地植えの庭がない場所でも、季節の花を愛でることができるのが寄せ植え。花の組み合わせや素敵な鉢に植えることで、より魅力的なコンビネーションを楽しむこともできます。ここでは、そんな寄せ植え作りのコツをご紹介。そして、せっかく作った寄せ植えを長くもっときれいに保つための肥料の効果的な使い方も解説します。

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季節の寄せ植え作りにチャレンジ!

玄関前やバルコニーに彩りがほしいな、と思ったら、ぜひ寄せ植え作りに挑戦してみましょう。地植えの庭がなくても、ちょっとしたスペースで誰でも気軽に楽しむことができます。大きな植木鉢で豪華な寄せ植えを作ったり、小さな植木鉢を組み合わせて飾ったり、アレンジ次第で楽しみ方もいろいろ。季節の花を咲かせてくれる寄せ植えは、日々の暮らしを鮮やかに彩ってくれますよ。

ここでは、鳥取県・米子市で面谷内科・循環器内科クリニックの庭づくりを行うガーデニストの面谷ひとみさんの作る秋らしいコスモスの寄せ植えを3種ご紹介しながら、寄せ植え作りのポイントを解説します。

秋に見頃のコスモスを主役にした寄せ植え3タイプ

コスモスの寄せ植え
黄色のコスモスを使った秋空のような爽やかな寄せ植え。

秋らしい花といえばコスモス。淡いレモンイエローのコスモスを主役にした、秋空のように爽やかな寄せ植えです。イエローのコスモスに合わせて黄色の斑(ふ)入り模様が入るユーフォルビアや黄色い小さな花が愛らしいダールベルクデージー、差し色としてブルーの小花のサルビア・アズレアを組み合わせています。差し色はほんの少量入れることでメインカラーの花を際立たせる効果があり、メインカラーの捕色を選ぶと成功しやすいです。この場合は黄色の捕色のブルーのサルビア・アズレアを差し色に。ちなみにアズレアとは「空色」という意味で、植物の学名では「○○○○○・アズレア」という名前の植物がたくさんありますが、どれもブルーの花です。

また、ここでは斑入りの葉っぱが繊細さを演出するのに一役買っています。先ほど紹介した黄色の斑入りのユーフォルビアのほかに、左後方の鉢縁にも白い斑入りのユーフォルビアが、手前鉢縁にも緑の小葉にクリーム色の斑が入るフォックスリータイムが植え込まれています。どこかレースのような雰囲気がありませんか。「斑入り(ふいり)」とは地の色とは異なる色がまだらに入っていることですが、1種類で複雑な表情になるため繊細な感じを出したいときに重宝します。この寄せ植えでは、草丈の異なる植物を組み合わせているため草丈の高いものは後方へ、低いものは手前へ配置するとバランスが取れます。

コスモスの寄せ植え
コスモス畑をイメージしたやさしい色調の寄せ植え。

コスモスだけを組み合わせた寄せ植えです。黄色とピンク、白色の花がふわふわと咲き、野に自由に咲くコスモスの花畑が連想されます。先ほどの寄せ植えのように草丈の異なる植物を組み合わせる場合は、鉢内でのレイアウトに配慮する必要がありますが、この場合はレイアウトを気にせずフラットでOK。パープルピンクの鉢が洗練された雰囲気をプラスしています。

コスモスの寄せ植え
チョコレートコスモスを使ったオータムカラーの寄せ植え。

オレンジやブラウンなど、オータムカラーの草花を組み合わせた大鉢の寄せ植えです。焦げ茶色の花はチョコレートコスモス。シックな花色とチョコレートのような香りが魅力のコスモスです。ブラウンの葉っぱはヒューケラ。カラーリーフと呼ばれる葉色を楽しむ植物です。オレンジの花はマリーゴールドの“ストロベリーブロンド”。寒さが厳しくになるにつれ、赤色が濃くなっていき、まるで違う花のような表情に変わるので、季節の変化に添った深い趣が楽しめます。

寄せ植えとは、いわば根っこがついた植物のフラワーアレンジですが、アレンジメントと異なるのは成長すること。植え込んだ瞬間もきれいですが、時間の経過とともに植物たちが生育し、姿形や色を変えていく様を数カ月に渡り長く楽しめるのが寄せ植えの魅力です。長く美しい姿を保つためには、植え込み時の作業と共に日頃の手入れが必要。次の項目では、寄せ植えをきれいに保つポイントをご紹介します。

寄せ植えをきれいに咲かせ続けるための肥料の使い方

肥料

寄せ植えをきれいな状態に保つには、水やりや花がら摘み、切り戻しなどの日頃の手入れが大切。水切れなどのダメージを与えず、こまめに花がらを取り除くことで、美しい状態を長く保つことができます。そしてもう一つ、欠かせないのが肥料です。

花を咲かせるということは、植物にとってはとてもエネルギーが必要なこと。鉢植えで栽培する場合は、土壌が少なく栄養分が不足しやすいこと、水やりの際に養分が流れ出てしまうことなどから、地植えでの栽培よりもさらに施肥が重要になります。肥料を効果的に使うことで、開花期が長く、花付きよく咲かせ続けることができますよ。

寄せ植えで肥料を与えるタイミングは、主に元肥と追肥の2つに分けられます。

元肥(もとごえ)の役割

肥料

草花の苗を植える時に、あらかじめ与える肥料です。元肥に適しているのは、ゆっくり長期間効果が続く遅効性肥料や緩効性肥料。三要素のバランスのとれた有機質肥料ベースのものがおすすめです。室内に置く場合には、臭いが少ない緩効性化成肥料もよいでしょう。根に直接肥料が当たると肥料焼けしてしまうこともあるので、ゆっくり効く肥料を適量与えるようにしましょう。また、培養土にはあらかじめ肥料分が含まれているものもあり、元肥を含む培養土の場合はさらに肥料を与えなくてもOKです。寄せ植えで元肥を与える際は、鉢の半分くらいまで用土を入れ、鉢の大きさに合わせた量の肥料を全体に混ぜ込んでおくとよいでしょう。

追肥(ついひ)とお礼肥(おれいごえ)の効果

追肥
ViktoriaIvanets/Shutterstock.com

生育期には、植え付け時に与えた元肥だけでは肥料分が不足しがち。そこで植物の成長に合わせて与える肥料を追肥といいます。追肥には速効性の高い肥料がおすすめで、速効性の液体肥料と、緩効性の固形肥料をあわせて使うとより効果的。植物や肥料の種類などにより異なりますが、成長期や開花期には1~2週間に1回程度を目安に追肥をすると、旺盛に生育して花付きよく咲き続けてくれます。また、開花期や収穫期を終えた宿根草や果樹などには、消耗した体力の回復を図るために与えるお礼肥(おれいごえ)を与えるとよいでしょう。花後にしっかり回復させておくことで、翌年よりよいパフォーマンスが期待できます。

肥料は形状によっても主に2つに分けられます。

オールマイティな固形肥料

固形肥料

元肥や追肥など、さまざまな用途にオールマイティに利用できるのが、緩効性の固形肥料。施肥後すぐに効き始めて効果が長く続きます。パラパラっと株元にばらまくだけで手軽に使えるのも魅力です。ガーデニング初心者は、まずこのタイプの肥料を用意するとよいでしょう。固形肥料には緩効性肥料のほか、速効性の化成肥料や、施肥後に分解されてから徐々に効き始める遅効性の有機質肥料などもあり、目的に合わせて使い分けることができます。

「マイガーデン粒状肥料」について詳しくはこちら!

速効性抜群!液体肥料

液体肥料

元肥には向きませんが、追肥にはぴったりなのが、速効性の高い液体肥料。主に化成肥料を液体にした肥料で、すぐに効いて臭いも残りにくいので、鉢植えの追肥におすすめです。水で薄めて使う原液タイプのもの、そのまま使えるストレートタイプのものがあります。

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最新肥料「マイガーデン」シリーズの効き目の秘密をご紹介!

園芸店にたくさん並ぶ肥料。どれを使っても変わらない? いえいえそんなことはありません。最新の園芸事情に合わせ、肥料もめざましい進化を遂げています。植物の成長をサポートするための最適な成分配合はもちろん、他にも仕掛けがいろいろ。ここでは、寄せ植え作りにぴったりな機能性肥料「マイガーデン」シリーズに秘められた最新技術の肥料情報をご紹介しましょう。

鉢植えでの栽培をサポートするモイスト成分

液体肥料

鉢植えで植物を栽培する際、特に夏場に心配になるのが水切れです。植物へのダメージも大きく、一度完全に乾いてしまった根は、その後水やりをしても水を吸いにくくなってしまいます。また、鉢植えで育てていると、鉢の中に水の通り道ができてしまい、鉢の中の土全体に水がいきわたる前に鉢底から抜けてしまうということもあります。こんな水切れを起こりにくくするために「マイガーデン液体肥料」に配合されたのが、土の保水力を向上し、用土全体への水分浸透性を高めるモイスト成分。使う度に土壌環境を改善し、使えば使うほど成分が土全体に広がって、鉢全体に効率よく水分が行き届くようにしてくれるという、土壌改良材の役割も果たす画期的な肥料なのです。

液体肥料
「マイガーデン液体肥料」はキャップ半分が約10ml。寄せ植えでは5Lのジョウロにキャップ1/4~半分を加えて希釈するのが目安です。ジョウロに先に水を入れてから液肥を加えて静かに攪拌してください。

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必要な時に必要な肥料分を届けるリリースコントロールテクノロジー

肥料

粒状タイプの「マイガーデン粒状肥料」にも驚きの仕掛けが。溶け出す速さの異なる複数の肥料を組み合わせることにより、成分の溶け出す時期をコントロール。ばらまくだけで、土の温度と水分により各成分が適度に溶け出して、植物の成長に合わせて必要な量の養分を自動的に根に届けてくれます。無駄なく効率よく肥料が溶け出すので、約1年間という長期間でもしっかり効果が持続します。根にやさしいコーティング肥料で直接根に触れても安心。肥料焼けもしにくいので、元肥にも安心して使えます。

肥料
「マイガーデン粒状肥料」は女性なら一つかみ約25g、男性なら約40gが目安。鉢の大きさに合わせて適量を与えましょう。

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培養土のトレンドに合わせた配合

肥料を効果的に使うには、土とのバランスを考えることも大切です。現在の培養土のトレンドは、軽くて保肥性の高いピートモス。以前主流だった赤玉土や鹿沼土に比べ、リン酸を吸着しにくいので、以前のままの配合だとリン酸が多くバランスが悪くなりがちです。「マイガーデン液体肥料」は肥料の配合比率を見直したことにより、リン酸が過剰になりにくく、植物の生育をバランスよくサポートしてくれます。

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肥料を効果的に使って寄せ植えを美しく咲かせよう!

寄せ植え

魅力的な季節の花々を組み合わせてより積極的な楽しみ方ができる寄せ植え。秋から冬にかけては、今回ご紹介したコスモスを主役にした秋色の寄せ植えのほか、ビオラやシクラメンなどの定番の寄せ植えや、球根を立体的に仕込んだダブルデッカーなども楽しめます。寄せ植えをますます元気にしてくれる肥料を効果的に利用して、季節の彩りを楽しんでみてはいかがでしょうか?

協力/住友化学園芸 https://www.sc-engei.co.jp/
住友化学園芸オンラインショップ

Credit

文/3and garden
ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。

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