オーガニック栽培の家庭菜園で大活躍! 口に入れても安心な野菜&ハーブ向け病害虫対策【PR】

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おうち時間が注目される中、人気を集めているのが家庭菜園。自宅時間が増えたことを機に、家庭菜園を始めてみた方、チャレンジしてみたい方も多いのでは? 楽しくて美味しい家庭菜園ですが、不安要素といえば、虫や病気といったトラブルです。でも大丈夫! 「虫を手で捕まえるのはいや…」という方におすすめしたい、オーガニックで手軽にできる病害虫ケアをご紹介します!
目次
おうち時間で大人気の家庭菜園

おうちで過ごす時間が増えている昨今、庭の一角やベランダの片隅で家庭菜園を楽しむ人が急上昇中です。定番のミニトマトやキュウリといった夏野菜に、サラダにぴったりの葉物野菜、甘くて可愛いブルーベリーなどの果樹に、料理の味を引き立ててくれて手元にあると便利なハーブなど、家庭菜園で育てられる植物はさまざま。種類を選べばちょっとしたスペースでも始められ、栽培も意外に簡単なんです。オーガニック栽培など、口に入れる野菜を自分が納得する方法で育てて、新鮮な採れたてを味わうのは格別な時間。子どもたちと一緒に栽培すれば、収穫を楽しみながら食育にもなりますよ。

誰でも始められる家庭菜園ですが、ダウンサイドもないわけではありません。その中でも、多くの人のネックとなりそうなのが、虫や病気といったトラブル。できれば農薬を使いたくなくても、虫が発生するのを気にする人は多いのでは? 大事に育てた野菜を横取りされてはがっかりですが、トラブルを心配して家庭菜園への挑戦に二の足を踏むのはもったいない! この記事は、家庭菜園で発生しやすいトラブルと、オーガニックな対処方法をご紹介します。
事例別! 家庭菜園やベランダ菜園で発生しやすいトラブルをご紹介
家庭菜園のトラブル:病気編

家庭菜園で最も発生しやすい病気といえば、葉や茎が粉を吹いたように白くなる「うどんこ病」。カビの一種である病原菌が葉の表面で繁殖するもので、キュウリやトマト、ナスといった夏野菜やイチゴなど、人気の高い植物の多くがかかる病気です。多湿な時期に発生しやすいので、梅雨時は特に注意が必要。発生してしまったら、適応する殺菌剤で対処しましょう。
葉がモザイク状に黄変したり縮れたりする「モザイク病」はウイルスが原因です。ウイルス病には有効な薬剤がなく、虫などを介して周囲に感染が広がるので、発生に気が付いたら、なるべく早く症状が出ている株を処分するしかありません。
つぼみや花、果実などが腐り、灰色のカビが生えたようになるのは、灰色かび病の症状。イチゴやトマトなどの果菜類でよく見られますが、ほかの多くの野菜でも発生します。最初は淡褐色の病斑ができ、症状が進むと病斑部分が枯れて、やがて腐敗して灰色のカビに覆われるのが特徴。多湿で気温が低いときに発生しやすく、発生してしまったら病斑部分を取り除き、適応する薬剤で対処します。
家庭菜園のトラブル:害虫編

無農薬で育てる家庭菜園といえば、虫食いの心配をする人も多いでしょう。チョウやガの幼虫をはじめ、ニジュウヤホシテントウやナメクジなど、野菜を食べる害虫にはたくさんの種類があり、野菜によってそれを食べる虫も異なります。無農薬では虫食いを完璧に防ぐことは難しいですが、少しぐらい虫にかじられた葉でも美味しく食べられますので、神経質にならず、虫も喜ぶ美味しさの証と考えるようにしましょう。ただし、あまり被害がひどいと収穫できなくなりますので、早めに害虫を見つけて対処します。
写真右上のように、葉の表面が小さな針でつついたように白く色が抜け、絣模様のようになっていれば、ハダニがいるかもしれません。葉を裏返して、クモに似た小さな赤い虫がいないかチェックしましょう。ハダニは葉裏から吸汁する害虫で、大量発生すると生育が衰え、落葉したり枯れてしまうことも。水やりの際に葉裏も意識して洗い流すようにすると、発生を防ぐ効果があります。
ハダニと同じように植物の汁を吸うポピュラーな害虫がアブラムシ。繁殖力が強く、集団で植物に群がっているので、虫が苦手な人にはゾッとする光景です。これもあまり増えると生育が衰えることがあるので、歯ブラシなどで取り除いたり、適応する殺虫剤を散布して対処しましょう。
オーガニック栽培で家庭菜園を楽しみたい人に! 農薬を使わない病害虫対策

家庭菜園で虫や病気が発生してしまったら、被害が広がらないよう早めの対処が必要です。対処方法としては、適応する農薬を散布するか、害虫ならば手で取り除く方法があります。市販されている農薬はどれも、厳しい審査をパスしていて、使用方法を間違わなければ人体に影響はないとされています。しかし子どもやペットがいる家庭では、少し心配ですよね。農薬は使用に関する注意事項も多いので、ビギナーが使うにはハードルが高めでもあります。
そもそも、一つの野菜を大量に栽培することがない家庭菜園では、特定の病害虫が大発生することが少なく、株数も目が届く程度なので、薬剤を使わなくても、十分に病害虫をコントロールすることが可能なんです。「でも、虫を手で取るのはちょっと…」という人におすすめなのが、天然成分で作られたオーガニック栽培(有機JAS規格)に対応した病害虫対策資材。気軽に使いやすく、口に入れても安心な害虫&病気対策の資材をご紹介します。
ベーシックな病害虫に万能で、手軽に使えるスプレーをお探しの方にはコレ!
「ベニカマイルドスプレー」

まずご紹介したいのが、ベーシックな害虫も病気もカバーできる、手軽な万能スプレー「ベニカマイルドスプレー」。希釈の必要がなく、必要な分だけさっと使えるスプレータイプは、家庭菜園やベランダガーデンで楽しむ小規模ガーデナーさんにぴったりです。じつは、このスプレーの有効成分は食品由来! 食品から作られた成分で野菜をガードするので、口に入れても安心です。
「ベニカマイルドスプレー」の特徴は、有効成分が害虫を包み込んで退治する「物理防除剤」だということ。繰り返し使っても効きにくくなることなく、抵抗性や耐性のある病害虫にも対処できます。病気にも害虫にも効果があることに加え、野菜やハーブ、果樹にも幅広く使用できるので、一般的な家庭菜園で育てるものならば、これ1本でほとんどカバーできるはず。隣り合う植物にかかっても問題ありません。たくさんの薬剤を揃える必要がないのも、スペースが限られる家庭菜園には好ポイント。もちろん、家庭菜園以外のガーデンシーンにも大活躍します。使用回数にも制限が無く、収穫前日までOK。難しいことを考えず、気になったときにいつでも使えるのも嬉しいですね。

とにかく害虫を速攻退治したい方にはコレ!
「パイベニカVスプレー」

キャベツやレタスなどの葉物野菜に発生しやすいアオムシ。食欲旺盛でムシャムシャとあっという間に葉を穴だらけにしてしまうので、早めの対処が必要ですが、退治するにはちょっと勇気が必要な虫でもあります。そんな葉をかじる害虫に効果絶大なのが、「パイベニカVスプレー」。除虫菊エキスを使用した天然殺虫成分が、アオムシやコナガ、ケムシなど、葉を食害する害虫を素早く退治してくれます。こちらもスプレータイプなので、1株からでも簡単・手軽に使えるのが嬉しいポイント。もちろん、オーガニック栽培(有機JAS規格)対応なので、家庭菜園でも安心です。葉を食害するアオムシだけでなく、アブラムシやハダニ退治にも有効です。

使用回数などの制限は野菜の種類により異なりますが、最も厳しい葉物野菜の場合、使用回数は2回以内、収穫の7日前まで使用できます。野菜をはじめ、草花や庭木など幅広い植物に使用できますが、2021年6月現在、ハーブには適応がないので注意しましょう。
広めの家庭菜園におすすめ! アブラムシやハダニにお悩みの方にはコレ!
「アーリーセーフ」

アブラムシやハダニ類の対処におすすめなのが、この「アーリーセーフ」。天然(ヤシ油)由来の成分による、オーガニック栽培に適した殺虫殺菌剤で、うどんこ病にも効果があります。においも少なく、収穫前日まで使えて使用回数の制限もありませんので、こまめに使うのが効果的です。
ここまでご紹介した2種類のスプレーに対し、「アーリーセーフ」は希釈して使用するタイプなので、本体はとってもコンパクト。使用時に希釈するひと手間はかかりますが、場所を取らずに保管しておくことができるのは嬉しいですね。希釈するのでコスパもよいのですが、数株だけ育てている人では余らせてしまうかも。広めの家庭菜園で、いろいろな野菜を育てている人におすすめです。

「アーリーセーフ」は水で薄めて使うタイプの殺虫殺菌剤です。希釈倍数は300~600倍と、野菜によって異なります。1mlの薬剤を300mlの水に入れて薄めたものが、300倍の希釈液。1ℓの水にキャップ半分の「アーリーセーフ」を入れると、およそ300倍の希釈液を作ることができます。ペットボトルなどを利用すると後片付けも簡単です。
希釈したら散布器に入れて散布し、すぐに使い切ります。面積当たりの散布目安量は植物により異なるので、ボトルに貼られた説明をよく読んで使いましょう。

病気が発生してしまったら、コレ!
「家庭園芸用カリグリーン」

人にも環境にもやさしい炭酸水素ナトリウムを主成分とする「家庭園芸用カリグリーン」は、うどんこ病や灰色かび病、さび病などに効果がある殺菌剤。発生初期に使用するのが効果的です。ここまでご紹介してきたオーガニック資材では適応がない病気への治療効果もあるので、併せて準備しておくと安心ですね。こちらも「アーリーセーフ」と同じく希釈して使うタイプなので、大きめの家庭菜園で使用するのにおすすめです。
「家庭園芸用カリグリーン」は、殺菌剤としてだけでなく、三大肥料であるチッ素・リン酸・カリの一つ、カリ肥料としても役立ちます。カリ肥料には根の発育や開花・結実を促し、環境への抵抗性を上げる効果があるので、病気に負けない強い株づくりにもピッタリ。過剰障害も起こりにくく、ミツバチやクモなどの益虫にも影響がないので、気楽に使うことができます。

「家庭園芸用カリグリーン」は、水で薄めて使うタイプの殺菌剤。箱を開けると、1回分ずつ小分けにされています。希釈倍数は800~1,000倍程度と、使用したい野菜によって異なりますが、基本の800倍の希釈液は、1ℓの水に1袋を溶かして作れるので、計量の手間なし。希釈後はすぐに使い切りましょう。

「家庭園芸用カリグリーン」のご購入はこちら!※ご紹介した資材は、必ず説明をよく読んで記載内容に従い使用してください。
※使用の際は、手袋等を着用し、目に入ったり肌につかないように注意しましょう。
トラブルなく家庭菜園を楽しむ育て方のコツ

ここまで、家庭菜園で発生しやすいトラブルと、その対処に効果的なオーガニック資材をご紹介してきました。幸い、家庭菜園で育てられるものの多くは病害虫に強く、種類を選べばトラブルも少なく育てられるはず。栽培を楽しむ際には、病害虫の発生を抑える次のような育て方のポイントを押さえておくとよいでしょう。
病気に強い種類を選ぶ
家庭菜園向けにはたくさんの品種が販売されていますが、苗やタネを選ぶ時には、病気に強い品種を。苗の場合は、やや割高ですが、病害虫に強い接ぎ木苗を選ぶと失敗しにくいです。また、栽培が短期間で済むラディッシュや、害虫が発生しにくいトウガラシやローズマリーなど、病害虫に強い野菜やハーブを選んで育てるのもおすすめです。
風通しよく育てる
病害虫は風通しの悪い環境で発生しやすいため、風通しよく育てることが、トラブルなく家庭菜園を楽しむために重要です。風通しよく育てていれば、目も行き届きやすく、発生初期のうちに見つけやすいというメリットも。株と株の間隔をしっかり取り、混み合わないように栽培しましょう。
泥はね対策
雨などによって泥がはねて葉につくと、病気の原因になることがあります。そこで、株元にマルチング材を敷き、泥はね対策をするのも病気の発生予防に効果的。雑草対策にもなり、見た目もきれいに保てますよ。
連作を避ける
野菜の中には、2年以上同じ場所で同じ種類のものを育てると、生育が著しく悪くなるものがあり、これを連作障害と呼びます。連作を嫌う野菜は、同じ場所で続けて栽培しないようにし、同じ科に属する植物の栽培も避けましょう。どうしても避けられない場合は、連作障害を防ぐ資材を利用したり、鉢植えであれば土を入れ替えると連作障害の予防に効果があります。
育てて楽しく、食べて美味しい家庭菜園。オーガニックで栽培できたり、スーパーには並ばない珍しい野菜を育てられたり、自由度が高いのも家庭菜園の魅力の一つです。一度栽培に挑戦すれば、きっとあんな野菜もこんな野菜も育ててみたくなるはず。病害虫対策にぜひご紹介した資材も上手に活用しながら、野菜やハーブのある暮らしを始めてみませんか?
協力/住友化学園芸 https://www.sc-engei.co.jp/
住友化学園芸オンラインショップ
Credit

文/3and garden
ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。
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