植物が少なくなる晩秋から冬は、ガーデンDIYの季節です。庭でたくさんのバラとハーブを育てている大河内和子さんは、つるバラを絡ませるアーチやオベリスクのほか、可愛いガーデンオーナメントも手づくり。身近な素材を用いてつくる、大河内さんのガーデンDIYをご紹介します。

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竹でつくったバラのガゼボ

竹を縦に細く割り、針金で組み合わせたご主人作のガゼボ(東屋)。竹はしなって曲げやすく、丈夫で耐久性もあるので植物を絡ませる庭の構造物にピッタリの素材です。母屋の裏に竹林があるので、竹はそこから切り出しています。

竹の構造体の間に麻ヒモを渡し、バラの枝を誘引しています。株が大きくなって、内側はいずれ半日陰になるため、内側には日陰を好むツワブキやギボウシが植栽されています。

ガゼボの足元には細めの竹を選んで、竹筒のまま地面に深く差して基礎にしています。割った竹で上部の構造体を組み立て、針金で固定しています。自然素材なので見た目にも植物との馴染みがよく、ナチュラルな雰囲気。

内側にはフォーカルポイントに猫のフォルムの椅子を置いて。ピンクのバラはオールドローズ。周りには八重咲きのドクダミやニゲラが咲いています。

鉄筋のアーチとオベリスク

大河内さんは、ホームセンターで手に入る建築用の基礎材も庭の構造物に利用しています。鉄筋もその一つ。鉄筋は安価で女性でも曲げやすく、錆びると枝のような色合いになり、意外にもナチュラルな構造物になってくれます。地面に押しつけながら、テコの原理を使って曲げるのがコツです。

鉄筋同士は細い針金で固定しています。錆びた鉄筋は枝のような風合いです。

剪定枝を使ったガーデンオブジェ

庭の手入れの際に出る樹木の剪定枝も、構造物の素材に利用しています。左は鉄筋と剪定枝を組み合わせてつくった小さな椅子。黄色く群れ咲くラナンキュラス‘ゴールドコイン’とカモミールの花の中に置かれた椅子が、風景をより印象的にしています。メドウ(野原)のような花が群れ咲く箇所には、こうしたガーデンオブジェがフォーカルポイントとして効果的です。

右は鉄筋のバラのアーチの中に置かれたローズサインのオブジェ。公道に面してオープンな場所にあるため、これを置くことで無断で人が足を踏み入れるのをやんわり防いでいます。

パイプアーチをつなげた花のトンネル

シンプルなパイプアーチとガゼボはバラのナーセリー「村田ばら園」のオリジナル商品。パイプアーチとカゼボを連結させ、間に麻ヒモを誘引し、花のトンネルを演出しています。パイプアーチはシンプルなので、組み合わせや移動も容易で使いやすく、気に入っています。

https://www.muratabaraen.jp/庭づくり素材/

ガゼボの内側にはテーブルと椅子がセッティングされ、甘い香りに溢れるバラの小部屋のよう。ガゼボの下部にはメッシュフェンスが張り巡らされており、クレマチスやバラの枝が誘引しやすくなっています。

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Credit

文/3and garden
ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。

撮影/竹田正道

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