先月作ったハーブの寄せ植えが、すくすく育ち、たった1カ月の間にとても大きくなりました。ハーブは飲んだり食べたり飾ったり…いろいろな活用方法のある有用植物。放置しておくのはもったいない! 今回は、ハーブの寄せ植えの大事なメンテナンスの一つ、剪定の方法をお伝えしていきます。
目次
ハーブの寄せ植えを作って1カ月、こうなった
今から1カ月前、4種類のハーブを1つの鉢に植える『寄せ植え』を作りました。

(参考:『ハーブの寄せ植えを作ろう! ハーブ苗の選び方から寄せ植えの作り方まで』)
植えたハーブは、左から反時計回りに、ローズゼラニウム、イングリッシュブラックミント、オレガノ、レモンベルガモットです。植え込み直後は、草丈20cm程度でした。日当たりのいいところに置いて、たまに水やりをするくらいで、特に何もしないでいたら、1カ月後、こうなりました。

見てください! この生育ぶり。突然ぐんと大きくなって、気が付いたら暴れん坊状態に(笑)。
ハーブとはラテン語で「草」を意味する「ヘルバ(herba)」に由来する言葉ですが、6〜7月頃は、適度な水と湿気を得て、急に雑草のように大きくなるのです。ですが、この後のお天気はというと、雨が続き、高温多湿になってくるわけです。この高温多湿が続く環境は、ハーブは大の苦手。梅雨時期に、ハーブをメンテナンスせず放置しておくと、株元からじめじめして腐ってしまったり、病気や虫にやられてしまったり、トラブルにも繋がります。
ハーブのメンテナンスをしよう! 剪定のメリットは?
苦手な高温多湿の季節にハーブをうまく育てるために、「剪定」をしましょう。
剪定とは、植物の枝葉を切ること。樹形を整えたり枝数の調整などができ、結果、風通しがよくなるため、病害虫の発生の予防や生長促進にもなります。剪定と聞くと、なんとなく木に行うもの、というイメージがあるかもしれませんが、すべての植物において、剪定はメリットがいっぱい! 特にハーブは、背丈が伸びてきたらカットを繰り返すと、脇芽の生長を促し、収穫量が増えます。ハーブを育てているけど、お茶にするほど収穫できない…という方は、剪定をしてみましょう。
ハーブの剪定をやってみよう
それでは、この寄せ植えのハーブたちを剪定していきます。よく切れるハサミを用意して、まずは、ローズゼラニウムからカットしてみましょう。

最初、切るってとても怖いことのように感じますが、コツは一気に丸坊主になるくらいカットするのではなく、量は今の大きさの1/3~1/2くらいに抑えること。そして、濃い緑色をした元気な葉を残す位置で切ること!

続いて、左横に伸びてしまった枝もカットします。カットする位置は、次の葉がスタンバイしている場所にしましょう。そして、ローズゼラニウムの大きめの葉も、この時合わせて摘み取ります。
続いて、イングリッシュブラックミントとオレガノの剪定です。この2つは、枝数がずいぶんと増え、上にも伸びているので、枝数を減らしましょう。全体の量の1/3ほどを目安に、根元からカットしていきます。

株姿を見た時に、足元が見えない状態は茂りすぎです。思い切って、枝数を減らしましょう。株元がすっきりしている=風通しがいい環境です。ハーブの栽培には風通しのよさがとても大切。茂ってきたな…と思ったら、枝の本数を減らす剪定を繰り返すようにしてくださいね。
最後にレモンベルガモットです。これは、本来上に伸びるべきものなのですが…

雷雨の日に横に倒れたまま、花が咲いてしまいました。ローズゼラニウム、イングリッシュブラックミント、オレガノは収穫期が長く、今切ってもまた次の枝が出てきますが、レモンベルガモットの花の季節は7月くらいまでなので、今切ってしまうともう花が見られないことに…。どうしようかと迷いましたが、先端の花はカットし、支柱を立てて、株元をくくりました。
剪定ビフォーアフターを比べてみました
上記のように剪定をした後の写真がこちら。

改めて、剪定前のものと比べてみると…

一目瞭然ですね(笑)。すっきりして、株元に風が通るようになりました。

今回剪定した量は、このくらい。こんなに切って大丈夫なの!? と心配になるかもしれませんが、平気です。夏の間は、この剪定を繰り返し、風通しがいい状態をキープしましょう。怖がらず、剪定にチャレンジしてみてくださいね。
次の記事で、この剪定した枝葉を使って、ハーブを飲む・飾る・使う方法をご紹介します。
Credit

写真&文/堀 久恵(ほり ひさえ)
花音-kanon- 代表、ガーデンセラピーナビゲーター。一般社団法人日本ガーデンセラピー協会専門講師。
生花店勤務を経て、ガーデンデザイン・ハーブ・アロマセラピー等を学び、起業。植物のある暮らしを通じて、病気になりにくい身体を作り健康寿命を延ばすことを目指した「ガーデンセラピー」に特化した講座の企画運営と庭作りを得意とする。植物に囲まれ、日々ガーデンセラピーを実践中。埼玉県熊谷市在住。
https://kanongreen.com/
季節のおすすめアイテム
バードバス 自立式 -GARDEN STORY Series-
丸水盤に小鳥たちが遊ぶ愛らしいバードバス。水盤には段が刻まれ、野鳥が足を掛けて使いやすいデザインです。アイアン製で、しっかりとしたスタンドで自立するため、好きな場所に設置できます。
新着記事
-
ガーデン&ショップ

都立公園を新たな花の魅力で彩る画期的コンテスト「第4回 東京パークガーデンアワード」夢の島公園【花盛…
宿根草等を生かした花壇デザインを競うコンテストとして注目されている「東京パークガーデンアワード」。第4回コンテストが、都立夢の島公園(東京都江東区)を舞台に、スタートしています。2025年12月、5人の入賞者…
-
ガーデン

春光うららか!「第4回東京パークガーデンアワード夢の島公園」の『ショーアップ審査』を迎えた5人の庭と…
空はどこまでも高く、みずみずしい空気に包まれた東京・夢の島公園。コンテストガーデンの植物たちも、周囲の木々に負けじと勢いよく成長し、春ならではの見せ場を迎えています。そして4月中旬、春の出来栄えを評…
-
園芸用品

「花が溶ける?!」猛暑で庭に異変…それでも“いつも通り”を守れた、山崎亮子さんの「森の庭…PR
北海道で、里山や野原にならいながら育ててきた山崎亮子さんの「森の庭」。植物たちが季節ごとに役割を受け渡し、無理なく景色をつないできた庭も、近年の猛暑や長雨で、50年連れ添ったプリムラ・デンティキュラー…

























