人の土との戯れ、それこそが園芸の真髄なのかもしれませんね。関さんも言っていましたが、土作りって、確かに料理にも似ていますね。皆さん、自分の土に出会えるといいですね!

ガーデンストーリーでは、引き続き関さんにさまざまな質問をぶつけていきます。次回も乞うご期待です!

植物に関するお悩み募集中!

植物を育てる上でのお悩みを募集しています。お寄せいただいたお悩みは、こちらの連載『街の園芸店がお悩みを解決!』にて、園芸のプロが丁寧に回答してくれるかもしれません。
※取り上げるお悩みは編集部にて選定させていただきます。お答えできない場合もございますので、ご了承ください。

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取材協力

フラワーガーデン セキ
東京都目黒区中町2-39-15 電話:03-3712-3230

Credit

取材・文/ガーデンストーリー編集部

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