花や野菜の苗の植え付けとベジトラグ菜園の初収穫 〜はまだんの「ステキなお庭をつくろう!」企画Vol.6〜
神奈川県ご当地アイドルグループ「YOKOHAMA男子」(通称はまだん)のメンバーが住むシェアハウス「はまだんハウス」の庭を、ガーデンストーリープロデュースのもとステキな庭に変えていきましょう! という庭づくり企画第6弾。今回は、土づくりからスタートした花壇・菜園の苗の植え付け、イギリス生まれの菜園プランター「ベジトラグ」で栽培している野菜の初収穫の様子などをお届けします。
目次
「はじめてさんのかんたんタネまきキット」で発芽した苗を庭植えで育てよう
前回は「はじめてさんのかんたんタネまきキット」を使って、ヒマワリ、マリーゴールド、アサガオ、エダマメ、インゲンの育苗をスタート。その後3週間ほど経ち、この日は、発芽・生長した苗を、土づくりをしておいた庭に植え付けていきます。引き続き、住友化学園芸の“牛ちゃん”こと、牛迫正秀さんにレクチャーしていただきました。
タネまきキットの「ジフィーポット」(土ポット)でタネから育った苗の様子はというと、マリーゴールドは順調そのもの! ヒマワリとエダマメはややヒョロヒョロしていますが、今後元気に育ってくれるよう願いながら、慎重に庭の土へと植え付けました。「ジフィーポット」には多めにタネを播いたので、中には2〜3本くっついて発芽している苗も。通常は間引いて1本にするのがセオリーですが、うまく苗を割って、なるべく活かして植え付けることにしました。
こちらの写真は、植え付けから数日後の様子。ヒョロヒョロしていたヒマワリは茎がピンと伸び、まっすぐ上を向いてくれました。これにはメンバーもひと安心! 植えたのは大輪のヒマワリ‘ロシア’。今の15cm程度の背丈から、わずか1カ月ほどで2m程度まで成長します。「そんなにすぐ背が伸びるなんて、いいなあ」と、メンバーはちょっぴり羨ましそうです(笑)。
一方で、残念ながら、アサガオとインゲンのタネは発芽せず…。「水を切らさないように」という注意を忠実に守っていたメンバーですが、文字通り「水を切らさないようにしなければいけない!」と思い、栽培トレー内をプールのように水でヒタヒタにしていたよう。発芽しなかった原因は、土の役割をしている「ジフィーポット」が常に水に浸かっている状態だったことかもしれません。しかし、ガーデニング初心者の彼らですから、失敗はつきもの! これから経験を重ねて、適度な水やりの感覚が身についてくることでしょう。
アサガオは、育てるのを誰よりも楽しみにしていた“りゅりゅ”のために、後日、鉢植えで再チャレンジすることに。鉢が3つもあるので、もともと用意していた‘ヘブンリーブルー’に加えて、白地に青のストライプ模様の花が咲く‘フライングソーサー’のタネも播きました。いずれも青系の色合いのアサガオなので、咲き揃えば美しく爽やかな光景が楽しめそうです。
そして、インゲンも直まきで再挑戦します! 一般的な畑と違い、ここではスペースが限られているので、タネの間隔は約15cmと狭めに設定し、やや深めの3cmほどの位置に播きました。約55日で収穫できる早どりのつるありインゲンなので、順調に育てばぐんぐんつるを伸ばしてたっぷりと実がなるはず。今から収穫が楽しみです!
ベジトラグで初めての収穫!
家庭菜園プランター「ベジトラグ」に苗を植え付けてから1カ月弱、野菜やハーブはすくすく育ち、土が隠れるほどプランター内が充実してきました。リーフレタスやハツカダイコンはいい大きさに育ってきたので、ついに初めての収穫です!
リーフレタスは、ベジトラグに植えた野菜などの苗の隙間にタネをバラまきして育てました。「狭い間隔でタネを播くと1株ずつは小さめになるけれど、葉っぱが小ぶりな分食べやすいよ」と牛ちゃんからアドバイスされた通り、サラダにしたらちょうど食べやすそうなサイズの葉です。根っこを残して地際からざっくりとカットし、ボウル1つ分収穫できました! 牛ちゃんによると、あと3回ほど生えてくるだろうとのことで、まだまだ収穫の感動を味わえそうです。
ちなみに、今回のように一度で株全体を収穫してもいいですし、外葉から1枚ずつ葉を折り取る「かきとり収穫」をして長く収穫し続けるという方法もあります。このベジトラグ菜園の収穫量だと、かきとり収穫の場合、一度ではまだん全員のお腹を満足させるのは難しいかもしれませんね。
ハツカダイコンは、ベジトラグのほかに、「サカタのタネ ガーデンセンター横浜」で入手した「はじめてセット」(写真上)も使用して栽培しました。条(すじ)まきしたハツカダイコンは、お行儀よく並んでぷっくりとした赤い根を土から覗かせています。整列した株を間引くように抜いて、収穫は大成功! 残ったハツカダイコンは以前より間隔が空いたことで、さらに根を太らせていきます。
初めての収穫を体験して、はまだんメンバーは「まるで売り物のような立派な野菜が家で収穫できるなんて感動!」「いつもの食事に手軽に野菜がプラスできるし、何より新鮮な食材が手に入るが嬉しいよね」と、感心しきりでした。
2度目の収穫と調理を楽しむ!
2度目の収穫では、株間の違いによる成長の差がはっきりと表れました。狭い株間で育ったものは、根の直径が2〜2.5cmほどなのに対し、広い株間で育ったほうは直径4cm前後のビッグサイズに! 同じ日数と手間をかけて育てても、栽培環境によってこのように差が出ることにメンバーも驚きました。大きさは違えど、いずれも鮮やかな赤色が美しく、フレッシュで美味しそうです。収穫した野菜は、早速おうちごはんに取り入れて味わってもらいました。
リーフレタスとハツカダイコンは、手軽に調理できるサラダに。「採れたてのリーフレタスとハツカダイコンは、シャキッとして食感が抜群です。スライスしたハツカダイコンを加えただけで彩りがプラスされて、おしゃれな雰囲気になりますね。いつもの食事をより楽しめるようになりました」と、リーダーの‘たっつん’。
ハツカダイコンは、メイン料理の彩りやパーティー料理の盛り付けなど、飾り付けとして添えられることが多いイメージですが、他にもマリネや和え物、漬物、炒め物など、じつはさまざまな料理に活用できます。
さらに、同じくベジトラグで育てているチャイブ(セイヨウアサツキ)も収穫し、オムレツに。チャイブはネギに似た味のハーブで、薬味のように使うことができます。野菜ソムリエの資格をもつ料理好きな‘けいたる’は、「料理をしていると、『あ、薬味があったらよかったのに…!』 と思うことが時々ありますが、そんなとき家庭菜園で香味野菜を育てていると、使いたいときに必要な分だけササッと収穫できて、とても便利ですね」と、嬉しそうに話してくれました。
ガーデンストーリーには、メンバーがオムレツ作りの参考にした記事や、春に花が咲いたら楽しめるチャイブビネガー作りの記事も公開されているので、ご覧になってみてくださいね。
【次回予告】夏を迎え、庭の植物たちの様子は?
春のタネ選びに始まり、タネまき、植え付け、初収穫…と進んだ、はまだんハウスの庭の植物たち。暑さ厳しい夏に突入した後の庭の経過は、また次回お届けします。アサガオやインゲンは、今度こそうまく育ってくれるのでしょうか? ぜひお楽しみに。
庭づくりの様子はYOKOHAMA男子公式YouTubeチャンネル「はまだんTV」にて公開しています。こちらもチェックしてみてくださいね。
動画のご視聴はこちらから
https://www.youtube.com/channel/UCbF2EyAywVpiReWvTqQgFlA/featured
YOKOHAMA男子プロフィール
2017年11月、「音楽の力で横浜そして神奈川を元気にしよう!」というコンセプトのもと結成。 神奈川県内のお祭りやイベントに積極的に参加、さらには横浜市内での路上ライブにも力をいれて活動してるほか、「神奈川県犯罪防止応援アイドル」として神奈川県警の詐欺防止運動にも取り組んでいる。今後は地域の食や文化そしてSDGsなど、アイドルの枠組みにとらわれずに視野を広げて、よりよい社会作りに貢献できるグループを目指す
Youtube: https://www.youtube.com/channel/UCbF2EyAywVpiReWvTqQgFlA
Instagram: https://www.instagram.com/hamadan065/
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Official Site: http://hamadan.yokohama/
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