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ガーデンマムで秋の庭を豪華に! 秋から12月まで長く咲かせる秘訣と人気品種3選

ガーデンマムで秋の庭を豪華に! 秋から12月まで長く咲かせる秘訣と人気品種3選

「ガーデンマム」は、秋の庭を鮮やかに彩る人気の宿根草です。株全体を覆い尽くすほどの圧倒的な花つきと、初心者でも手軽に育てられる点が大きな魅力。特に人気の「ジジ」「アレクシア」「ミルクシェイク」のガーデンマムシリーズは、こんもりとした美しいドーム状に咲き誇り、一鉢で玄関や庭を豪華に演出してくれます。ガーデンマムを植えるなら、今が買い時&植え時! 人気品種の紹介から12月まで咲かせる育て方のコツ、購入先まで一挙公開します。

「ガーデンマム」ってどんな花が咲く植物?

ガーデンマムは日本のキクが海外に渡り品種改良されたもので、いわば帰国子女のキク。キクというと、日本では仏花、または古来より栽培されている「厚物(あつもの)」など伝統園芸植物、海外では秋のガーデンに欠かせない花として愛される人気の宿根草です。

また、日本では一般的に菊は仏花のイメージが強いのですが、本来は格式高く、尊い花として日本を象徴する花としてパスポートの表紙にも描かれています。海外でもポジティブな意味合い(喜び、幸福、友情、長寿など)で受け止められており、黄色、オレンジ、ピンク、赤、白、などカラーバリエーションの豊富さから、庭を明るくする花として親しまれています。

特にアメリカでは開花時期が重なることもあり、ハロウィンやサンクスギビング(感謝祭)の時期に、カボチャやワラ、コーンストークなどと一緒に玄関や庭を飾る定番の植物として扱われています。寒くなるにしたがい花が少なくなる晩秋にも、ひと際鮮やかに咲き、抜群の花もちのよさで長く秋を彩ってくれる頼もしい存在です。

「ガーデンマム」の特徴

ガーデンマムは、日本で古来より栽培されているキクと違い、分枝性(枝分かれする性質)が強く、1株で驚くほどたくさんの花を咲かせます。満開になると株全体を花が覆い尽くし、こんもりときれいなドーム状になります。自然に姿よく生育するため、初心者にもおすすめ。株幅、草丈とも約30cmで、花壇はもちろん鉢植えで楽しむのにもぴったり。

12月まで咲かせる「ガーデンマム」の育て方のコツ

もともと、日本生まれのガーデンマムですから、日本の気候によく合い、丈夫に育ってくれます。ただし、とても分枝性が強く枝数が多いため、株内が蒸れがちになるので、風通しよく育てましょう。鉢植えなら、長雨に気をつけて雨のかからない場所に移動したり、地植えの場合は、地面より少し高くなった花壇などに植えることで風通しを確保できます。蒸れで発生しがちな灰色かび病などの病気予防のために、ベニカXガード粒剤などを混ぜて植えるとより安心です。また、花を晩秋まで楽しむには、定期的に水やりの際に液肥を与えるのがコツ。地域によっては12月まで咲き続けます。

進化し続けるガーデンマム」 さらに形よく、美しい最新品種を紹介

ガーデンマムの魅力は何といっても花色の豊富さと育てやすさです。

一株一株の花のボリュームがあるので、色のコラボレーションを楽しむように多数の種類を並べたり、単色をまとめて統一感のある飾り方をするなど、演出法もいろいろ。ここでご紹介のガーデンマムの苗は、「平田ナーセリー」が自社農場で丁寧に生産している大株をお届けします。今なら、お買い得な早期割引(20%OFF)期間中! つぼみがつく前の今、苗を取り寄せてご自身で植え替えることで、2倍の花数が楽しめるのでおすすめです。

ジジシリーズ

ガーデンマム「ジジシリーズ」は、ポンポン咲きの可愛らしい花を咲かせます。分枝性がよくピンチ(摘心(てきしん)とは、植物の茎の先端部分を摘み取り、わき芽の成長を促す作業)をしなくても形がまとまり株一面に花を咲かせます。もっとも早咲きで色づき始めの早い品種です。

ジジ ゴールデン

オレンジから黄色の輝く花色が楽しめるジジ ゴールデン。咲きすすむにつれて色の変化を楽しめるのも、このシリーズの特徴です。

ジジ オレンジ

オレンジのなかに、明るい黄色味も感じる立体感のある暖色花。秋風に似合う花色。

ジジ ダークピンク

落ち着いた大人シックのピンク花。可愛い花色が秋の庭に華やかな色彩をプラスします。

ジジ スノー

白からパウダーピンクの色変わりが1鉢で楽しめます。ふわりと優しい花色に癒やされます。

ジジ イエロー

ぱっと庭が華やぐくすみのない黄色花。光を受けて輝くように咲く花が次々楽しめます。

アレクシアシリーズ

ガーデンマム「アレクシア」は、手軽に豪華な秋の庭を楽しみたい方にぴったりの品種です。きれいなドーム型に形がまとまりやすく、ポンポン咲きの花で花つきのよさも特徴。株一面が隙間なく真ん丸で厚みのある花で埋め尽くされます。その圧倒的なボリュームは、一鉢置くだけで庭や玄関周りを華やかに彩ってくれます。

アレクシア ライトピンク

愛らしいピンク色の立体感のある花が株を覆うように咲く様子は圧巻。

アレクシア パープル

こっくりと深みのあるワインカラーの花が株一面に咲きます。他の色と組み合わせてコントラストを楽しみたい。

アレクシア ホワイト

ほんのりクリームがかったつぼみから、開くと純白に。緑葉に引き立つ、清楚な雰囲気。

アレクシア イエロー

整ったクリアーな黄色花が輝くように咲いて、周囲を明るくしてくれます。

アレクシア オレンジ

濃いオレンジのつぼみが開くにつれて明るいオレンジ色に。緑葉に映える元気カラー。

ミルクシェイクシリーズ

ガーデンマム「ミルクシェイク」は、先端が細長い花びらが可愛らしい、フルーツのような色合いが魅力のガーデンマムです。形のまとまりがとてもよく、株全体を覆い尽くすほどの花つきのよさが特徴。一鉢で圧倒的なボリューム感を楽しめます。

ミルクシェイク チェリー

深みのあるダークチェリー色で上品な印象のガーデンマム。奥行きを感じる花色が楽しめます。

ミルクシェイク ココナッツ

黄色みを帯びたつぼみは、開花とともに上品なココナッツホワイトへと変化します。繊細な色合いを楽しみたい品種。

ミルクシェイク ラズベリー 

花心付近は濃いラズベリー色で、周囲を囲む花びらは優しいパステルピンク。立体感のある花姿が魅力。

<人気のガーデンマム 3シリーズの魅力を比較>

品種/シリーズ特徴
ジジシリーズ八重ポンポン咲き/摘心不要/早咲きで色づきも早い
アレクシアシリーズポンポン咲き/花付きがよい/ドーム状に整う
ミルクシェイクシリーズ個性的な細長い花弁/美しい分枝株/花数多く豊かな開花

「ガーデンマム」の上手な選び方。植え替えで花数2倍!

通常、園芸店の店頭に並ぶガーデンマムのほとんどは、つぼみがふくらみ、今にも咲きそうな状態で販売されます。そうした株はそのまま鉢で楽しめますが、もっと花数を増やすには秘密があります。

ガーデンマムは8月中旬から10月下旬までの間にぐんぐん成長します。その生育期間の早い段階で植え替えることで、株が1〜2回り大きく成長し、その分、花数もいっぱい増えるのです。「平田ナーセリー」ではつぼみがまだ小さく、葉っぱが豊富に茂った生育初期の良株を揃えています。購入後はぜひ植え替えをして、株を大きく育てて花いっぱいの秋を楽しんでください。花数を増やすには、花が咲いているものより下写真のような緑の株がおすすめです。

ガーデンマムの植え替えに挑戦してみよう

ガーデンマムの植え替え動画はこちらからご覧いただけます。

<準備するもの>

  • ガーデンマムの苗
  • ナーセリーの土
  • オールパーパス
  • 土のお守り
  • ベニカXガード粒剤
  • メネデール

手順1
ガーデンマムの根鉢を崩さないようにポットから抜き出します。
ガーデンマムに既に花芽が付いているので、根を崩すのはNG。せっかく付いた花芽がダメになってしまいます。

手順2
培養土にオールパーパス、土のお守りを適量混ぜます。
また、アブラムシやうどんこ病などの病害虫予防にベニカXガード粒剤も適量混ぜるとGood! 昼夜の気温差が大きくなるこの時期は、うどんこ病や灰色かび病などのさまざまな病気も発生しやすくなります。そのため、あらかじめ病気予防に効果のあるベニカXガード粒剤を用土にブレンドしておくと安心です。

手順3
ガーデンマムの根鉢に土のお守りをまんべんなくまぶします。
根腐れ防止効果のある土のお守りを直接根にまぶすことで、植え替え時に傷んだ根が腐るのを防止したり、細根の発育を促進します。

手順4
植え付けが終わったら、水に活力剤メネデールを適量混ぜて、鉢底から流れ出るまでたっぷり水やりして植え替えは完了です。
花が開いてくるまで日当たり、風通しのよいところで管理しましょう。
ガーデンマムは成長しながら開花していきますので、週に1回、有機100%液肥を与え最後まで花を咲かせてあげましょう!

こんもり茂った株全体につぼみを無数につける9月中旬のガーデンマム。

「ガーデンマムの植え付け・植え替えにおすすめの商品」は以下からチェック!

「ガーデンマム」は、敬老の日のギフトにもおすすめ

「花ギフト」贈答用ガーデンマム。左は、名の通り夜空に輝くような黄花の「満月」。右は、落ち着いたピンクの花がたっぷり咲く「ことぶき」。

ガーデンマムの花言葉は「高貴」古来より格式高く、尊い花として扱われてきました。また、古くから延命長寿の力を持つと信じられ、お年寄りの長寿を祝う際や、敬老の日の贈り物としても、菊は縁起の良い花とされています。
さらには、海外でもオーストラリアでは、ガーデンマムの「マム(Mum)」という愛称から、母の日(Mother’s Day)に贈る花としても親しまれています。花数いっぱいのガーデンマムをプレゼントして花咲く喜びを大切な人と共有しませんか。

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