華やかな春を迎えるための準備を今、始めましょう。秋は春咲き球根の植え時です。華やかにするには、1球、2球ではなく数十球〜100球単位で植えるのがオススメ。球根をお得にたっぷり手に入れるコツと可愛い植え方をご紹介します。

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どっさり買うにはセールを狙おう

球根花で見応えのある風景をつくるには、ある程度の量が必要です。花色を効果的に使うためには、1㎡当たり少なくとも50球以上を植え込むとよいでしょう。10月も後半になるとセールが始まるので、それを狙ってどっさり買い込むのも賢い入手方法です。ネットショップでは8月のうちから早期予約販売セールをしていることもあるので、要チェック。どうしても咲かせたい特別な花がある場合は、早めに入手しないと人気品種は早々に完売してしまいます。

早すぎ注意! 紅葉を目安に植えよう

春に咲く球根は、冬の寒さにあうことで開花するリズムを持っています。春咲き球根は10〜15度ほどの温度で根を伸ばしますが、20度以上ではうまく育つことができません。球根が店頭に並ぶのは9〜10月ですが、近年の10月の平均気温は約19度。球根を植えるにはまだ少し早いようです。適温前に植えつけてしまうと、茎が短くなったり、生育不良の原因となることがあります。温度は地域ごと、年ごとに変わるので、最適期は一概には決められませんが、自然の中にその目安があります。それは紅葉。球根の植え時は、周囲の木々が美しく紅葉する頃。紅葉は桜前線とは逆に南下してきますが、各地域の紅葉に合わせて球根の植えつけを行いましょう。

毎年咲くもの、一年限りのもの

Ole Schoener/Shutterstock.com

春咲き球根は植えっぱなしで何年も咲いてくれるものと、一年限りで翌年以降は咲かないものが多くあります。チューリップの園芸品種は一年限りと思って毎年秋に植え直したほうがよいでしょう。咲いてはくれても数が少なくなったり、花色が異なったりするので、一年目と同じ華やかな風景は望めません。一方、同じチューリップでも写真の‘レディージェーン’のような原種系の小型チューリップは毎年、繰り返し花を咲かせてくれます。球根が分球し、花の数も増えていくのでローコストという点でもぜひ春の庭の彩りとして取り入れたいものです。以下に植えっぱなしで毎年花を咲かせてくれる春の球根をご紹介します。

 

植えっぱなしで何年もよく咲く春咲き球根/①原種系チューリップとクロッカス ②イフェイオン(ハナニラ) ③スイセンの一部の品種 ④シラー・カンパニュラータ ⑤フリチラリア・メレアグリス ⑥ムスカリ ⑦スノードロップ

Drozdowski/Shutterstock.com

原種系の小型チューリップとクロッカスのミックス植え。どちらも植えっぱなしで増えていくので管理が楽です。

球根の残し方

植えっぱなしで球根を増やしたい場合には、葉が枯れるまで庭に残しておきます。葉が光合成して栄養を球根に送り、球根を太らせるからです。けれども、初夏に向かって庭がキレイになっていく時に、枯れてゆく葉がいつまでも庭に残っているのは気になります。それを解消するためには、球根とほかの草花を秋に一緒に植え込むのがオススメです。初夏に向かって勢いよく成長する宿根草や一年草は、球根の枯れた葉を隠すのにちょうどよく育ってくれます。写真はブルーの花のムスカリから、ピンクの花のワスレナグサへと、花の見頃がちょうどバトンタッチしていくところです。

芝生の中からブーケのようにスイセンの花を咲かせました。一カ所に20〜30球を植え込みます。芝生に植えこむ時は、球根用の穴掘り器があると便利です。

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Credit

写真&文/3and garden
ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。

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