どうしても寂しくなりがちな冬の玄関。鮮やかな花を咲かせる寄せ植えがあれば、印象もぐっと明るくなります。この時期の玄関飾りにオススメしたい、冬も途切れずに花を咲かせるビオラを使ったリースとそのバリエーションをご紹介します。

冬は花の種類が少なくなるので「ガーデニングは春までお休み」と思われている方に、ぜひオススメしたい寄せ植えです。せっかく季節の花で彩った玄関が、冬の間は閑散としているのはもったいないですよね。冬から春にかけて長く咲くパンジーやビオラを主役に寄せ植えを作れば、寒い冬でも明るい雰囲気の玄関が演出できます。円形のリース型バスケットを使えば、床においても壁にかけても絵になる寄せ植えをつくることができます。この時期は、植物の成長がゆるやかなのでリースの形が崩れないことも嬉しいです。今回は、小輪の花を次々に咲かせるビオラを使ったリースの作り方をご紹介します。
目次
ビオラのリースのつくり方
<準備するもの>

・植物(左から ガーデンシクラメン、斑入りやぶこうじ、紅葉カルーナ、ビオラ「ハニービー」 各4ポット)
・リース型ワイヤーバスケット (サイズ:直径35×高さ10㎝)
・培養土
・水苔
・肥料

バスケットに培養土を半分ほど入れて、肥料をまぜます。

主役のビオラから植えます。苗をポットから出し、余分な土を落として全体をほぐします。枯れた葉、黄変した葉などを取り除き、バスケットに等間隔で並べていきます。

ガーデンシクラメンもビオラと同じように植え込みます。同じ植物が向かい合わせになるよう配置すると、バランスがよく見えます。

紅葉カルーナ、斑入りやぶこうじをビオラとシクラメンの間に植えます。そして、隙間ができないよう培養土をスコップで流し込んでいきます。

隙間があると苗が下にずれるので、指でしっかりと押さえ、隙間がないことを確認します。株と株の間や、株とバスケットの間は隙間ができやすいので注意しましょう。

土の表面に水苔(水に浸してから軽く絞ったもの)を敷き詰めます。指で軽く押さえながら少しずつ敷いていきます。これで土の落下を防止します。

スタンドにかけて完成!水やりは、表面が乾いたらたっぷりと、リースを外して床に置いた状態で行います。花殻をこまめに摘み取ると、次々に花を咲かせます。

落ち着いた黄色と赤の花色が、クリスマスの色彩にもマッチします。
色合わせでつくるバリエーション
上で紹介した寄せ植えと同じ方法でも、合わせる植物を変えることで違う印象のリースを楽しめます。

淡い色で統一すれば、お正月でも使えるリースに。使用した植物は、ビオラ「しんしん」「こうめももか」、プラチナリーフシクラメン、イベリス、斑入りやぶこうじ、ロニセラニティダ。

銅葉やアンティークカラーのビオラでシックな寄せ植えに。使用した植物は、ビオラ「テラコッタ」「花絵本」、ヒューケラ、ハツユキカズラ、バーベナ。

シックな色合いのビオラで、大人可愛い寄せ植えに。使用した植物は、ビオラ「ハニービー」、ガーデンシクラメン「ショコラ」、ヘリクリサム「ティアンスカニクム」、紅葉カルーナ。
冬でも次々に花を咲かせるビオラの寄せ植えは、玄関を明るく彩ります。
クリスマスやお正月は、オリジナルリースでお客様を出迎えませんか。
協力/(株)ガーデン二賀地「ガーデン ガーデン」
宮城県仙台市青葉区上愛子蛇台原62-5 TEL.022-391-8718
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・水苔(みずごけ)の基本的な戻し方・使い方【土を使わない栽培法】
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Credit

写真&文/albert_sun3
私は写真家ではありません。庭と植物が大好きなサラリーマンです。
「バラは難しい」と言われますが、ポイントをおさえれば誰でも育てることができます。
ガーデニングを楽しみながら、みなさんとWEBで共有できたら幸せです。
公益社団法人 家庭園芸普及協会認定「グリーンアドバイザー」
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