5月の花のシーズンはみずみずしかった葉が、気づけば黄色くなり、落葉してきました。これは大事件! バルコニーで育てているつるバラが不調なようであれば、植え替えをして復活させましょう。約2カ月で再び新しい緑に覆われますよ。

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約3カ月で弱ったバラ

直径25㎝、深さ30㎝の鉢に植えて、南向きのルーフバルコニーで育てていた樹高2mほどのつるバラ。5月中旬に美しい花をたくさん咲かせてくれました。一日中、日がよく当たるので夏に水切れしないように自動灌水器を設置し、床の温度が株に伝わりダメージを受けないように、人工芝を敷いて様子を見ていたら……。

葉が黄色く変色して調子が悪い!

6〜7月。毎日、夏の強い日差しを受けていたものの、水切れしていなかったのに、葉が黄色くなんだか元気がないようです。栄養不足かな?と、有機肥料を表土に置いて様子を見ていましたが改善されず、次第に葉が落ちてくるではありませんか!

改善するため植え替えを試みる

日当たりと水は十分。肥料も施した。それでも改善されない場合は、植え替えをしましょう。作業マットの上に、一回り大きい鉢、鉢底石、土壌を改良するバラ用培養土や腐葉土、油カス、メネデールと、スコップ、ジョウロを用意して準備万端。鉢底石は再利用しやすいように、ネットに入れて鉢底に配置します。

バラ専用の培養土に腐葉土、油カスを適宜混ぜて新しい用土を鉢に入れます。買ったばかりの用土は、乾いていて植えつけ後に水が浸透しにくいので、あらかじめ水で湿らせておきましょう。

つるバラの鉢底を見ても根が飛び出てはいませんが、なかなか株が抜けません。そんな時は、鉢と根鉢が離れるように、鉢のサイドを手や足でトントンと叩くと抜けやすくなります。場合によっては、鉢を壊して根鉢を取り出す必要もあります。

何度か叩くことで鉢から根鉢が抜けました。鉢底には細かい根が密集していて固まっていました。このままでは新しい用土の中で根が伸びにくく、水の吸収も悪いので、クマデなどで軽く根をほぐします。

この機会に、表土も軽く落としましょう。枯葉や雑草、雑草のタネがなくなってスッキリします。根鉢が整ったら、新しい鉢へ据え、周囲の隙間にあらかじめ湿らせておいた新しい用土を隙間なく入れます。

左/植え替え直後の7月上旬。中/葉がぱらぱらとまばらな8月上旬。右/新芽がどんどん吹き出た9月上旬。

植え替えをして2カ月で復活!

植え込みが終わったら、鉢底から水が流れ出るまでたっぷり水やり。夏場なので、毎日朝夕の水やりは必須ですが、さらに3〜4日に1回、水やりのついでに根の活性剤「メネデール」を規定量混ぜて与えると、復活の時短に効果があります。植え替え後すぐは、傷んでいた葉がすべて落葉しますが、ここは落ち着いて様子を見守りましょう。写真右下の丸囲みの写真にあるように、枝先に新しい芽が吹き出したら復活成功の証です。新芽がたくさん出て順調に生育すれば、株全体が新しい葉に覆われて健全な株に戻ります。

Credit

写真&文/3and garden

ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。

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