子どもの頃、人形の家で遊んだ経験のある人は多いのでは? 小さな家具を並べて、人形たちを動かしながら、自分だけのストーリーにふける至福の時。そんな楽しい時間を大人になっても過ごせるのがミニチュアガーデン作りです。モルタルデコという手法を用いて、ミニチュアガーデンや庭のオブジェ作りのレッスンを行っている原嶋早苗さんにお話を伺いました。
目次
ミニチュアガーデンは、いわばドールハウスの庭版

ミニチュアガーデンは、小さな家の周りに小さな庭を作ったもので、いわばドールハウスの「庭つき一戸建て」。庭には本物の植物を植栽するので、屋外に置くことを想定し、家はモルタルで作成します。風雨にさらされ次第に風合いを増していく建物と、四季を通じて変化する小さな庭は、まさにガーデニングの楽しみをギュッと凝縮したもので、今、ミニチュアガーデン作りは静かなブームとなっています。その人気を示すように、ミニチュアガーデンの作り方を教えてくれる原嶋早苗さんの教室は、数カ月先まで満席だといいます。
「おうち時間が増えたこともあり、大人が夢中になれるクラフトとして受講者の方が増えていますね。私のミニチュアガーデンはモルタルデコという手法で、軽くて扱いやすい素材や道具を使うので、女性でもラクに作れます」
軽くて扱いやすい「モルタルデコ」が女性に人気

モルタルデコとは、スタイロフォームという建築用の断熱材を削って形を作り、そこに薄くモルタルを塗り、色付けしてレンガや擬木のように見せるガーデンクラフトです。
「スタイロフォームは、通常の発泡スチロールと違って粒子が密なんです。防水性が高いのでほとんど水を吸収せず、軽くて丈夫。カッターなどで簡単に切ったり削ったりできて加工性もよいので、屋外使用が前提のガーデンクラフトには最適なんですよ。ミニチュアガーデン作りでもこの素材を使います」
モルタルだけで作ると、重量がありすぎて取り扱いも飾るのも大変ですが、原嶋さんのモルタル造形はスタイロフォームがベースになっているため、見た目の重厚感とは裏腹に、軽量で女性にも扱いやすいのが特徴です。
庭のある人はもちろん、ない人にこそおすすめ

ミニチュアガーデンに使える植物は、建物のサイズに合わせて小さいものに限られますが、根がついているので、生育して建物を覆ったり、花も咲けば実もなり、紅葉も楽しめます。制作が完了した時点で終わりではなく、四季に合わせて常に変化するので、いわば終わりのない立体絵本のようにミニチュアガーデンの世界は続いていきます。

「庭の中ではもちろん、ベランダで “私だけの小さな庭”として可愛がっている方も多いですよ。建物をパン屋さんやカフェ風に作って、その中にソーラーライトを仕込むと、夕暮れどきにパッと明かりが灯って、本当に誰か住んでいるみたいでとっても可愛いんです。夜、帰宅したときにその明かりを見て、“あ、あのカフェまだ営業中だ”とかって、大人でも想像の世界に純粋にひたれる楽しさがありますよね」。
初心者でも安心のオンラインレッスン

原嶋さんはモルタルデコの手法を用い、ミニチュアガーデンをはじめとするガーデンクラフトのレッスンを定期的に開催しています。
「最近はオンラインでのレッスンも行っていますが、初心者の方でも安心して作っていただけるように、まずはテクニックがやさしい『切り株』からスタートし、だんだん複雑な造形も習得できるよう、3ステップにしています。皆さん初めてでもとても可愛く作ってくださって、思い思いの素敵なシチュエーションで写真を撮ってインスタに載せてくれるので、私もそれを見るのが楽しみなんです」
ガーデンストーリー・オリジナルのオンラインレッスン開催

大人気の原嶋さんのモルタルデコレッスンを、ガーデンストーリーで開催決定! 素材と道具を全て一式セットでお送りします。初めてモルタルデコにチャレンジする方にもおすすめの講座です。制作する切り株は、暗くなると明かりが灯るLEDソーラーライト入りのガーデンストーリークラブオリジナルバージョン。新しいことを始めてみたい方、モルタルデコに挑戦してみませんか?
※定員に達したため、応募は締め切りました。たくさんのご応募ありがとうございました。
Credit
文 / 3and garden

スリー・アンド・ガーデン/ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。「ガーデンストーリー」書籍第1弾12刷り重版好評『植物と暮らす12カ月の楽しみ方』、書籍第2弾4刷り重版『おしゃれな庭の舞台裏 365日 花あふれる庭のガーデニング』(2冊ともに発行/KADOKAWA)発売中!
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