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ピンク色の花にはどんな種類がある? 四季ごとに分けてご紹介します!
ピンクの花が好きな方は多いのではないでしょうか? ピンクといってもビビッドな濃いピンクから、華やかなローズピンク、淡くて愛らしいベビーピンクなど、濃淡によってもイメージは変わりますよね。この記事では、春夏秋冬の四季に分けて、ピンクの花を咲かせる植物を取り上げます。あなたの好きな色の花を見つけてください。
目次
春に咲くピンクの花
さまざまな草花が咲き誇る春に、愛らしいピンクの花を咲かせる植物をピックアップしました。
チューリップ
チューリップは、ユリ科チューリップ属の球根植物です。原産地は中央アジア〜北アフリカで、寒さに強い性質を持っていますが、夏の暑さを苦手とします。開花期は4月頃です。花色はほかにも白、赤、オレンジ、黄、緑、紫、黒、複色などがあり、色のニュアンスもさまざま。ユリ咲き、フリンジ咲き、パーロット咲きなど個性的な花姿の品種もあります。草丈は10〜70cm。
球根の植え付け適期は10月中旬〜12月中旬で、球根2個分の深さに植え付けます。複数植える場合は、球根2個分の間隔を取りましょう。チューリップは球根を1〜2球植えるよりは、同じ品種を5〜10球ずつ植えるマス植えにすると見映えがします。寒さにあわせることが大切なので、必ず戸外で管理しましょう。初夏に地上部が枯れたら掘り上げて風通しのよい場所で管理し、秋に再び植え付けます。
ピンク色のチューリップの花言葉は、「愛の芽生え」です。
カーネーション
カーネーションは、ナデシコ科ナデシコ属(ダイアンサス属)の常緑性多年草で、草丈は10〜30cm。原産地は南ヨーロッパ、西アジアで、寒さや暑さに強い性質を持っています。開花期は主に4〜6月。花色はほかに赤、白、黄、複色などがあります。植え付けの適期は3〜5月、10〜11月。日当たり、風通しのよい場所を選び、多湿を嫌うので水はけのよい土作りをして苗を植え付けます。花つきがよいので終わった花は早めに摘み、開花期が終わる頃に草姿が乱れていたら切り戻すとよいでしょう。
カーネーションの花言葉は、「無垢で深い愛」など。
芝桜(シバザクラ)
シバザクラは、ハナシノブ科フロックス属の常緑性多年草です。原産地は北アメリカで、寒さや暑さに強い性質を持っています。草丈は10〜20cmですが、匍匐するように茎葉を100cmくらいまで伸ばして広がり、グラウンドカバーとして活躍する植物です。開花期は4月頃で、株いっぱいに咲くので広範囲に這わせるとカーペットのように一面を彩ってくれます。花色はほかに紫、白、複色など。植え付けの適期は、4〜6月か10〜11月です。日当たり、風通しがよい場所に、水はけのよい土作りをして苗を植え付けます。花後に草姿が乱れていたら切り戻し、蒸れないように管理しましょう。
シバザクラの花言葉は、「合意」「一致」「臆病な心」など。
ウメ(梅)
ウメは、バラ科アンズ属(サクラ属)の落葉性の花木(果樹)です。原産地は中国で、暑さ寒さに強い性質を持ち、国内の広い地域で栽培することができます。ウメは花を観賞する目的で作られた「花梅」と、実を食用として収穫する「実梅」と、大きく分けて2種類あります。開花期は、花梅が1~3月、実梅が2~3月。花の色と咲き方は、花梅は花弁が赤、ピンク、白などで、花形は一重咲きから八重咲きまで幅広くあり、実梅は花弁がピンク、白で、花形は基本的にシンプルな一重咲き。
ウメの植え付け適期は11月中旬~12月頃。ウメは自家不結実性が強いため、実の収穫を目的としている場合は、1本だけ育てるよりも、品種の異なる2本以上を一緒に栽培すると実付きがよくなります。
ウメの花言葉は、「高潔」「忍耐」「忠実」など。
モモ(桃)
桃は大きく分けて2種類あり、食用の実桃と、園芸品種のハナモモに分けられます。花を観賞するためのハナモモと食用の実桃とでは性質が異なり、ここではハナモモについてご紹介します。
桃(ハナモモ)はバラ科サクラ属の落葉性の花木です。原産地は中国で、耐寒性、耐暑性に優れています。開花期は3〜5月頃で、花色はほかに赤、白があります、樹姿は、立ち性、枝垂れ性、ほうき立ち性(ほうきを逆さにしたように、空に向かって枝が広がる形)の3つに大別されます。
桃(ハナモモ)の植え付け適期は11〜12月、または2〜3月頃。桃の木というと大きく育つイメージを持つ人も多いですが、鉢植えや盆栽として楽しむことも可能です。
桃(ハナモモ)の花言葉は、「チャーミング」「気立てのよさ」など。
サクラ
桜は、バラ科サクラ亜科サクラ属の落葉性の花木です。北半球の温帯地域に広く分布し、日本では変種を合わせると100種以上の桜が自生しています。開花期は3~4月で、品種によっては10〜3月に開花するものも。花色はピンクと白で、代表的なものには、ほんのりと淡いピンクの「ソメイヨシノ(染井吉野)」や、濃いピンクの「カンヒザクラ(寒緋桜)」、白に近い「オオシマザクラ(大島桜)」などがあります。
サクラの植え付け適期は12〜3月で、品種によって一重咲き、八重咲き、枝垂れ咲きなど、多様な咲き姿や色合いを楽しむことができるため、選ぶ楽しみもあります。
サクラの花言葉は、「精神美」「優美な女性」「純潔」など。
ハナカイドウ
ハナカイドウは、バラ科リンゴ属の落葉性の花木で、原産地は中国です。栽培適地は北海道南部〜九州で、暑さにも寒さにも強く、放任してもよく育ちます。開花期は4月中旬〜5月上旬で、花色は淡いピンクです。花茎を長めに伸ばし、径3〜4cmほどの花が半開状態で下向きに開花します。
ハナカイドウの植え付け適期は12〜3月。種類によって一重咲き、半八重咲きがあり、花つきがよく木を埋め尽くすように咲くため、大変見応えがあります。また和の雰囲気がある樹木で盆栽にも仕立てられています。
ハナカイドウの花言葉は、「艶麗」「美人の眠り」「温和」「友情」など。
ヒヤシンス
ヒヤシンスは、キジカクシ科(クサスギカズラ科)ヒヤシンス属の球根植物です。原産地はギリシャ、シリア、小アジアで、ラッパのような形の小さい花をたくさん咲かせ、華やかな香りが特徴です。開花期は3〜4月で、花色はピンクのほかに赤、黄、オレンジ、白、青、紫があります。
ヒヤシンスの球根の植え付け適期は10月中旬~11月下旬頃。芽出し球根のポット苗も出回るので、苗から育てることもできます。鉢植えや地植えのほか、水耕栽培にして室内でも花を楽しめるのも魅力です。
ピンク色のヒヤシンスの花言葉は、「しとやかなかわいらしさ」など。
ラナンキュラス
ラナンキュラスは、キンポウゲ科キンポウゲ属の球根植物です。草丈は30~60cmと比較的コンパクトで、原産地は東ヨーロッパ、南ヨーロッパ、西アジア。開花期は3月下旬~5月下旬で、花色はピンクのほかに、赤、黄、オレンジ、白、紫、緑、複色などがあります。
種、球根、苗の3パターンから育て始められますが、初心者はある程度成長している苗からが育てやすく、暖地では11月中旬~12月中旬、寒冷地では10月上旬から11月中旬が植え付け適期です。
ラナンキュラスの花言葉は、「晴れやかな魅力」「光輝」など。
ムスカリ
ムスカリは、キジカクシ科(ヒヤシンス科、ユリ科に分類される場合も)ムスカリ属の球根植物で、ブドウの実のような壺状の花を鈴なりに咲かせる可憐な花です。開花期は3~5月中旬、花色はピンク、黄、白、紫、緑、複色などで、特に鮮やかな青紫色のムスカリが早春の花々とともに庭を彩る姿がポピュラーです。
球根からの栽培が一般的で、植え付け適期は10~11月頃。ムスカリの球根は寒さを感じないと発芽しない性質があるので、水耕栽培をする際は、購入時期が早い場合は冷蔵庫に1カ月程度入れてから栽培を始めるのがおすすめです。
ムスカリの花言葉は、「明るい未来」「寛大な愛」など。
アネモネ
アネモネは、キンポウゲ科アネモネ属の球根植物です。もともとは一重咲きの品種が多かったアネモネですが、品種改良によって現在は花びらが重なる八重咲き、八重咲きの一種、キク咲きの品種があります。開花期は2~5月と比較的長く、花の少ない時期に庭に彩りを与えてくれます。花色はピンクのほかに、赤、黄、白、青、紫、複色など。
アネモネは球根からの栽培が一般的で、植え付け適期は10~11月です。球根から芽が出た状態のポット苗が園芸店などで12月頃から出回るので、初心者は苗から育てるのもおすすめ。
アネモネの花言葉は、「君を愛する」「希望」「期待」など。
夏に咲くピンクの花
初夏から夏にかけてピンクの花を咲かせる植物たちです。暑くなるにつれて、ビビッドなピンクの花が目立つようになります。
デルフィニウム
デルフィニウムは、キンポウゲ科ヒエンソウ属(デルフィニウム属)の多年草。ただし日本の厳しい暑さが苦手で夏越しが難しいため、日本では一年草として扱われています。原産地はヨーロッパ、アジア、北アメリカ、アフリカの山岳地帯で、寒さには強い一方で高温多湿には弱い性質です。草丈は30〜150cmで、品種によって幅があります。開花期は5〜6月。花色はほかに白、青、紫、複色があります。植え付けの適期は3月〜4月上旬または10月〜12月上旬。日当たり、風通しのよい場所に水はけのよい土作りをして植え付けます。草丈が高くなる種類は、早めに支柱を立てて倒伏を防ぐとよいでしょう。一番花が終わりかけたら花茎の元から切り取り、二番花を促します。
デルフィニウムの花言葉は、「清明」など。
クレマチス
クレマチスは、キンポウゲ科センニンソウ属(クレマチス属)の多年草です。つるを伸ばして生育する植物で、フェンスやアーチ、オベリスクなどに仕立てるとよく映えます(品種の中には立ち性・半立ち性もあります)。原産地は北半球の各地で、品種によって耐寒性や耐暑性、落葉性・常緑性などかなり性質が異なるので、選んだ品種が好む環境をしっかりと把握することが失敗なく育てるポイントです。花色はほかに白、赤、黄、青、茶、紫、複色など。咲き姿は多様で、一重咲き、八重咲きのほか、チューリップ形、ベル形などもあります。つるが伸びる範囲は品種によって幅があり、20〜300cmです。
植え付けの適期は12〜2月。日当たり、風通しのよい場所に元肥として緩効性化成肥料を施し、苗を植え付けます。開花期には終わった花を摘み取り、株まわりを清潔に保ちましょう。つるが込み合っている場所があれば、生育期に適宜切り取って調整します。
クレマチスの花言葉は、「精神の美」「旅人の喜び」「策略」など。
アルストロメリア
アルストロメリアは、ユリズイセン科ユリズイセン属(アルストロメリア属)の球根植物。原産地は南アメリカで、寒さにも暑さにもやや弱い性質です。草丈は30〜100cmで、種類によって幅があります。開花期は5〜7月。花色は、ほかに赤、オレンジ、黄、白、紫、複色などがあります。
植え付け適期は9月下旬〜10月。日当たり、風通しがよい場所に、水はけのよい土作りをして球根を植え付けます。草丈が高くなる種類は、早めに支柱を立てて倒伏を防ぐとよいでしょう。開花期には終わった花をまめに摘み取ります。
アルストロメリアの花言葉は、「華奢」「やわらかな気配」「凛々しさ」「幸い」など。
ペンタス
ペンタスは、アカネ科クササンタンカ属(ペンタス属)の常緑性低木。花名の由来は、5つの花弁を持つことから5を意味する「ペンテ」から。原産地は熱帯東アフリカからイエメンで、熱帯植物のため暑さには強いものの、寒さには弱い性質を持っています。樹高は30〜150cmほど。星形の可愛い小花が特徴で、開花期は5〜10月、花色はほかに白、赤、紫があります。植え付け適期は5〜6月。日当たり、風通しのよい場所を選び、水はけのよい土作りをして植え付けます。終わった花は、まめに摘み取り、枝が込み合っているようなら、透かし剪定や切り戻しをして風通しよく管しましょう。
ペンタスの花言葉は、「希望」「願いが叶う」など。
ニチニチソウ(日日草)
ニチニチソウは、キョウチクトウ科ニチニチソウ属の一年草。原産地はマダガスカルを中心に熱帯〜亜熱帯で、暑さには強い一方で、寒さには弱い性質を持っています。草丈は10〜80cm。開花期は5~11月で、花色はほかに白、赤、紫、複色があります。植え付けの適期は5〜7月。日当たりと風通しのよい場所を選び、水はけのよい土作りをして植え付けます。開花中は液肥を与えて株の勢いを保ちましょう。終わった花をまめに摘み取り、株まわりを清潔にしておきます。
日々草の花言葉は「生涯の友情」「優しい追憶」など。
アジサイ
アジサイは、アジサイ科アジサイ属の落葉性の花木。樹高1~2mの低木で、日本では4月頃から鉢花が出回り、梅雨を代表する花として親しまれているほか、カーネーションに次ぐ母の日のギフトとして定番化し、鉢花を贈る習慣が根付いてきています。開花期は6~7月で、花色はピンクのほかに、青、紫、ピンク、赤、白、緑などがあります。
アジサイは鉢植えでも地植えでも楽しめ、植え付け適期は12〜3月。アジサイの花色は、一般的には土が酸性なら青に、アルカリ性ならピンクに花色が変わることで知られています。
ピンク色のアジサイの花言葉は、「元気な女性」「強い愛情」など。
ポピー(ヒナゲシ)
ポピーは、ケシ科ケシ属の一年草・多年草です。日本でガーデニング用として栽培されているのは、主にシャーレーポピー、アイスランドポピー、オリエンタルポピーです。どれも花色がカラフルで、花のサイズも大きいので、群植すると迫力があります。開花期は3〜7月(種類によって異なる)で、花色はピンクのほかに、白、赤、黃、オレンジ、複色などがあり、咲き方はシンプルな花姿の一重咲きがポピュラーですが、種類によって半八重咲き、八重咲き、フリンジ咲きなどもあります。
ポピーの植え付け適期は、タネから栽培・育苗した場合は10〜11月、花苗店で苗を購入した場合は3〜4月です。植え付けの際には根鉢を崩さずに丁寧に扱うのがポイントです。
ポピーの花言葉は、「いたわり」「思いやり」「恋の予感」など。
スモークツリー
スモークツリーは、ウルシ科ハグマノキ属の落葉性の庭木です。夏にふわふわとした花茎を伸ばして、木が煙っているようにも見える姿から「スモークツリー」という名前がつけられました。ケムリノキ、カスミノキという別名もあります。花茎の色は、ピンク、白、赤などで、開花期は6〜8月。
スモークツリーは生命力旺盛なので、放任してもよく育ちます。一方で、繁茂しすぎる一面もあるので、家庭で栽培する場合には毎年剪定し、2〜3m以内に樹高をキープするとよいでしょう。
スモークツリーの花言葉は、「賑やかな家庭」「賢明」など。
ユリ
ユリは、ユリ科ユリ属の球根植物で、北アメリカやヨーロッパ、アジアに約100種が自生し、日本にはそのうちの15種ほどがあります。可憐なものからゴージャスなものまで、さまざまな花色、花姿、芳香をもつ品種があり、庭花としてはもちろん、祝花や花束にと、古くから親しまれています。開花期は、5~8月(品種により異なる)で、花色はピンクのほかに、赤、黄、オレンジ、白、緑、複色などがあります。
ユリの球根の植え付け適期は10~11月。また、春~初夏にポット苗で出回る品種があるため、それらを植えつけて育てることもできます。
ユリの花言葉は、「純粋」「無垢」「威厳」など。
インパチェンス
インパチェンスは、ツリフネソウ科ツリフネソウ属(インパチェンス属)の一年草です。草丈は10〜40cm程度とやや低く、こんもりと茂るので花壇の前段〜中段に向いています。開花期は5〜11月と、初夏から秋までの長い期間にわたって花が楽しめるのが魅力です。花色はピンクのほかに、赤、オレンジ、白があり、花径は3〜4cmとやや小さめ。
インパチェンスの植え付け適期は5月〜7月中旬で、タネから育てる場合は4月下旬~6月までに種まきをしましょう。
インパチェンスの花言葉は、「鮮やかな人」「強い個性」「私に触れないで」など。
タチアオイ(ホリホック)
タチアオイは、アオイ科ビロードアオイ属の草花。種類によって一年草、二年草、多年草があり、生育期間はそれぞれ異なります。全般的には一年草や短命な多年草とされることが多く、植えたままだと数年で絶えてしまうため、株で冬越しさせるよりも種子で更新していくほうが現実的です。春まきの場合は3~4月、秋まきの場合は9~10月に行います。一重咲きと八重咲きの品種があり、花色もピンクのほかに赤、白などバリエーション豊富。花そのものは数日でしぼんでしまいますが、次から次に花を咲かせるので飽きることなく楽しめます。
花言葉は「豊作」「あなたの美しさは気高い」など。
月見草
月見草は、アカバナ科マツヨイグサ属の淡いピンクの花を咲かせる草花で、種類によって一年草、二年草、多年草があります。原産地は南北アメリカ。開花期は5〜9月で、夕暮れ時に咲き始めるのが特徴です。咲き始めは白い花ですが、徐々にピンクへと変化し、翌朝にしぼんでしまいます。現在日本ではほとんど栽培されていませんが、それに代わってヒルザキツキミソウ(O.speciosa)がガーデニングでは最もポピュラーに普及しています。名前のとおり昼に咲き、花色は白〜ピンクがあり草丈は30〜40cm。
月見草の花言葉は、「移り気」「ほのかな恋」など。
シャクヤク(ピオニー)
シャクヤクは、ボタン科ボタン属の多年草で、多くが大輪八重咲きで華やかな花を咲かせます。よく似たボタンとの大きな違いは、シャクヤクが草花であるのに対し、ボタンは樹木であること。花色は、ピンクのほかに、赤、オレンジ、黄色、白があり、開花期は5~6月です。
シャクヤクの植え付け適期は9~10月で、新しい根が伸びる秋以外に根をいじると生育が悪くなるため、適期以外の植え付けや植え替えは避けたほうが無難です。
ピンク色のシャクヤクの花言葉は、「はにかみ」。
秋に咲くピンクの花
初秋から晩秋にかけてピンクの花を咲かせる植物をセレクト。秋が深まるにつれて、オータムカラーに馴染む、深い色合いのピンクが多くなってきます。
オシロイバナ
オシロイバナは、オシロイバナ科オシロイバナ属(ミラビリス属)の多年草です。原産地はペルーなどの熱帯アメリカで、暑さに強い性質を持っています。草丈は30〜100cm。開花期は6〜10月で、花色はほかに白、赤、オレンジ、黄、複色があります。こぼれ種で増えて雑草化するほど強健で、放任してもよく育つのでビギナーにおすすめ。植え付けの適期は6〜8月。日当たりと風通しのよい場所を選んで植え付けます。花は短命の一日花ですが、次々と咲くので、終わった花をまめに摘み取り、株周りを清潔にしておきます。
オシロイバナの花言葉は、「不思議な」「慎重」など。
コスモス
コスモスは、キク科コスモス属の一年草です。開花期は10〜11月で、秋の到来を告げる花として日本人には馴染み深いのではないでしょうか。花色は、ほかに白、赤紫などがあります。群植して観光スポットにしているところも多いように、日当たりと風通しがよければ、手をかけずとも旺盛に生育するので、初心者にもおすすめ。原産地はメキシコで、暑さには強いものの寒さには弱い性質があります。冬になると地上部が枯れて越年しないので、開花が終わったら抜き取って花壇を整理しましょう。
コスモスの花言葉は、「乙女の真心」「愛情」など。
バラ
バラは、バラ科バラ属の落葉性の花木です。一番の開花期は5月頃ですが、初夏から晩秋にかけて繰り返し咲く「四季咲き」タイプを選べば、10月頃にも美しい花姿を楽しめます。この時期には昼夜の気温差が大きくなるので、初夏に咲く一番花よりも花色が冴え冴えとし、カップ咲きではより深くなるのが魅力です。つる性(つる樹形)、半つる性(ブッシュ樹形)、木立ち性(シュラブ樹形)というように、品種によって樹形が異なるので、庭の広さや環境に合うものを選ぶとよいでしょう。花色は、ほかに赤、オレンジ、黄、茶、紫、緑、白、複色などがあり、花姿も一重咲き、八重咲き、房咲き、カップ咲きなど多様で、選ぶ楽しみがあります。植え付けの適期は、休眠期の12〜2月。日当たり、風通しがよい場所に、十分に肥料を施して植え付けます。冬は落葉して休眠するので、毎年切り戻し剪定をして樹形を整えましょう。
バラの花言葉は、「あなたにふさわしい」「輝かしい」「愛嬌」「新鮮」「斬新」など。
シュウメイギク
シュウメイギクは、キンポウゲ科イチリンソウ属の半常緑の多年草で、草丈は30〜150cm。原産地は中国、台湾です。古い時代に日本に伝えられ、京都の貴船地方で自生するようになったとされています。名前の一部に「菊」がつけられていますが、実際はキンポウゲ科に属すアネモネの仲間。英語では「ジャパニーズアネモネ(Japanese anemone)」と呼ばれています。開花期は9月下旬〜10月。白の花色もあります。花姿も5弁のガクからなる一重咲きや、ガクが多数重なる半八重咲き、八重咲き、広いガクが重なって牡丹(ボタン)のような咲き姿を見せるボタン咲きなどがあります。植え付けの適期は3〜4月か9〜10月。日向〜半日陰の風通しのよい場所に、水はけ、水もちのよい土作りをして植え付けます。開花期は次々と花を咲かせるためにも、まめに花がらを摘みましょう。多年草なので、一度植え付ければ毎年開花します。
シュウメイギクの花言葉は、「薄れゆく愛情」「淡い思い」「あせていく愛」「多感な時」「忍耐」など。
リコリス
リコリス(ヒガンバナの仲間)は、ヒガンバナ科ヒガンバナ属(リコリス属)の、日本や中国、ミャンマーなどを原産地とする球根植物です。細長い花弁が外にクルンと反り返り、長く伸びるしべとの対比もあって、秋の庭の主役となる存在感があります。開花期は8〜10月で、品種によっては早咲き、遅咲きのものがあるので、組み合わせて開花リレーをさせると長期間にわたって楽しめます。花色はピンクのほかに、赤、オレンジ、黄、白、紫、青、複色があり、また、花弁にキラキラとラメが入るような光沢感のある品種もあります。
リコリスの花言葉は、「情熱」「独立」「再会」など。
ネリネ(ダイヤモンドリリー)
ネリネは、ヒガンバナ科ヒメヒガンバナ属(ネリネ属)の球根植物です。南アフリカ原産で、花弁がキラキラ輝くことからダイヤモンドリリーという別名があります。園芸品種としては、ネリネ・サルニエンシスをもとに改良されたものが多く流通しています。開花期は10月中旬〜12月中旬頃で、花色はほかに白、赤、オレンジ、紫、複色などがあります。花もちがよく、3週間ほどきれいな花姿を楽しむことができます。草丈は30〜40cmで、暑さに強い植物ですが、寒さに弱いため、冬は霜や凍結に注意する必要があります。
ネリネの花言葉は「また会う日を楽しみに」「忍耐」「箱入り娘」など。
ダリア
ダリアは、キク科ダリア属のメキシコやグアテマラを原産地とする多年草です。基本的には春植え球根植物ですが、一年草のように種から育てられるものもあります。ダリアにおいては花径10cmでも小輪と呼ばれ、大きな花では30cmに達する品種もあります。開花期は5~11月、花色はほかに赤、黄、オレンジ、白、茶、黒、複色などがあり、種類によって花色、咲き方、草丈、花径、花期のバリエーションが豊富で、数万という単位で品種数が存在しています。
ダリアの花言葉は、「華麗」「優美」など。
ミセバヤ
ミセバヤは、ベンケイソウ科ムラサキベンケイソウ属の多年草。原産地は日本、中国などで、主に岩場に自生してきたとされています。暑さ寒さに強く、日本の気候によく馴染んで丈夫に育つ植物です。草丈は10〜60cm。茎葉が地際から多数出る株立ち状の草姿で、茎は直立せずにしなるようにして伸び、長くなると下垂していきます。厚みのある丸い葉が愛らしく、多肉植物としても愛されています。開花期は10〜11月で、花色はピンク。小さな花がまとまって頂部にドーム状に咲き、秋が深まるとともに葉が赤く紅葉する姿にも観賞価値があります。
ミセバヤの花言葉は、「大切なあなた」。
シュウカイドウ
シュウカイドウは、シュウカイドウ科シュウカイドウ属の球根植物で、楚々とした風情が魅力の山野草です。暑さや寒さに強い性質をもち、関東以西では特に寒さ対策の必要はなく、戸外で越冬できます。開花期は7月下旬〜10月中旬。花色はピンク、白があり、日が差すとキラキラと光るラメのような質感が特徴です。
シュウカイドウの花言葉は、「恋の悩み」「片思い」など。
冬に咲くピンクの花
冬の寒さにも負けずに開花し続けるピンクの花色の植物を取り上げました。冬は成長がゆるやかになり花持ちがよいので、寄せ植え作りにも適した季節です。
シクラメン
シクラメンは、サクラソウ科シクラメン属の球根植物です。原産地は北アフリカから中近東、ヨーロッパの地中海沿岸。寒さに弱い性質があり、晩秋から冬の贈答用の花鉢としてのイメージをもたれがちです。しかし原種に近いガーデンシクラメンは比較的寒さに強く、ほとんど霜が降りない暖地では地植えでの栽培も可能。開花期は10~3月で、花色は、ほかに白、赤、紫、複色などがあります。花つきがよく、次々とつぼみが上がってくるので、開花期間は液肥を与え、終わった花はまめに摘み取るようにしましょう。
シクラメンの花言葉は、「清純」「思慮深い」「内気」など。
パンジー&ビオラ
パンジー&ビオラは、スミレ科スミレ属の一年草です。原産地はヨーロッパで、暑さに弱い性質を持っています。開花期は11〜5月と長く、開花株を購入すれば11月頃から楽しめますが、最盛期は3〜5月です。花色はピンクのほかに赤、白、オレンジ、黄、紫、青、茶、黒、複色など多様。花の大きさも小輪から大輪まで幅広く、花弁にフリルが入るものなどもあります。草丈は20〜40cm。
パンジー&ビオラの栽培は、苗の植え付けからスタートするよいでしょう。開花株は11〜4月に出回ります。日当たり、風通しのよい場所に腐葉土や堆肥などをすき込んで植え付け、乾燥したら水やりします。3月頃から開花が旺盛になるので、10日に1度を目安に液肥を与え、終わった花がらは早めに摘み取っておくと、次から次につぼみが上がってたくさん咲きます。開花期を終えたら枯死して越年しないので、抜き取って処分します。
パンジー、ビオラの花言葉は、「思慮深い」「誠実」「少女の恋」など。
スイートアリッサム
スイートアリッサムは、アブラナ科ニワナズナ属(ロブラリア属)の一年草です。原産地は地中海沿岸北部〜西アジアで、高温多湿に弱い傾向があります。開花期は3〜5月、10〜12月で、花色は、ほかに白、赤、紫など。草丈は10〜15cmで這うように広がるので、花壇の縁取り(エッジ)などに重宝します。
ポピュラーな植物で、花苗店で容易に苗を入手できます。植え付け適期は10〜11月か3月頃。花壇に元肥として緩効性化成肥料を施して植え付けます。春にアブラムシが発生しやすいので、土中に混ぜる粒状タイプの薬剤を利用するのも一案です。花がらはまめに摘んで株周りを清潔に保ちましょう。生育して草姿が乱れてきた頃に切り戻すと、再び盛り返して開花します。夏越しはできないので、枯れたら抜き取って処分しましょう。
スイートアリッサムの花言葉は、「優美」「美しさにまさる価値」など。
ツバキ(椿)
ツバキは、ツバキ科ツバキ属の常緑性の庭木。日本原産で、国内で作出された品種だけでも2,000種を超え、欧米でも「カメリア」と呼ばれて愛されています。開花期は9~2月、もしくは2~4月で、枝先に濃紅か紅色の直径5~7cmの花をつけます。まれに、淡紅色や白色のものもあります。真夏と厳寒期を除けばいつでも植え付けができますが、適期は春(3月中旬~4月)、梅雨(6~7月)、秋(9~10月)。日本原産のため、日当たりや土質、風や寒さといった、生育環境への適応能力が高く育てやすい花木といえます。
ツバキの花言葉は、「控えめな優しさ」「誇り」など。
サザンカ
サザンカは、ツバキ科ツバキ属の日本原産の常緑性庭木。基本的な性質や花姿がよく似ているツバキと間違われることがありますが、ほとんどのツバキが花弁をまとめて落とすのに対し、サザンカは花弁が基部で癒合していないため花が終わると花弁が1枚ずつ散ることなどから見分けられます。水はけがよく、適湿で肥沃な場所を好みます。本来、日当たりを好みますが、日陰でもよく育ちます。開花期は10〜12月、花色はほかに赤、白、斑やぼかしが入ったものなどがあります。
サザンカの花言葉は、「ひたむきさ」「理想の恋」など。
プリムラ・オブコニカ
プリムラ・オブコニカは、サクラソウ科サクラソウ属(プリムラ属)の草花。本来は毎年花を咲かせる多年草ですが、暑さには弱いため、暖地では基本的には一年草扱いとなります。開花期は12月~4月で、花色はほかに黄、青、白、紫、複色など。初心者でも育てやすく、丸みのある葉の中心にサクラに似た形の愛らしい花がまとまって咲きます。咲き姿のバランスがよくコンパクトにまとまるので、他の植物とも合わせやすく、寄せ植えから花壇まで広く活躍します。
プリムラ・オブコニカの花言葉は、「しとやかな人」「青春の美しさ」など。
キルタンサス
キルタンサスは、ヒガンバナ科キルタンサス属の球根植物で、原産地は南アフリカ。種によって形態や性質が大きく異なり、開花期は大きく分けると、冬咲きと初夏・夏咲きがありますが、なかには春に花を咲かせる品種も。もっとも一般的で代表的なのは、「マッケニー」とその交配種で、一般的に「キルタンサス」といえば、このタイプを指すことがほとんどです。マッケニータイプの主な開花期は冬から早春で、花色はピンクのほかに赤、黄、オレンジ、白、複色と多彩。湿気に強く丈夫なので、鉢や庭に植えっぱなしでもよく育ちます。
キルタンサスの花言葉は、「恥ずかしがり屋」「ロマンティック」など。
ピンクの実をつける植物
植物の中には、花以外にも寄せ植えや花壇、庭風景の彩りになるものがあります。ここでは、果実がピンク色で鑑賞価値が高い種類をご紹介します。
ペルネッティア
ペルネッティアは、ツツジ科シラタマノキ属(ゴーテリア属)の常緑性の庭木で、5〜7月にスズランに似たベル形の白く小さな花を咲かせる植物です。10〜12月頃に1cm前後の艶やかな果実がつき、その色は種類によってさまざまで、白、ピンク、赤、紫など。園芸品種の一つである「ハッピーベリー」という名でも広く知られています。
ペルネッティアの花言葉は、「実る努力」「小さな幸せがいっぱい」「ひそかな情熱」など。
ドラゴンフルーツ
ドラゴンフルーツは、サボテン科ヒモサボテン属の常緑性の多年草で、中米から南米北部が原産です。日本では沖縄のほか、温暖な地域で栽培されています。サボテンなので、乾燥に強いほか、病害虫の心配も少なく、冬は室内で管理すれば家庭でも開花させて実を収穫することは十分可能です。ドラゴンフルーツといえば、果皮がピンク(赤)で果肉がピンク(赤)または白が一般的ですが、果皮が黄種類もあります。開花期は6〜10月で、月に1回、満月の頃に月下美人のような20~30cmほどの花を一晩だけ咲かせます。
ドラゴンフルーツの花言葉は、「永遠の星」「燃える心」です。
ザクロ
ザクロは、ミソハギ科ザクロ属の落葉性の果樹です。実のなる樹木として古くから親しまれているほか、夏に咲く花はタコさんウインナーのようなユニークな形をしており、観賞価値があります。また、ザクロは美容や健康に優れた効果を持つフルーツであることから、スーパーフードと呼ばれています。収穫期は10月中旬〜11月中旬。開花期は5月下旬〜6月で、花は一般的な一重咲きのほか、八重咲きなどもあります。
ザクロの花言葉は、「優美」「子孫の守護」など。
ピンクの葉をつける植物
葉の色は、緑色が一般的ですが、ピンク色に色づく葉もあります。葉色の違いも楽しみながら植物によるコーディネートが楽しめる品種をご紹介します。
ポインセチア
ポインセチアは、トウダイグサ科トウダイグサ属(ユーフォルビア属)の常緑性の低木です。花びらのように見える苞(ほう)が美しく色づき、赤、白、緑のクリスマスカラーを揃えることができるので、冬に欠かせない観葉植物として親しまれています。観賞期は11~2月、葉(苞)の色は、最もポピュラーな赤のほかに、ピンク、黄、白、緑、紫、複色があります。
ポインセチアは鉢植えで育てます。シーズン前に鉢植えの状態で販売されているものを購入したら、鉢の大きさにあった鉢受け皿を準備しましょう。
ポインセチアの花言葉には、「祝福」「幸運を祈る」などがあります。
ハツユキカズラ(初雪カズラ)
ハツユキカズラは、キョウチクトウ科テイカカズラ属の常緑性の庭木で、古くから日本に自生してきたテイカカズラを品種改良した園芸品種。ピンクや不定形の斑が混じる新葉が展開するのが特徴で、主に葉の美しさを楽しむつる植物。新葉はピンクから白の斑入り葉へ変化し、やがては緑一色に。晩秋以降、寒さにあたると紅葉して再びピンク味を帯び、一株でも変化に富んだ葉色が楽しめます。前年の夏にできた花芽を切り落とさなければ、翌年の5月中旬〜6月中旬に、カザグルマのような形をした白い5弁花が咲きます。
ハツユキカズラの花言葉には、「化粧」「素敵になって」「心の灯」などがあります。
アジュガ
アジュガは、シソ科キランソウ属(アジュガ属)の常緑性の宿根草です。草丈は10〜30cm、開花期は4~6月中旬で、長さ15cm程度の花茎がいっせいに立ち上がり、青紫やピンク、白の可憐な花を穂状につけます。そしてなんといってもその魅力は、変化に富んだ葉色の美しさにあります。ピンクや白の斑入り、ライムグリーンにブロンズ色など、バラエティー豊かな美しい葉色が特徴で、花壇のグラウンドカバーや寄せ植えにアクセントとして取り入れれば、花々にも負けない存在感を放ちます。葉がピンク色がかるアジュガの園芸品種は、‘バーガンディグロー’、‘ディクシーチップ’など。
アジュガの花言葉は、「強い友情」「心休まる家庭」。
ワイヤープランツ
ワイヤープランツは、タデ科ミューレンベッキア属の常緑性の低木です。ワイヤーのような細いつるを伸ばして生育し、長いものでは5mにも達します。葉は艶やかな明るいグリーンで、1cmほどの小さな丸い葉が密につく姿が愛らしく、観葉植物としての一面も持っています。
ワイヤープランツ‘スポットライト’は、緑の葉に白やピンクがマーブル状に入ったかわいい雰囲気が人気の園芸品種。インドアグリーンや寄せ植えのほか、這うように広がる性質から、ハンギングバスケットや花壇の縁取り、グラウンドカバーなどに好んで利用されます。
ワイヤープランツの花言葉は、「憧れ」「純愛」など。
コリウス
コリウスは、シソ科コリウス属の草花で、日本では園芸的には一年草扱いとされます。観賞期間が長く、特に、暑さ厳しい真夏やガーデンの色合いが寂しくなってくる秋のガーデニング素材としても頼れる植物です。葉色は複色になっていることが多く、緑が勝るものから、ピンクや赤の葉に黄緑色の縁取りが入るもの、緑の葉に赤い斑が入るものなど、オレンジ色や赤色、紫色、黒色まで実にさまざま。他のカラーリーフにはない、ユニークで印象的なコリウスの葉色や模様は、ハロウィンの花壇や寄せ植えの演出としてもぴったりです。
コリウスの花言葉は、「健康」「かなわぬ恋」など。
カラジウム
カラジウムは、サトイモ科ハイモ属(カラジウム属)の、熱帯アメリカを原産とする落葉性の球根植物です。葉色はグリーンに赤やピンク、白などの斑が入り、トロピカルな表情が魅力。品種によっては小型種や大型種があり、草丈は10〜50cmと幅があります。
暑さには強い一方で寒さには大変弱いため、地植えにしている場合は、気温が15℃を下回るようになったら、鉢上げして室内に移動するか球根を掘り上げて貯蔵するなどして冬越しさせます。
葉がピンク色がかるカラジウムの園芸品種は、‘ハートトゥハート’、‘ローズバッド’など。
カラジウムの花言葉は、「喜び」「歓喜」「さわやかさ」「分かち合い」など。
コルジリネ
コルジリネは、キジカクシ科センネンボク属の常緑性の庭木です。葉色はピンク、赤、黄、緑、斑入りなどで、細長い葉を放射状に伸ばす姿から「ドラセナ」の名で呼ばれることがありますが、分類上、ドラセナとは異なります。
コルジリネには、高木に育ち寒さに強い種類と、低木でコンパクトに育ち寒さに弱い種類があり、それぞれ特徴や育て方が異なるので、苗を入手する際は、その目的やどのようなシチュエーションで楽しむのかを明確にしてから種類を選びましょう。ピンク色がかる葉をもつものは、コルジリネ・エレクトリック‘ピンク’や、コルジリネ・フルティコサなど。
コルジリネの花言葉は「幸福な交際」。
ピンク色の花・実・葉をコレクションしてピンク色の植物を一年中楽しもう!
ピンク色の花を咲かせる植物は数多く、一年を通して育てることができますよ! 目にとまりやすい花色なので、庭やベランダの華やかな演出に一役買ってくれるのもいいですね。ぜひ好みのピンクの花や植物を選んで、理想の景色作りをガーデニングで叶えてください。
Credit
文&写真(クレジット記載以外) / 3and garden
スリー・アンド・ガーデン/ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。
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